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Windows 11アップグレードのためのディスク準備方法

さわこ
更新者:さわこ 2025/07/02
   

概要:

この記事では、Windows 11へのアップグレードに備えてディスクを準備する方法を5つのステップに分けて紹介しています。その中には、EaseUS Partition Masterを使った方法も含まれています。さらに、Windows 11をインストールするおすすめの方法についても解説しています。

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マイクロソフトは、Windows 10のサポートを2025年10月に終了すると発表しました。これを受けて、多くのWindows 10ユーザーが、無料のソフトウェアアップグレードや技術サポート、セキュリティ修正を受けるためにWindows 11へのアップグレードを検討しています。しかし、Windows 11の最低ハードウェア要件を満たしていなかったり、必要な準備が足りなかったためにアップグレードに失敗するケースもあります。

この記事では、Windows 11へのアップグレードに向けてディスクを準備するための5つのステップをご紹介します。さらに、Windows 11のインストール方法についても学ぶことができます。

 

Windows 11アップグレード用ディスクを準備するステップ🔥

以下の内容は、Windows 11アップグレードのためにディスクを準備する方法を説明します。1つずつチェックしてみてください。

ステップ1:システムの互換性を確認する

まず、お使いのWindowsパソコンがWindows 11の最小システム要件を満たしているか確認しましょう。

項目 要件内容
プロセッサー 1GHz以上、2コア以上の64ビット対応CPU
メモリ (RAM)     4GB以上
ストレージ 64GB以上の空き容量
グラフィックス DirectX 12対応のGPU、WDDM 2.0ドライバが必要
ファームウェア UEFI対応、セキュアブート対応
TPM バージョン2.0
ディスプレイ 720p以上の解像度、9インチ以上、8ビットカラー対応
インターネットとアカウント セットアップ時にインターネット接続とMicrosoftアカウントが必要

Microsoftは、それを確認するためのツールとして「PC 正常性チェック」アプリを提供しています。このアプリを使えば、あなたのPCがWindows 11に対応しているかどうかを簡単に調べることができます。

PC正常性チェックアプリの使い方:

Microsoftの「PC 正常性チェック」をダウンロードしてインストール

  • Microsoftの公式サイトから「PC 正常性チェック」をダウンロードします。
  • 「WindowsPCHealthCheckSetup.msi」ファイルを開き、利用規約に同意して「インストール」をクリックします。
  • 「PC 正常性チェックを開く」にチェックを入れ、「完了」をクリックします。

互換性チェックを実行

  • アプリのホーム画面には「PC 正常性を一目で確認」と表示されます。
  • その中にある「Windows 11 のご紹介」というボックスの下にある「今すぐチェック」をクリックします。
  • アプリがすぐに、あなたのPCがWindows 11の最小システム要件を満たしているかどうかを確認してくれます。

⭕互換性がある場合、「このPCはWindows 11の要件を満たしています」というメッセージが表示されます。その場合はWindows 11を無料でダウンロード・インストールし、最新の機能を使用できます。

このPCはWindows 11の要件を満たしています

❌お使いのデバイスに互換性がない場合、「このPCは現在、Windows 11システム要件を満たしていません」というメッセージが表示されます。

このPCは現在、Windows 11システム要件を満たしていません

ステップ2:Microsoftアカウントを設定してファイルを転送、またはデータをバックアップする

パーティションのサイズ変更やディスクのフォーマット中にデータが失われる可能性があるため、事前に以下の準備をしておくことをおすすめします。

  • 保存しておきたいファイルの容量が少ない場合は、「ドキュメント」「写真」「ビデオ」などの重要なファイルを外付けハードドライブやUSBメモリに手動でコピーしておきましょう。
  • Microsoftアカウントを使って、Windows 11へのファイルやデータの移行を行うのも便利です。Microsoftアカウントを使用すると、Microsoft 365、OneDrive、Microsoft Edge、Microsoft StoreなどのすべてのMicrosoftサービスが1つのアカウントで連携され、スムーズなデータ移行と管理が可能になります。
  • 保存したいデータ容量が多い場合は、「Windowsバックアップと復元」などのWindows標準のバックアップ機能や、EaseUS Todo Backupなどのサードパーティ製バックアップソフトを使うと便利です。

ステップ3:EaseUS Partition Masterを使ってMBRをGPTに変換する

Windows 11はUEFIモードにのみ対応しているため、ディスクのパーティション形式はMBRではなくGPTである必要があります。つまり、インストール先として選んだディスクがMBR形式の場合、そのままではWindows 11をインストールすることができません。

その場合は、上記で紹介したパーティション管理ソフト「EaseUS Partition Master」を使えば、データを失うことなくMBRディスクをGPTディスクに変換することが可能です。

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ステップ1. EaseUS Partition Master を起動し、サイドメニューから「ディスクコンバーター」を選択します。「MBR=>GPT」を選び、「次へ」をクリックします。

