突然「ディスクはフォーマットされていません」と表示されたときの原因と対処法

いつもどおり外付けHDDをパソコンに接続しただけなのに、「ディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか？」とメッセージが表示されて驚いた方も多いでしょう。

実はこれ、Windowsがドライブ内のファイルシステムを正常に読み込めず、「このディスクは使えない」と誤認識している状態です。大切な写真や仕事のファイルが入っている場合、「フォーマットしますか？」にうかつに「はい」を押すのはかなり危険。最初にすべきは、原因を知って適切な対処をすることです。

では、なぜこのようなエラーが起きてしまうのでしょうか？

「フォーマットされていません」エラーの主な原因

「ディスクが突然使えなくなった…」そう感じるときは、PCのなかでパーティションテーブルやファイルインデックスといった「データ管理の住所録」が壊れているケースがほとんどです。ひとことで言えば、データはあってもOSが見失っている状態となっています。その原因は以下のように分類されます。

🔸1. 物理的なダメージ

落下、水没、過度な使用時間などによるHDDやUSBメモリ本体の故障。精密機器なので、日々の扱いが意外と重要です。

🔸2. 論理的エラー（システム的な問題）

ソフトウェア的なファイル破損や、Windowsの不具合、ウイルス感染など。とくに突然の強制終了や取り外し操作が論理エラーを引き起こしやすい傾向があります。

多くのケースで復旧可能な場合はこの「論理的エラー」に該当します。では、このエラーが起きた場合、どう対応すべきなのでしょうか？次章で詳しく解説していきます。

まず取るべき行動は「データの保護」

HDD、外付けHDD、USBメモリなどの記憶装置で「ディスクはフォーマットされていません」エラーを引き起こす原因はいろいろあります。このメッセージが表示された場合、焦ってフォーマットせず、以下の手順でデータを保護・救出することが大切です。

ステップ1.「EaseUS Data Recovery Wizard」を使ってデータを救出しよう

「EaseUS Data Recovery Wizard」は、破損したファイルシステム（RAW状態）からでもデータを高確率で復元できる、信頼性の高い復旧ソフトです。

復元操作はシンプルで、ディスクを選んでスキャン→復旧対象のデータを選んで保存するだけ。初心者でも安心して使える点が大きな強みです。

EaseUS Data Recovery Wizardでデータを復元する手順は以下になります。

ステップ1.「フォーマットされていません」エラーが発生したデバイスをパソコンに接続して、ソフトを開きます。そして、ソフトのインタフェースでそのデバイスを選択した上、「スキャン」をクリックします。

ステップ2.ソフトが自動的にそのデバイスを全体的にスキャンし始めます。

ステップ3.スキャンの結果で表示されるファイルから必要なファイルを選択して「リカバリー」をクリックすることで保存します。

🔻【注意】データの保存先は必ず別のドライブやフォルダに指定しましょう。上書きすると復元できなくなる可能性があります。

「フォーマットされていません」エラーの修復方法

データの救出が終わったら、ディスク自体の修復に進みましょう。物理故障ではないと仮定したうえで、以下の方法を検討してください。

方法1. CHKDSKでディスクエラーを修復する

CHKDSKを実行すると、フォーマットされていないエラーが修復することが可能です。

• スタートメニューで「cmd」と検索し、右クリック「管理者として実行」
• 「chkdsk G: /f」（※Gは対象のドライブ名）と入力してEnterキーで実行
• 自動的にスキャンと修復作業が行われる

方法2. ドライバーを更新する

ディスクメディアを認識できません。フォーマットされていないエラーが発生する可能性があります。ドライバーのバージョンが古いまま使い続ければ、外付けHDDが認識できなくなる場合があります。そこで、ドライバーを更新すると、フォーマットされてないエラーが修正することが可能です。

• Win+Sキーでディバイスマネージャーを開く
• 「ディスクドライブ」から対象HDDを右クリック
• 「ドライバーの更新」→「最新版を自動検索」を選択する
• 更新のプロセスが終わったら、PCを再起動する

方法3. DiskPartで強制的にフォーマットする

ハードドライブをフォーマットする方法は複数あります。もし、エラーが発生したディスクのフォーマットに失敗したら、 DiskPart またはサードパーティソフトウェアを使って、ォーマットツールを使用して再試行できます。 

• CMDより diskpart と入力し、以下のコマンドを順番に実行する

list volume
select volume 〇（該当ドライブ番号）
delete volume override

• その後、ディスクの管理画面から「新しいシンプルボリューム」を作成し、再フォーマットを行う

方法4. パーティションを削除して再構成

• ファイルエクスプローラーで「PCを右クリック→管理」→「ディスクの管理」
• 対象ドライブを右クリック「ボリュームの削除」
• 未割り当て領域を右クリック→「新しいシンプルボリューム」で作成

トラブル再発を防ぐために知っておきたいこと

何度も同じエラーが出る場合は、ハードウェアの問題が再発している可能性があります。以下の対策は再発防止に効果的です。

🔸安全な取り外し操作を習慣化する
🔸定期的にドライブをS.M.A.R.T診断（例：CrystalDiskInfo）でチェック
🔸重要ファイルは必ずクラウドや外部メディアへバックアップ

ちょっとした心がけで、大切なデータを守る確率はぐっと上がります。

まとめ

「ディスクはフォーマットされていません」と表示されても、冷静に対応すればデータは取り戻せる可能性が大きいです。ポイントは、

• フォーマットを押す前に、データ復元を試みる
• EaseUS Data Recovery Wizardなど、信頼できるソフトを活用
• データ救出後にディスクの修復・フォーマットを実施

このように正しい手順を踏めば、大切なデータを失わずに済むかもしれません。もしものために、今すぐバックアップ体制も見直してみてはいかがでしょうか。

よくある質問（FAQ）

1.「フォーマットしますか？」って出たけど、押していいの？

まだ押さないでほうがいいです。まずはEaseUS Data Recovery Wizardなどの復元ツールでデータ救出が最優先です。

2. 一度フォーマットしてからでも復元できますか？

はい。データが上書きされていなければ、復元できる可能性があります。

3. EaseUSの製品は安全ですか？

世界中の専門メディアでも実績あります。ZDNetなどでも評価されている信頼性の高い製品です。
 

関連製品についてもっと詳しくはこちら>>