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MBRをGPTに変換する方法|EaseUS Partition Masterで安全・簡単に

さわこ
更新者:さわこ 2025/12/01
   
モンディー
執筆者:モンディー
   

概要:

Windows 11/10/8/7でMBRをGPT形式に変換するには?エラー「このディスクにWindowsをインストールできません」を解消する、安全で簡単な3つの方法をご紹介します。

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Windowsで、「このディスクにWindowsをインストールすることはできません。選択されたディスクには、MBRパーティションテーブルがあります。」というエラーが表示され、MBRからGPTへの変換が必要になったことはありませんか?

本記事では、MBRディスクをGPT形式に変換するための、信頼できる3つの方法をご紹介します。特に、EaseUS Partition Masterを使えば、データ損失なし・数クリックで安全にMBRからGPTに切り替えることが可能です。

以下は、それぞれの方法の特徴です:

  • EaseUS Partition Master:最も使いやすく、データやパーティションを削除することなく、MBRからGPTに変換できる無料ツール。
  • ディスクの管理(Windows標準機能):Windowsに標準搭載されているツール。ただし変換前にすべてのパーティションを削除する必要があります。
  • DiskPart(コマンドラインツール):上級者向けのWindows組み込みコマンドラインツール。パーティションの削除が必要で、操作を誤るとリスクがあります。

この中でも特におすすめなのが「EaseUS Partition Master」です。直感的な画面設計と高い操作性により、初心者でも安全にMBRからGPTに変換できます。

どんな場合にMBRをGPTに変換するか?

MBR(マスターブートレコード)とGPT(GUIDパーティションテーブル)は、Windowsで使用される2つの異なるパーティションスタイルです。どちらもストレージデバイスを管理するための方式ですが、時代の流れとともに、より多機能なGPT形式への移行が進んでいます。

では、どんな場合にMBRディスクをGPTディスクへ変換する必要があるのでしょうか?以下のようなケースでは、MBRのままでは十分な性能や機能が発揮できないことがあります。

  • 2TBを超える大容量ディスクを使いたい場合:MBRでは最大2TBまでしか認識できません。2TBを超える部分は未使用領域になってしまうため、GPT形式に変換することでディスク全体を有効活用できます。
  • 4個以上のプライマリパーティションを作成したい場合:MBRでは基本的に4つのプライマリパーティションまでしか作成できません。GPTなら128個まで作成可能です(OSやツールにより制限あり)。
  • WindowsをUEFIモードでインストールしたい場合:UEFIモードでWindowsをインストールする場合、GPTパーティションが必要です。

GPTディスクのみにWindowsをインストールできます」というエラー メッセージが表示される

上記のどれかに該当する場合は、MBRからGPTへの変換が必要になります。このようなケースでは、EaseUS Partition Masterのような無料かつ安全なツールを使えば、データ損失の心配なく簡単にパーティションスタイルを変更できます。

方法1.EaseUS Partition MasterでMBRをGPTに変換する

適用対象:Windowsを再インストールしたり、データを失ったりすることなく、データ用ドライブやOSのシステムディスクをMBRからGPTに安全に変換したい方におすすめです。

EaseUS Partition Masterは、直感的な操作でMBRディスクをGPT形式に変換できる信頼性の高いディスク管理ツールです。たった数クリックで、パーティションを削除せずに安全に変換を実行できます。

他の方法(ディスクの管理やDiskPart)と比較して、EaseUS Partition Masterには以下の利点があります:

  • すべてのパーティションを保持:EaseUS Partition Masterを使えば、変換中にパーティションを削除する必要はありません。
  • データ損失なし:変換作業を行っても、ドライブ上のファイルやシステムデータはそのまま安全に保持されます。

🆓無料版あり:EaseUS Partition Masterは無料で試用でき、MBRからGPTへの変換も手軽に試すことができます。

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※:マザーボードがブート ディスクをGPTに変換するためのUEFIブート モードに対応していることを確認してください(このディスクはOSを含む)。そうしないと、GPTへ変換後にコンピューターが起動できなくなります。

ステップ1. EaseUS Partition Master を起動し、サイドメニューから「ディスクコンバーター」を選択します。「MBR=>GPT」を選び、「次へ」をクリックします。

MBRディスクからGPTディスクに変換2

ステップ2. GPTに変換したいディスクを選択し、「変換」ボタンをクリックします。

MBRディスクからGPTディスクに変換2

ステップ3. 「変換」ボタンをクリックすると、GPTディスクからMBRへの変換が始まります。

MBRディスクからGPTディスクに変換3

ステップ4. 変換が正常に完了すると、「変換に成功しました」と表示されます。

MBRディスクからGPTディスクに変換4

GPTに変換したのはWindowsのシステム ディスクだったら、コンピューターでUEFIブート モードを有効にしてOSを起動可能にする必要があります。操作手順は次のとおりです。

ステップ1.PCを再起動し、「F2」/「F8」/「F12」/「Del」キーを押すことでBIOS設定メニューに入ります。

ステップ2.UEFIモードを有効にします。

  • 「起動」>「CSM」の順に移動して「CSMの起動」を有効にします。CSMが無効になっている場合は、ステップ4に進みます。
  • 「起動デバイス制御」を「UEFIのみ」に設定します。
  • 「ストレージ デバイスからの起動」を「UEFIドライバーのみ」に設定します。

