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外付けHDDがアクセスできない時のデータ復元

さわこ
更新者:さわこ 2025/09/28
   
chalk
執筆者:chalk
   

概要:

ウィルス、誤操作、システム障害など、 予期しない状況によって、外付けHDDのパーティションテーブルが破損し、アクセスできなくなることがよくあります。上記のトラブルに遭遇したら、下記の3つの方法で、外付けHDDを修復してみてください。

EaseUS Data Recovery Wizard

外付けHDDに保存していた大切な写真や仕事のデータに、急にアクセスできなくなった――そんな経験はありませんか?「接続はされているのに認識されない」「エラーが表示されて開けない」「カチカチと変な音がする」など、外付けHDDが故障したときの症状はさまざまです。原因がわからず、データが消えてしまったのではと不安になる方も多いでしょう。

しかし、アクセスできなくなったからといって、必ずしもデータが完全に失われているわけではありません。状態によっては、自分で復元できるケースもありますし、専門業者による復旧が可能な場合もあります。

この記事では、外付けHDDが認識されない・アクセスできないときに試すべき対処法や復元方法について、わかりやすく解説していきます。

外付けHDDがアクセスできない原因

外付けHDDが突然使えなくなった場合、まずは「何が原因でアクセスできないのか」をできる限り特定することが、正しい対処の第一歩です。

原因は大きく分けて「論理障害」と「物理障害」の2種類に分類されます。論理障害とは、ファイルシステムの破損やソフトウェアの不具合によってデータにアクセスできなくなる状態です。一方、物理障害はハードディスク自体の部品(基板、モーター、ヘッドなど)が故障している状態を指します。

よくある原因には以下のようなものがあります:

  • ファイルシステムの破損
  • USBケーブルやポートの不良
  • OSの不具合やドライバーの問題
  • 電源不足や衝撃による損傷

まずは別のUSBポートに差し替えてみたり、他のパソコンに接続してみるなど、簡単なチェックを行いましょう。これだけで解決するケースも少なくありません。

外付けHDDにアクセスできない問題を修復する方法

下記の2つの方法で、外付けhddにアクセスできない問題を修復することができます。

方法1.復元ソフトでデータを復元して、外付けHDDをフォーマット

外付けHDDがアクセス不能になったり、フォーマットを要求されるような状況になってしまった場合でも、実際にはデータがHDD内に残っていることがあります。そのような論理障害に対して有効なのが、データ復元ソフトの活用です。

現在、多くのデータ復元ソフトが開発されており、無料で使用できるものも数多く存在します。その中でも、操作が簡単で初心者でも扱いやすいものが「EaseUS Data Recovery Wizard」などの定評あるソフトです。

以下、EaseUSを例に使用手順を簡単にご紹介します。

ステップ1.エラーが発生したディスクをパソコンに接続して、ソフトを開きます。そして、初期画面でそのディスクを選択した上、「↻」をクリックし、接続したドライブの情報を更新します。目標ドライブが検出されたら、それを選びます。そして、「紛失データの検索」をクリックします。

wdrw-nofound-driver-1.png

ステップ2.スキャンプロセスが自動的に実行されます。エラー発生のディスク上のすべての復元可能なファイルを検出します。

エラーディスク 復元2

ステップ3.スキャンのプロセスが終わったら、ファイルを復元するには、検出できたファイルを選択して「復元」をクリックしてください。(目標ファイルをもっと素早く特定するため、上部メニューの「フィルター」を利用してください。)

エラーディスク 復元3

方法2.CHKDSKコマンドで外付けHDDを修復する

CHKDSKとは、Windowsに標準で搭載されているディスク診断・修復ツールです。ディスク上のエラーや不良セクタ、ファイルシステムの破損などを検出し、自動的に修復してくれる機能があります。特に論理的な障害が原因でHDDが認識されない場合に効果が期待できます。

以下の手順でCHKDSKを実行してみましょう:

手順1.スタートメニューの検索ボックスに「cmd」を入力して、管理者として実行します。

手順2.以下のように入力して、Enterキーを押します

chkdsk E: /f /r

(※「E:」の部分は、外付けHDDに割り当てられているドライブ文字に置き換えてください)

chkdsk E: /f /r

復旧できるケース・できないケースの見分け方

外付けHDDにアクセスできなくなった場合、状況によっては市販のデータ復元ソフトやWindows標準の機能で復旧が可能な場合もありますが、逆に、自力では対応が難しく専門業者に依頼すべきケースもあります。以下では、復旧できる可能性があるケースと、自力では困難なケースを見分けるポイントをご紹介します。

自力で復旧できる可能性があるケース

  • 外付けHDDがパソコンに認識されている(エクスプローラーや「ディスクの管理」に表示される)
  • 「フォーマットしますか?」というメッセージが出る
  • 誤って削除・フォーマットしてしまった
  • ディスクから異音がしない/物理的な損傷が見当たらない

自力では復旧が難しい、または危険なケース

  • 外付けHDDがパソコンにまったく認識されない(ディスクの管理にも表示されない)
  • HDDから「カチカチ」や「ガリガリ」といった異常音がする
  • 外付けHDDを落下させた、あるいは水に濡らしてしまった
  • 復元ソフトでスキャンしてもデータが全く見つからない、もしくはエラーが出る

まとめ

外付けHDDがアクセスできない時は、原因に応じた正しい対処が重要です。まずは接続や認識状態、異音の有無を確認し、論理障害なら復元ソフトの活用も有効です。異音や物理的損傷がある場合は、無理をせず専門業者に相談しましょう。慌てず冷静な対応が復旧への第一歩です。

よくある質問

1. 外付けHDDを接続してもパソコンに表示されません。どうすればいいですか?

まずは他のUSBポートや別のパソコンで接続を試してみてください。それでも認識されない場合は、「ディスクの管理(Windows)」や「ディスクユーティリティ(Mac)」で認識されているか確認してください。物理的な故障の可能性がある場合は、専門業者への相談をおすすめします。

2. 「フォーマットしてください」と表示されますが、中のデータを復元できますか?

はい、可能性はあります。フォーマット要求はファイルシステムの破損が原因の場合が多く、データ復元ソフトを使えば中のデータを取り出せることがあります。ただし、上書きを防ぐためにも、フォーマットは絶対にしないでください。

3. 無料のデータ復元ソフトで本当に復旧できますか?

論理障害であれば、EaseUS Data Recovery Wizard Freeのような無料ソフトでの復元も可能です。ただし、無料版には復元可能な容量や機能に制限があることが多く、大量のデータを復元したい場合は有料版の利用を検討してください。

4. データ復旧業者に依頼すると費用はどのくらいかかりますか?

状況や障害レベルによって異なりますが、論理障害なら数万円程度、物理障害では10万円以上かかる場合もあります。事前に見積もりが可能な業者を選び、納得のうえで依頼することが大切です。

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