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パソコン処分前に必須!データ消去の方法【無料】

さわこ
更新者:さわこ 2025/09/04
   

概要:

パソコンを処分する際、データをただ削除するだけでは個人情報が漏洩するリスクがあります。本記事では、データ削除と完全消去の違いや、物理破壊や専用ソフトを使った安全な消去方法を解説。

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パソコンを処分する際に、ただ本体を廃棄するだけでは非常に危険です。というのも、ハードディスクやSSDなどの記憶媒体には、写真、メール、パスワード、銀行情報などの個人情報がそのまま残っている可能性があるからです。たとえファイルを「削除」したつもりでも、データ復元ソフトを使えば簡単に復元されてしまうこともあります。情報漏洩が起これば、なりすまし被害や詐欺のリスクが高まるだけでなく、会社や他人の情報が含まれていれば法的な責任を問われる場合も。安全かつ適切にパソコンを処分するためには、専門的な方法でデータを完全に消去することが非常に重要です。

「データ削除」と「データ消去」の違い

「データ削除」と「データ消去」は、一見似たような意味に思えますが、実際にはまったく異なるものです。

データ削除:コンピュータやスマートフォンなどのデジタル機器上に保存されているファイルや情報を使えないようにする操作を指します。たとえば、写真、文書、アプリ、動画などのファイルを選択して「削除」することがこれに該当します。「データ削除」は一時的・表面的な処理であり、個人情報を完全に守りたい場合や機器を他人に譲渡・処分する場合には、「データ消去」や「完全消去(上書き)」など、より専門的かつ確実な方法が必要です。

データ消去:記憶媒体に保存されているデータの痕跡を完全に書き換えて、第三者がいかなる方法を使っても復元できないようにする処理を指します。とくにパソコンを処分・譲渡する際には、この「完全消去」を行うことが非常に重要です。個人情報を守るためには、信頼性の高いデータ抹消ソフトなどを利用した専門的な処理が必要不可欠です。

PC破壊

パソコン処分時によくある誤解と失敗例

パソコンを処分する際に、多くの人が陥りやすい誤解やミスがあります。たとえば、「初期化すれば大丈夫」と思い込んで安心してしまうケースが典型的です。確かに初期化を行うことでパソコンは出荷時の状態に戻りますが、実はデータは物理的には消えておらず、専用の復元ソフトを使えば簡単に個人情報が取り出されてしまいます。

また、ストレージ(HDDやSSD)をパソコンに入れたまま処分してしまうのも非常に危険です。特にパソコン下取りやリサイクルに出す際には、記憶装置を取り外すか、事前に確実なデータ消去を行う必要があります。

さらに、知識がないまま安易に「フォーマット」をしてしまう人も多いです。これも見かけ上はデータが消えたように見えますが、実際には復元が可能な場合がほとんど。こうした誤解や不十分な処理が、個人情報の漏洩や不正利用につながるリスクを高めるのです。安心・安全にパソコンを処分するためには、正しい知識と確実なデータ消去手段を選ぶことが欠かせません。

パソコン処分前にデータを完全消去する方法

方法1.ハードディスクを物理的に破壊してデータを完全消去する

データを完全に消去する方法の一つに、手動による物理的な破壊があります。中でも代表的なのが、ハードディスクを物理的に壊す方法です。例えば、ドリルで穴を開けたり、ハンマーで強く叩いたり、金属カッターで切断したりすることで、記録部分を傷つけ、読み取りできない状態にします。また、企業などでは「HDDシュレッダー」という専用の機器を使ってハードディスクを細かく粉砕することもあります。これらは特に機密情報を扱う場面で多く使用される手段です。

ただし、このような方法には注意が必要です。破壊作業の際に破片が飛び散る危険があり、安全面での配慮が欠かせません。また、SSDの場合は構造上、単に破壊するだけではデータを完全に消去できない可能性があり、より専門的な対応が必要になることもあります。

こうした費用や手間、安全性を考えると、個人で行う場合には、後述の専用ソフトを使ったデータ消去のほうが、現実的かつ効率的な方法といえるでしょう。

方法2.ソフトウェアを使ってデータを完全消去する

ここでおすすめなのが、無料で使えるデータ消去ツール「EaseUS Partition Master Free」です。このソフトには、ハードディスクやSSDのデータを完全に消去できる機能が搭載されており、DoD 5220.22-Mといった高度な消去方式にも対応しています。操作はとても簡単で、初心者でも迷わず使えるユーザーフレンドリーな設計が魅力です。

