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Windows 10からWindows 11へのユーザープロファイルと設定の移行方法

WuYanG
更新者:WuYanG 2025/06/11
   

概要:

Windows 10からWindows 11へユーザープロファイルと設定を移行する方法をご紹介します。手動での移行方法に加え、EaseUS Todo PCTransやMicrosoftのUser State Migration Toolなどのサードパーティ製ツールを利用する方法があります。また、データ移行に関する関連情報もご確認いただけます。

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現在、私のシステムには2つのWindowsがインストールされています。Cドライブには長年使用しているWindows 10、WドライブにはクリーンインストールしたWindows 11があります。新しいWindowsインストール環境にユーザープロファイルを完全に移行することができません。

これまでに、プロファイルフォルダを新しい/users/フォルダにコピーし、既存のWindows 11プロファイルとマージする方法を試みましたが、プロファイルが破損してしまい、Windows 11を再インストールせざるを得ませんでした。移行しようとしているプロファイルは「ローカル」プロファイルとして登録されているため、「プロファイルをコピー」する高度なシステムオプションが機能しません。

マイクロソフトは2025年10月14日以降、Windows 10に対して無料のソフトウェアアップグレード、テクニカルサポート、セキュリティ更新プログラムの提供を終了します。このため、多くのWindows 10ユーザーがWindows 11 24H2へのアップグレードを検討しています。

しかし、一部のWindows 10 PCではコンピュータハードウェアの要件を満たさず、Windows 11へのアップグレードができない場合があります。そのため、新しいWindows 11搭載PCを購入したユーザーや、2つのWindows OSを利用しているユーザーは、Windows 10からWindows 11へユーザープロファイルと設定を移行する必要が生じる可能性があります。

より多くのユーザーがWindows 10からWindows 11にユーザープロファイルと設定を移行できるように、この投稿をシェアしてください!

 

#1.Windows 10からWindows 11へのユーザープロファイル手動移行方法

1つまたは2つのユーザープロファイルのみを移行したい場合で、サードパーティツールを使用したくない場合は、Windows 10からWindows 11へ手動でユーザープロファイルと設定をコピーできます。手順は以下の通りです。

手順1:Windows 10での準備

  • 1.Windows 10を起動します
  • 2.C:\Users\【ユーザー名】フォルダを開きます
  • 3.ユーザープロファイルフォルダ内のコンテンツ(ドキュメント、ダウンロード、ピクチャ、ビデオなど)を外付けハードドライブまたは別のストレージデバイスにコピーします

手順2:Windows 11での新規ユーザー作成

  • 1.Windows 11を起動します
  • 2.Win + Iキーを押してWindows設定を開きます
  • 3.[アカウント] > [家族とその他のユーザー]を選択します
  • 4.新しいプロファイルを追加するか、管理者権限を持つ新しいローカルユーザーアカウントを作成します

手順3:Windows 11へのデータ移行

  • 1.新しく作成したユーザープロファイルでWindows 11にログインします
  • 2.コピーしたWindows 10ユーザープロファイルのコンテンツを、新しいユーザープロファイルのC:\Users\【新しいユーザー名】フォルダに貼り付けます

#2.EaseUS Todo PCTransによるユーザープロファイルと設定の転送🔥

複数のユーザープロファイルを簡単に転送したい場合、専門的なPCデータ移行ツール「EaseUS Todo PCTrans Free」がおすすめです。このツールでは、ユーザーアカウント(アカウント設定・ユーザーデータ・個人用設定・電源オプションを含む)をWindows 10からWindows 11へワンクリックで転送できます。

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主な特徴

Step 1:Todo PCTransを2台のPCに同時に実行し、「PCからPCへ」を選択します。(画面の右上にある「認証コード」をクリックすることで本PCの認証コードを確認することが可能)

データ転送するステップ1

Step 2:ここで移行可能なPCが自動的に検出され、左側に表示されます。左側から目標PCを選択して「接続する」ことができます。目標PCがない場合は、「PCを追加」ボタンをクリックしてipアドレスで追加することができます。

データ転送するステップ2

ご案内:認証コード」をクリックして認証コードでPCを追加することも可能です。

データ転送するステップ3

Step 3:ソフトはまず移行元のファイル、アプリ、またはアカウントを分析します。データの分析が終わったら、「編集」ボタンをクリックして転送したいデータを自由に選択します。

データ転送するステップ5

注:アカウント欄の編集画面で現PCに存在するすべてのアカウントが表示されます。ドメインアカウントを移行する場合、アカウントでお持ちのドメインアカウントをチェックしてください。

ドメインアカウントを選択して移行します

Step 4: 転送したいデータを全て決定した後、「転送」ボタンをクリックして、移行を始めてください。

データ転送するステップ6

#3.MicrosoftのUSMT(User State Migration Tool)を使用する

※このツールは企業向けなので、個人も使えますが、手順は大変面倒です。

Windows 10からWindows 11へユーザープロファイルと設定を移行する方法として、最後にご紹介するのはMicrosoftの「User State Migration Tool(USMT)」です。USMTは、大規模な自動展開を行う管理者向けに設計されたツールです。

例えば、Microsoftコミュニティの事例では、170名規模の部署でユーザープロファイルを移行する場合、USMTを使用するのが最適な方法であると示されています。