「ストレージ デバイスからの起動」を「UEFIドライバーのみ」に設定します

ステップ3.GPTに変換したディスクを起動優先順位のトップに設定します。

GPTに変換したディスクを起動優先順位のトップに設定します。

ステップ4.変更を保存してBIOSを終了し、GPTディスクからPCを再起動します。

コンピューターがGPTディスクから自動的に再起動するまで待ちます。

ご注意:方法2と方法3はどちらも、データ ディスクのみをGPTに変更するしかできません。起動ディスクの場合、OSが起動できなくなる可能性があります。また、ディスク上のすべてのパーティションを削除するように求められます。ディスク上に重要なファイルがある場合は、事前にバックアップしてください。迅速かつ無料のバックアップ ソフトをお探しのなら、EaseUS Todo Backupが推奨されます。

方法2.ディスクの管理を使ってMBRからGPTに変更する

適用対象:パーティションとデータを削除して、データ ディスクをMBRからGPTに変更します。

ディスクの管理でデータ ディスクをGPTに変換するには、MBRディスク上のすべてのパーティションを削除する必要があります。そうしないと、ディスクの管理で「GPTディスクに変換」オプションがグレー表示されます。すべてのパーティションが削除されたら、「GPTディスクに変換」オプションが利用できるようになります。

操作手順:

ステップ1.「PC」や「マイ コンピューター」を右クリックし、「管理」>「ディスクの管理」を選択します。

ステップ2.ターゲットMBRディスク上の各パーティションに対して「ボリュームの削除」操作を行います。

ステップ3.ディスク上のすべてのパーティションが削除されるまで、ステップ2を繰り返します。

ステップ4.ディスク全体が未割り当てとして表示されたら、MBRディスクを右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択します。

「GPTディスクに変換」を選択します。

ディスク変換が完了したら、ディスクの管理を閉じます。必要に応じて新しいディスク上でパーティションを作成したり、ディスクに新しいOSをインストールしたりできます。

方法3.DiskPartを使用してMBRからGPTへ変換する

適用対象:パーティションを削除して、DiskPartコマンドでデータ ディスクをMBRからGPTに変換します。

DiskPartを使用してMBRからGPTに変換するにはディスク全体をクリーンアップする必要があるため、事前にディスク内のデータをバックアップしてください。それから、以下の手順に従って、MBRディスクをGPTディスクに変換します。

ステップ1.検索ボックスに「cmd」と入力します。

ステップ2.「コマンド プロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

ステップ3.「diskpart」と入力して「Enter」キーを押します。

許可を求めるダイアログ ボックスが表示されたら、「はい」をクリックします。

ステップ4.次のコマンド ラインを1つずつ入力するたびに「Enter」キーを押します。

  • list disk
  • select disk 1(1をMBRディスクのディスク番号に置き換えます)
  • clean
  • convert gpt

DiskPartはディスク上のすべてのパーティションを削除してからディスクをGPTに変換します。

すべてのパーティションを削除してからディスクをGPTに変換します

ステップ5.変換が完了したら、「exit」と入力します。

その後、新しいGPTディスク上でパーティションの作成などを行うことができます。

ヒント:ファイルのバックアップを忘れたため、cleanコマンドを元に戻したい場合は、EaseUS製パーティション復元ソフトを使用してパーティションとファイルを復元することができます。

まとめ

このページでは、MBRをGPTに変換する方法を3つご紹介しました。データ損失やOS起動問題なく、データ ディスクとOSディスクをMBRからGPTに変換するには、EaseUS Partition Masterが最適なオプションとなります。その「GPTに変換」機能により、パーティションを削除する必要がなくなるため、データの損失は一切発生しません。

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Windows 11/10/8/7安全性100%

データ ディスクをMBRからGPTに変換するための無料ツールとして、ディスクの管理やDiskPartは試してみる価値があります。パーティションを削除してMBRをGPTに変換する前に、必ずデータのバックアップを取ってください。

MBRをGPTに変換するためのWindows組み込みユーティリティMBR2GPT.EXEが推奨される場合もありますが、それはWindows Creator's Update以降でのみ利用可能で、上記で紹介した方法よりもはるかに複雑です。詳細については、こちらのページを参照してください。

MBRからGPTへの変換に関するよくある質問

1:MBRとGPTの違いは何ですか?

MBR(マスターブートレコード)は古い形式のパーティションスタイルで、最大容量は2TB、最大4つのプライマリパーティションに制限されています。GPT(GUIDパーティションテーブル)はより新しい形式で、2TB以上のディスク容量や128個以上のパーティションに対応し、UEFIブートにも対応できます。Windows 11では、インストール時にGPT形式のディスクが推奨・要求されています。

2:MBRをGPTに変換するとデータは消えますか?

方法によります。Windows標準ツール(DiskPartまたはディスクの管理)を使うと変換前にパーティションの削除が必要なのでデータが消えます。しかし、EaseUS Partition Masterのようなサードパーティ製のディスク管理ソフトを使えば、データを保持したまま安全にMBRからGPTに変換可能です。

3:システムディスク(OSがインストールされているディスク)もMBRからGPTに変換できますか?

はい、EaseUS Partition Masterでは、システムディスクも変換可能です。ただし、マザーボードがUEFIブートをサポートしており、PCのBIOS設定で「UEFIモード」が有効になっていることを必ず確認してください。そうでない場合、変換後にPCが起動しなくなるリスクがあります。

4:MBRをGPTに変換したあと、逆にGPTからMBRに戻すことはできますか?

はい、可能です。ただし、戻す際にもデータ損失の可能性があるため、必ずバックアップを取ってから行ってください。EaseUS Partition Masterでは、GPTからMBRへの変換もサポートしています。

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