MBRディスクからGPTディスクに変換2

ステップ2. GPTに変換したいディスクを選択し、「変換」ボタンをクリックします。

MBRディスクからGPTディスクに変換2

ステップ3. 「変換」ボタンをクリックすると、GPTディスクからMBRへの変換が始まります。

MBRディスクからGPTディスクに変換3

ステップ4. 変換が正常に完了すると、「変換に成功しました」と表示されます。

MBRディスクからGPTディスクに変換4

ステップ4:EaseUS Partition MasterでCドライブの容量を拡張する

先ほども説明したとおり、Windows 11 には少なくとも 64GB の空き容量が必要です。ただし、Cドライブの空き容量が不足していたり、Windowsの動作が遅くなっている場合は、Cドライブの容量を拡張することをおすすめします。これにより、一時ファイルや今後のアップデートのための空き容量を確保することができます。

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ステップ1.「1クリックで調整」をクリックしてCドライブを拡張します。

Cドライブの容量が不足したら、Cドライブの上にマウスを置くと、EaseUSパーティションマスターにディスク容量不足のアラートが表示されます。「ワンクリック調整」をクリックして拡張します。

「ワンクリック調整」をクリックして拡張します

ステップ2.「OK」をクリックして、Cドライブを自動的に拡張します。

「OK」をクリックすると、EaseUSパーティションマスターはCドライブにスペースを自動的に割り当てて、スペース不足の問題を解決します。

Cドライブを自動的に拡張します

追加オプション:「手動で調整」をクリックして、Cドライブを手動で拡張することもできます。

手動調整に切り替えるときは、Cドライブを選択し、ドットを右にドラッグしてCドライブにスペースを追加します。「OK」をクリックして確定します。

ステップ3.Cドライブのディスク容量不足を解決することを確認します

上隅にある[~個のタスクを実行]ボタンをクリックし、「適用」をクリックして保留中のすべての操作を開始します。

Cドライブのディスク容量不足を解決することを確認します

ステップ5:WindowsブータブルUSBを作成する

ブータブルUSBを作成する前に、以下の点にご注意ください。

  • 安定したインターネット接続が可能なパソコンを用意してください。インターネット接続の速度によって、ダウンロードにかかる時間が変わります。
  • 8GB以上の空き容量がある新しいUSBメモリをご用意ください。この作業では、USB内のすべてのデータが消去されるため、大事なデータが入っていないUSBを使ってください。
  • 25文字のプロダクトキーをご準備ください。ただし、多くの最近のパソコンには、製品のファームウェアにプロダクトキーがあらかじめ組み込まれています。その場合、プロダクトキーを手動で入力する必要はありません。ファームウェアのプロダクトキーとインストールするWindowsのバージョン・エディションが一致していれば、自動的に適用されます。

それでは、そのやり方をご紹介します。

ステップ1:任意のブラウザで「Windows 11 のダウンロード」公式サイトを開きます。

ステップ2:「Windows 11 のインストールメディアを作成」セクションの中にある「今すぐダウンロード」をクリックし、ダウンロードされた「MediaCreationTool.exe」ファイルを実行します。

おまけのヒント:おすすめのWindows 11インストール方法

Windows 11へのアップグレードのためにディスクを準備する方法を学んだら、次は実際にWindowsの設定からWindows 11をインストールする手順を紹介します。

ステップ1:キーボードで「Windowsキー + I」を押して「設定」を開きます。「更新とセキュリティ」を選び、「Windows Update」をクリックします。

ステップ2:「Windows Update」画面で「更新プログラムのチェック」をクリックします。

ウィンドウズ・アップデートは、アップデートのチェックをクリックします。

ステップ3:Windows 11 のインストール準備が整っている場合は、画面に通知が表示されます。「ダウンロードしてインストール」をクリックしてください。

ステップ4:「ソフトウェア ライセンス条項」が表示されたら、「同意してインストール」をクリックします。その後、自動的にWindowsのダウンロードと更新が始まりますので、しばらくお待ちください。

まとめ

Windows 11へのアップグレードに向けて、ディスクをどのように準備すればよいのでしょうか?この記事では、Windows 10からWindows 11へアップグレードする前に確認しておきたい、5つの具体的なステップをわかりやすく紹介しています。アップグレード前に、ぜひ注意深くチェックしておきましょう。

ご覧のとおり、EaseUS Partition Master はとても便利なツールです。まだダウンロードしていない方は、ぜひ今すぐ試してみてください!また、記事の最後には、一番おすすめのWindows 11インストール方法も紹介していますので、そちらもお見逃しなく。

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よくある質問

1:なぜWindows 10ユーザーはWindows 11にアップグレードしたいのでしょうか?

 Windows 11は、ハイブリッドな働き方の時代に対応するために、生産性向上のための新機能や多くの機能強化が導入されています。

2:Windows 11をインストールする他の方法はありますか?

もちろんあります。Windows 11インストールアシスタントを使ってアップグレードする方法や、インストールメディア(USBなど)を使ってインストールする方法もあります。

3:自分のディスクが MBR か GPT かはどうやって確認するのですか?

キーボードで「Windowsキー + X」を押して、「ディスクの管理」を選択し開きます。対象のドライブ(例:Cドライブ)が含まれるディスクを探して、そのディスクを右クリックします。「プロパティ」を選び、「ボリューム」タブをクリックします。そこに表示されている「パーティションのスタイル」の項目で、MBRかGPTかが確認できます。

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