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パーティションを移動して、HDDの空き領域を利用する方法

さわこ
更新者:さわこ 2025/04/17
   
chalk
執筆者:chalk
   

概要:

HDD上にいくつかの未割り当ての領域がありますが、既存のドライブに分けられています。既存のパーティションを移動して、すべての空き領域を集めて、一つのパーティションとして利用したい場合、何か方法がありますか?この記事では、パーティションの移動、HDDの空き領域を利用する方法を紹介します。

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「HDDの空き容量があるのに、Cドライブがいっぱいで困っている…」そんなお悩みをお持ちではありませんか?実は、パーティションを移動・調整することで、未使用の空き領域を有効活用し、Cドライブなどの容量不足を簡単に解消することができます。本記事では、Windowsでパーティションを安全かつ効率的に移動する方法を、初心者にもわかりやすく解説します。おすすめの無料ツールや注意点も紹介しているので、パソコンのパフォーマンス改善やストレージ整理にお役立てください。

パーティションを移動するための準備

パーティションの移動やサイズ変更は非常に便利な操作ですが、誤った手順を踏むとデータが失われてしまうリスクもあります。そのため、作業を始める前に、しっかりと準備を整えることがとても重要です。ここでは、安全にパーティションを移動するために必要な3つのポイントを紹介します。

データのバックアップ:パーティションの移動や変更は、ディスク全体に影響を与える操作であるため、万が一の予期せぬトラブル(停電やソフトウェアの不具合など)によって、データが消えてしまう可能性があります。そのため、作業を始める前に、重要なファイル(写真、動画、文書、仕事のデータなど)は、必ず外付けハードディスクやUSBメモリ、クラウドストレージ(Google ドライブ、OneDrive、Dropboxなど)にバックアップしておきましょう。

信頼できるパーティション管理ソフト:パーティションを移動・変更するには、専用のパーティション管理ソフトを使うのが一般的です。Windowsにも「ディスクの管理」という標準ツールが搭載されていますが、機能が限られており、細かな調整や複雑な操作には対応していない場合があります。そのため、より高機能で操作が簡単な専用ソフトを利用することをおすすめします。

パーティションを移動する手順

初心者の方にも扱いやすく、多くの人に支持されている無料パーティション管理ツールの一例として、「EaseUS Partition Master」があります。

このツールは、以下のような特徴があります:

  • 直感的な操作画面で初心者にもわかりやすい
  • パーティションの移動、サイズ変更、結合、分割などが簡単にできる
  • 変更前にプレビュー確認ができるので安心

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EaseUS Partition Master を使って、パーティションを移動する手順は下記の通り:

ステップ1. EaseUS Partition Masterを実行して、ソフトのメイン画面で容量を調整したいパーティションを右クリックして、「サイズ調整/移動」を選択します。

ご案内:EaseUS Partition Masterは「スマートリサイズ技術」を採用しています。この技術によりますと、ディスクにある未割当容量を自動的に検出され、パーティションの末の黒点をトラックして、直接に選定のパーティションに容量を調整できるので、隣接領域で未割当容量を作る必要がありません。

EaseUS Partition Masterでパーティションのサイズを変更する1

ステップ2. パーティションの末にある黒い点を右にトラックしてパーティションの容量を拡大し、左にトラックして容量を縮小して「OK」ボタンをクリックします。

EaseUS Partition Masterでパーティションのサイズを変更する2

ステップ3. ソフトのメイン画面で上部で保留中の操作をクリックして、「適用」をクリックして、変更を適用します。

EaseUS Partition Masterでパーティションのサイズを変更する3

パーティション移動時の注意点とトラブル対策

パーティションの移動は便利な一方で、注意が必要な操作です。操作中の強制終了は絶対に避け、事前のバックアップをしっかりと行うことで、トラブルのリスクを大幅に減らすことができます。

万が一の事態にも落ち着いて対応できるよう、復元ソフトやバックアップの準備をしておくとより安心です。安全に作業を進めて、快適なパソコン環境を整えましょう。

豆知識1:パーティションとは?

パソコンや外付けハードディスクを使っていると、「Cドライブ」や「Dドライブ」といった名称を目にしたことがあると思います。これらは「パーティション」と呼ばれるもので、1つのハードディスクやSSD(ソリッドステートドライブ)をいくつかの領域に分割して、それぞれを別々のドライブのように扱えるようにしたものです。

パーティションの定義

パーティションとは、ストレージ(記憶装置)を論理的に区切った領域のことを指します。たとえば、1台のハードディスクに「Cドライブ」と「Dドライブ」がある場合、物理的には1つのディスクでも、ソフトウェア的には2つの異なるドライブのように見えるのです。

このようにパーティションを分けることで、データの管理やバックアップ、トラブル時の復旧がしやすくなります。また、異なる用途で領域を使い分けることもでき、パソコンの使い勝手が向上します。

なぜ複数のパーティションがあるのか?