特に、パソコンを他人に譲渡したり廃棄したりする前に、プライバシーを保護したいと考えている方にとって、EaseUS Partition Master Freeはコストを抑えつつ高いセキュリティを確保できる、理想的な選択肢といえるでしょう。

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EaseUS Partition Masterでのデータ消去手順:

ステップ1. EaseUS Partition Master を起動すると、パソコンに接続されている内蔵ディスクや外付けハードディスク、USBメモリなどのストレージが自動的に一覧表示されます。この中から、データを消去したいディスクを右クリックし、「ワイプ」を選択します。

「ワイプ」を選択

ステップ2. 上書きの回数を1回〜10回までの範囲で選択できます(上書き回数が多いほど、処理には時間がかかります)。設定が完了したら、「OK」をクリックして次へ進みます。

データを消去

ステップ3. メイン画面右下に表示される「タスクを実行」ボタンをクリックして、データの消去処理を開始します。

データ消去を開始

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データを安全に消去した後のパソコン処分方法

データを確実に消去したあとは、パソコン本体の処分方法にも注意が必要です。正しく処分することは、環境保護や情報漏洩防止の観点からも極めて重要です。以下に代表的な処分方法と、それぞれのポイントをご紹介します。

メーカーや自治体によるリサイクル回収

家庭で使用したパソコンは、「資源有効利用促進法」により原則としてメーカーによる回収が義務付けられています。PCリサイクルマークがついていれば、無料で回収してもらえるケースが多く、各メーカーの公式サイトから申し込みが可能です。また、一部の自治体では小型家電リサイクル回収ボックスを設置しており、そこに投函できることもあります。ただし、ディスプレイ一体型など一部回収対象外の場合もあるため、事前に確認することが大切です。

中古買取に出す場合の注意点

パソコンにまだ動作の問題がなく、再利用可能な場合は、リユース目的で中古買取業者に売却するのも選択肢の一つです。ただし、いくら信頼できる業者でも、データ消去は必ず自分で済ませてから引き渡すのが原則です。また、査定前に付属品(ACアダプター、バッテリー、保証書など)を揃えておくと、より高値がつくこともあります。分かりやすい方法で初期化やデータ消去の証明ができると、取引もスムーズになります。

不法投棄や情報漏洩を防ぐチェックリスト

  • データは完全に消去したか(ソフトを使って消去済か)
  • ストレージ(HDD/SSD)を取り外すまたは消去したか
  • 処分方法は適法で、信頼できるルートか
  • 個人情報やログイン情報が記載された付属書類(保証書など)は残っていないか

これらをすべて確認しておくだけで、パソコン処分にともなうトラブルを未然に防ぐことが可能です。適切で安全な処分を行うことで、大切な情報も環境も守ることができます。

まとめ

パソコンを処分する際には、データの完全消去が何よりも重要です。初期化や通常の削除だけでは不十分で、個人情報が復元されるリスクがあります。しかし、専門知識がなくても、信頼できる無料ソフトを使えば、安全にデータを消去することが可能です。

EaseUS Partition Master Freeを活用すれば、難しい操作なしで確実なデータ消去と安心のパソコン処分が実現できます。大切な情報を守るためにも、正しい方法で処分を行いましょう。

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よくある質問(FAQ)

1.データを完全に消去するにはどうすればいいですか?

信頼性のあるデータ消去ソフトを使用するのが効果的です。たとえば、無料で使える「EaseUS Partition Master」は、ドライブ内のデータを復元不可能なレベルまで上書きして消去する機能があります。初心者でも扱いやすいのが特長です。

2.SSDでもデータを完全に消去できますか?

はい、SSDでもデータを消去することは可能です。ただし、HDDとは構造が異なるため、通常の「フォーマット」や「初期化」だけでは不十分な場合があります。EaseUS Partition Masterでは、SSDにも対応した安全な消去方式が用意されており、復元不可能なレベルでのデータ消去が可能です。安心してご利用いただけます。

3.SSDとHDDでは消去方法に違いがありますか?

はい、あります。HDDはセクター単位での物理的上書きが有効ですが、SSDは構造上ウェアレベリングなどの影響により、一般的な上書きだけでは残留データが残る可能性があります。そのため、SSDの消去には、専用ソフトを使うか「セキュア消去」機能が付いたツールが推奨されます。EaseUS Partition MasterもSSD対応です。

EaseUS Partition Master Free の詳細については>>

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