> How to Use > パーティション管理 > Windows 10からWindows 11へデータを失わずにアップグレードする方法

Windows 10からWindows 11へデータを失わずにアップグレードする方法

さわこ
更新者:さわこ 2025/07/08
   

概要:

Windows 10からWindows 11にデータを失わずにアップグレードするには、まず大切なデータをバックアップまたはクローンしておきましょう。それから、お使いのPCがWindows 11の最小システム要件を満たしているか確認します。準備が整ったら、Windows 11 インストールアシスタントまたはインストールメディアを使ってアップグレードを始めることができます。

無料体験
トロフィーのアイコン 6,000万利用者がご信頼
 

Windows 10からWindows 11にデータを失わずにアップグレードするには、Windows 11 インストールアシスタントやインストールメディアを利用することができます。ただし、その前に万が一に備えて、大切なデータをバックアップまたはクローンしておくことをおすすめします。同時に、お使いのPCがWindows 11の最小システム要件を満たしているかどうかも確認しておきましょう。

手順1.アップグレード前に大切なデータをバックアップする

Windows 10からWindows 11へアップグレードする前に、最も重要なのがデータのバックアップです。通常、Windowsのアップグレードでは個人用ファイルやアプリが保持されますが、予期せぬエラーや途中でのトラブルが発生した場合、データが失われる可能性もゼロではありません。そのため、事前にしっかりとバックアップを取っておくことが安全なアップグレードへの第一歩です。

データをバックアップする手順:

以下の手順に従って、データのバックアップを行ってください。

ステップ1. Windowsのアップグレード前に、バックアップしたい大切なファイル、ドキュメント、設定などを確認します。

ステップ2. 自分に合ったバックアップ方法を選びます。

  • Windowsのバックアップ機能(ファイル履歴など)を利用する:外付けハードドライブやネットワーク上の場所にファイルをバックアップできます。
  • EaseUS Todo Backupなどの無料のサードパーティ製バックアップツールを使う:より高度なバックアップと復元機能を利用できます。

ステップ3. バックアップの保存先として、外付けドライブ、USBメモリ、またはネットワーク上の保存場所を指定します。

ステップ4. 画面の案内に従ってバックアップを開始し、バックアップ内容を確認してから、バックアップドライブを安全に取り外します。

データをクローンする手順:

EaseUS Partition Masterは、使いやすくて多機能なパーティション管理ツールです。このソフトを使えば、ディスクのデータを簡単に別のディスクやパーティションにクローンすることができます。データを失うことなくWindows 10からWindows 11へアップグレードするためには、このステップがとても重要です。

無料体験
トロフィーのアイコン 6,000万利用者がご信頼

ステップ1. EaseUS Partition Masterを起動し、サイドメニューの「ディスククローン」から「パーティションクローン」を選択します。

パーティションをクローンする手順1

ステップ2. クローン元となるパーティションと、クローン先となるパーティションをそれぞれ指定して、「次へ」とクリックします。

パーティションをクローンする手順2

ステップ3. 警告メッセージが表示される場合、内容を確認し「はい」をクリックします。すると、クローン作業が始まります。※ クロン先となるパーティションのデータが完全に削除されますので、事前にバックアップを取っておいてください。

パーティションをクローンする手順3

手順2.互換性の確認

最初に説明した通り、Windows 10からWindows 11へアップグレードするには、お使いのPCがWindows 11の最小要件を満たしている必要があります。これには、ハードウェア要件、OS要件、機能に関する要件、そして仮想マシンのサポートが含まれます。

もしPCが「セキュアブート」、「TPM 2.0」、「対応CPU」などをサポートしていない場合、残念ながらそのPCはWindows 11へのアップグレード要件を満たしていません。その場合、非対応のWindows 10パソコンに無理にWindows 11をインストールすると、動作の不安定化やセキュリティリスクなど、多くの問題や危険が生じる可能性があります。

⭐関連記事:Windows 11アップグレードのためのディスク準備方法

Microsoftは、それを確認するためのツールとして「PC 正常性チェック」アプリを提供しています。このアプリを使えば、あなたのPCがWindows 11に対応しているかどうかを簡単に調べることができます。

PC正常性チェックアプリの使い方:

Microsoftの「PC 正常性チェック」をダウンロードしてインストール

  • Microsoftの公式サイトから「PC 正常性チェック」をダウンロードします。
  • 「WindowsPCHealthCheckSetup.msi」ファイルを開き、利用規約に同意して「インストール」をクリックします。
  • 「PC 正常性チェックを開く」にチェックを入れ、「完了」をクリックします。