 USMT​について

  • USMTは、新しいWindowsインストールに移行する前に、ユーザーアカウント、ユーザーファイル、OS設定、およびアプリケーション設定を取得します。
  • USMTは、PCの交換およびPCのリフレッシュ移行の両方に適しています。
  • USMTはWindows Assessment and Deployment Kit(Windows ADK)の一部です。

 

USMTを使用してWindows 10からWindows 11にユーザープロファイルと設定を移行する手順​
以下の手順に従ってください。技術者でないユーザーには操作が難しいため、注意が必要です。

フェーズ1. USMTのダウンロードとインストール​

手順1.​Windows ADKをダウンロードしてインストールします > インストーラーを実行します。
​手順2.​​ 「インストールする機能を選択」画面で、「User State Migration Tool (USMT)」を選択します。

フェーズ2. 移行の計画

手順1.​​ オンライン移行またはオフライン移行を選択します。オフライン移行では、Windows Preinstallation Environment (WinPE) または Windows.old ディレクトリのファイルを使用できます。
​手順2.​​ 移行から除外するコンポーネントがある場合は、Config.xml ファイルを作成します。このファイルを生成するには、ScanState.exe コマンドに以下のパラメータを指定します:

/genconfig  
/i - 引数として、ScanState.exeで使用する.xmlファイルを指定します。  

例:以下のコマンドは、MigDocs.xml と MigApp.xml から Config.xml を生成します。

ScanState.exe /genconfig Config.xml /i:MigDocs.xml /i:MigApp.xml  

フェーズ3. Windows 10からファイルと設定を収集​

手順1.​​ Windows 10をバックアップします > すべてのアプリケーションを終了します。

  • ※注意:​​ /c オプションを使用しない場合、USMTはファイルや設定の移行に失敗すると停止します。/c を使用すると、エラーを無視してログに記録します。Config.xml で無視するエラーを指定できます。

手順2.​​ ソースマシンで ScanState.exe を実行し、ファイルと設定を収集します。必要な .xml ファイルをすべて指定してください。

  • 例:ScanState.exe \\server\migration\mystore /config:Config.xml /i:MigDocs.xml /i:MigApp.xml /v:13 /l:ScanState.log  

手順3.​​ 作成したストアが破損していないことを確認するため、UsmtUtils.exe /Verify コマンドを使用します。

フェーズ4. 移行先PCの準備とファイル・設定の復元​

​手順1.​​ Windows 11に同じバージョンのアプリケーションをすべてインストールします > すべてのアプリを終了します。

  • ※注意:​​ LoadState.exe 実行中にアプリが起動していると、データが完全に移行されない可能性があります。移行中に問題が発生した場合は /c で続行します。Config.xml で無視するエラーを定義できます。

手順2.​​ 移行先マシンで LoadState.exe を実行します。ScanState.exe で使用した .xml ファイルと同じセットを指定します(Config.xml は必須ではありません)。

  • 例:LoadState.exe \\server\migration\mystore /config:Config.xml /i:MigDocs.xml /i:MigApp.xml /v:13 /l:LoadState.log  

手順3.​​ LoadState.exe 実行後、サインアウトします。フォント、背景、スクリーンセーバーなどの設定は、再度サインインするまで適用されません。

まとめ

Windows 10からWindows 11にユーザープロファイルと設定を移行する方法は? この記事では、3つの実用的な方法を紹介します。ご自身の状況に応じて適切な方法を選択してください。

簡単に言えば、​​1つのユーザープロファイルと設定のみを移行する場合​​、Windows 10システムから手動でコピーし、Windows 11システムに貼り付けることができます。
​複数のユーザープロファイルと設定を移行する必要がある場合​​、強力な機能と分かりやすい操作手順を備えた「EaseUS Todo PCTrans Free」の利用が適しています。

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よくある質問

1.Windows 10から11へのアップグレードで個人ファイルやアプリは保持されますか?

はい、保持されます。Microsoftアカウントでのログインが不要なローカルアカウントを使用して、設定アプリの更新ページまたはアップグレードアシスタントからWindows 10をWindows 11にアップグレードできます。この移行は簡単で、データ、設定、インストール済みのソフトウェアに影響はありません。

プログラムを失わずにWindows 10からWindows 11にアップグレードしたい場合、「EaseUS Todo PCTrans」がより包括的な選択肢です。

2.Windowsアカウント間で設定を移行する方法

Windows 10でユーザーアカウント間でデータを移行するには、以下の手順を参照してください。

手順1. 検索バーに「コントロールパネル」と入力 > 開きます

手順2. 「システム」をクリック > 「システムの詳細設定」を選択 > 「ユーザープロファイル」タブで「設定」をクリック

手順3. コピーしたいプロファイルを選択 > 「コピー先」をクリック

手順4. 「参照」を選択するかフォルダ名を直接入力 > 「OK」をクリック

3.ユーザープロファイル同期について

Microsoft SharePointは、Active Directory同期タスクを通じてユーザーとグループの属性情報をユーザープロファイルアプリケーション(UPA)にインポートします。

Microsoft Entra IDに新しいユーザーが追加されると、ユーザーアカウント情報がSharePointディレクトリストアに送信され、UPA同期プロセスが事前定義された属性セットを使用してユーザープロファイルアプリケーションにプロファイルを生成します。プロファイルが作成されると、これらのプロパティへの変更は定期的な同期プロセスの一部として同期されます。

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