複数のパーティションを設定する理由はいくつかあります。

まず、重要なシステムデータと個人のファイルを分けて保存することで、万が一システムに不具合が生じた場合でも、大事なデータを安全に保ちやすくなります。たとえば、パソコンの「Cドライブ」にWindowsなどのOS(オペレーティングシステム)をインストールし、「Dドライブ」に写真や文書などの個人データを保存しておけば、OSを再インストールする際に「Dドライブ」のデータはそのまま残すことができます。

また、複数のパーティションがあることで、特定の領域だけをフォーマット(初期化)したり、別のOSをインストールする「デュアルブート」環境を構築したりと、高度な使い方も可能になります。

CドライブとDドライブの役割の違い

一般的なWindowsパソコンでは、CドライブにはOSやアプリケーション、システムファイルが保存されており、パソコンの動作に必要不可欠な部分です。一方、Dドライブは主にデータ保存用の領域として使われることが多く、写真や動画、書類などのユーザーデータを保存するのに適しています。

このように役割を分けておくことで、Cドライブの空き容量を確保しやすくなり、パソコンの動作が安定しやすくなるというメリットもあります

豆知識2:パーティション移動でできること

パソコンのストレージを使っていると、「Cドライブの容量が足りないけれど、Dドライブには空きがたくさんある」といった状況に出くわすことがあります。このようなときに便利なのが、「パーティションの移動」や「サイズ変更」といった操作です。では、パーティションを移動することで、具体的にどんなことができるのでしょうか?以下に、主なメリットをご紹介します。

空き領域の再配置:パーティションの移動を行うと、ディスク内の未使用の空き容量を、必要なパーティションへ移動させることができます。たとえば、Dドライブにたくさんの空きがある場合、その一部をCドライブに割り当てて、Cドライブの容量を広げることが可能です。

これにより、Cドライブの容量不足によるエラーメッセージや動作不良などを防ぐことができ、システムの安定した動作が保たれます。

ドライブ間の容量の再分配:パーティションを移動することで、ドライブ間の容量をバランス良く再配分することができます。たとえば、Cドライブの容量が足りない一方で、Dドライブにほとんど使われていない領域がある場合、その領域をCドライブに移すことで、より効率的なディスク利用が可能になります。このような再分配は、特にソフトウェアやWindowsのアップデートで多くの空き容量が求められるCドライブにとって、非常に有効です。

システムの安定性やパフォーマンスの向上:パーティションを適切に調整することで、システムの安定性や全体的なパフォーマンスの向上にもつながります。特に、Cドライブが容量不足になると、パソコンの起動が遅くなったり、アプリケーションの動作が不安定になったりする原因になります。パーティションの移動や拡張を行い、Cドライブに十分な空き容量を確保しておくことで、こうしたトラブルを未然に防ぎ、快適なパソコン環境を維持することができます。

まとめ

Cドライブの容量不足は動作の遅れやエラーの原因になりますが、パーティションを移動すれば簡単に解消できます。専用ソフトを使えば操作も難しくなく、誰でも手軽に実行可能です。また、ストレージの状態を定期的に確認し、容量を整理することで、パソコンをより快適に保つことができます。パーティション移動は快適なPCライフの第一歩です。

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よくある質問

1. パーティションを移動するとデータは消えますか?

通常、信頼できるパーティション管理ソフトを正しく使用すれば、データが消えることはありません。ただし、操作ミスや予期せぬトラブルに備えて、事前に必ずデータのバックアップを取りましょう。

2. Windows標準の「ディスクの管理」ツールでもパーティション移動はできますか?

Windowsの「ディスクの管理」では、パーティションの削除や拡張など基本的な操作は可能ですが、「未割り当て領域が隣接していない場合の拡張」や「パーティションの移動」には対応していません。その場合は、専用のサードパーティ製ソフトを使うのがおすすめです。

3. パーティション移動にかかる時間はどのくらいですか?

移動するデータ量やHDDの容量、パソコンの性能によって異なりますが、数分〜数十分程度かかることがあります。時間に余裕のあるときに実行しましょう。

4.SSDでもパーティション移動はできますか?

はい、SSDでもパーティション移動は可能です。ただし、SSDは読み書き回数に制限があるため、必要以上の操作は避けた方が長寿命につながります。また、操作時には「4Kアライメント」などの設定を維持できるソフトを使うと安心です。

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