互換性チェックを実行

  • アプリのホーム画面には「PC 正常性を一目で確認」と表示されます。
  • その中にある「Windows 11 のご紹介」というボックスの下にある「今すぐチェック」をクリックします。
  • アプリがすぐに、あなたのPCがWindows 11の最小システム要件を満たしているかどうかを確認してくれます。
このPCはWindows 11の要件を満たしています

手順3.アップグレードの開始

Windows 10からデータを失わずにWindows 11へアップグレードしたい場合は、まず現在のWindows 10が最新の状態であることを確認してください。

ステップ1:Windowsキー + I を押して「設定」を開きます。「更新とセキュリティ」を選択し、「更新プログラムのチェック」をクリックします。

ウィンドウズ・アップデートの更新チェック

ステップ2:新しいWindowsのバージョンが見つかった場合は、「ダウンロードしてインストール」をクリックします。

⏩もしWindows 11のアップデートが表示された場合は、そのままダウンロードしてインストールすることでアップグレード可能です。この場合、Windows 11インストールアシスタントやインストールメディアを使う必要はありません。

手順4.Windows 10をWindows 11にアップグレードする

これまでの準備が整ったら、いよいよこのステップに進みましょう。以下の2つの方法から選ぶことができます。

🚩オプション1:Windows 11 インストールアシスタントを使用する

Windows 11 インストールアシスタントは、ユーザーがWindows 11へアップグレードする際にサポートしてくれる公式アプリです。

Microsoftは通常、Windows Updateを通じてWindows 11のアップグレードが自動的に提供されるまで待つことを推奨していますが、このアシスタントを使えば、それを待たずに手動でアップグレードを行うことも可能です。

つまり、Windows UpdateにまだWindows 11が表示されていない場合でも、「Windows 11 インストールアシスタント」を使ってアップグレードを開始することができます。

ステップ1:お使いのブラウザで次のページ(https://www.microsoft.com/software-download/windows11)にアクセスし、[Windows 11 インストールアシスタント]をダウンロードします。

ステップ2:インストールアシスタントが、PCがWindows 11のシステム要件を満たしているかどうかを自動的に確認します。要件を満たしていれば、インストールを進める案内が表示されるので、[同意してインストール]をクリックします。

ステップ3:Windows 11へのアップグレード中に再起動を求められたら、[今すぐ再起動]をクリックします。

ステップ4:PCの再起動後、Windows 11のアップグレードプロセスが自動的に進行します。この間、PCは複数回自動的に再起動されます。

ステップ5:アップグレードが完了すると、Windowsのサインイン画面が表示されます。デバイスにサインインすれば、Windows 11へのアップグレードがすべて完了です。

手順5.アップグレード完了後の確認

インストールが完了したら、まずは大切なデータやアプリケーションが正常に残っているかを確認しましょう。問題がない場合でも、必要に応じて古いハードウェアドライバーを最新のものに更新しておくことをおすすめします。

まとめ

Windows 10からデータを失わずにWindows 11へアップグレードしたいですか?その場合は、上記で紹介した各フェーズに従って順を追ってアップグレード作業を進めてください。

マイクロソフトのアップグレードプロセスは基本的にファイルを保持するよう設計されていますが、万が一に備えて、重要なデータのバックアップやクローンを事前に行うことを強くおすすめします。

私たちの検証によると、EaseUS Partition Masterは、操作も簡単で機能も充実しており、アップグレード時の心強いサポートツールです。

無料体験
トロフィーのアイコン 6,000万利用者がご信頼

よくある質問

1.Windows 10からWindows 11にデータを失わずにアップグレードできますか?

もちろん可能です。Windows 10からWindows 11へのアップグレードは、正しく行えば、ファイル、設定、アプリケーションをそのまま引き継ぐ形で実行されます。ただし、万が一に備えて大切なファイルは事前にバックアップしておくことをおすすめします。

2.Windows 11にアップグレードすると、すべてのデータが消えてしまいますか?

いいえ、そんなことはありません。通常、Windows 10からWindows 11へのアップグレードでファイルがすべて消えてしまうことはありません。

3.データを失わずにクリーンインストールでWindows 11を導入することはできますか?

はい、特定の手順を踏めば、ファイルや一部のアプリを保持したままWindows 11をクリーンインストールすることが可能です。ただし、一般的な「クリーンインストール」では、ディスク内のデータがすべて削除されます。

その代わりに、「このPCを初期状態に戻す」機能を使ってファイルを保持したまま再インストールするか、インストールメディアを用いた「インプレースアップグレード」(上書きインストール)を実行することで、個人データを保存しつつWindows 11を再インストールすることができます。

EaseUS Partition Master Free の詳細については>>

高機能なディスク管理

パーティション管理ソフトのボックス

Partition Master Professional

一番使いやすいディスク管理ソフトで、素人でもディスク/ パーティションを自由に変更できます!