> How to Use > データ復旧 > 日立HDDハードドライブが認識されない問題を修正する方法

日立HDDハードドライブが認識されない問題を修正する方法

さわこ
更新者:さわこ 2025/11/05
   
Yiko
執筆者:Yiko
   

主な内容:

概要:

なぜ日立製ハードドライブがWindowsで認識されない、または正常に動作しないのでしょうか?その原因と、認識されないエラーを修復する方法についてご紹介します。

EaseUS Data Recovery Wizard

「Hitachi Touro Desk ProとTouro Deskの両方を所有しています。通常のTouro Deskは問題なく認識され、正常に動作していますが、『Pro』モデルはPCに認識はされるものの、アクセスできません。どうすればよいでしょうか?」

このように、日立製の外付けHDDが正しく認識されなかったり、アクセスできなくなったりする問題に直面したことはありませんか?ディスクをPCに正しく接続しているにもかかわらず、エクスプローラーに表示されなかったり、開けなかったりする場合があります。

本記事では、日立のハードディスクがパソコンで動作しない・認識しないといった問題の原因と、初心者でも簡単にできる対処法についてご紹介します。お困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。

動作しない日立HDDのデータを救出する

エラーを修復する前に、まずHDDからデータを救出することをお勧めします。エラーを修正する途中で、日立HDDのデータが失われる可能性があります。この時、データ復元ソフトが必要となります。ここでは、信頼性の高いハードドライブデータ復元ソフト - EaseUS Data Recovery Wizardを使うことで失われたファイルをすぐに戻すことができます。

ステップ1.場所の選択

ソフトウェアを起動し、USBメモリ/外付けハードディスクをパソコンに接続します。ソフトウェアが自動的に検出します。そのデバイスを選択し、「紛失データの検索」をクリックします。

※手動的に「↻」をクリックして情報を更新することもできます。

wdrw18-select-portable-drive.png

ステップ2.スキャンとファイルの選択

スキャンが終わったら、メニューで「フォルダ」あるいは「種類」をクリックしてください。そして、展開されたリストでファイルのフォルダまたは種類を選択してください。ファイル名が知っている場合は、直接に検索することもできます。フィルターを利用し、もっと便利に目標のファイルを探せます。

復元したいファイルを素早く指定し、プレビューすることができます。

wdrw18-step-select-pass.png

ステップ3.復旧場所を選んで復元

復元したいファイルを選択してから「復元」をクリックしてください。選択されたファイルの保存場所を指定して復元を終えます。

※ファイルの上書きを避けるため、復元されたファイルを元場所と異なるディスクで保存したほうがいいです。

wdrw18-step-select-recover-pass.png

日立HDDが認識されないエラーを修復する方法

方法1:ディスクの管理でハードディスクの状態を確認する

まずは、Windowsの「ディスクの管理」ツールを使って、日立のハードディスクが正しく認識されているかを確認しましょう。

ステップ1:画面左下のWindowsロゴ(スタートボタン)を右クリックし、表示されるメニューから「ディスクの管理」を選択します。

ステップ2:表示された画面の中から、対象の日立製ハードディスクを探します。もしそのハードディスクが「未割り当て」「初期化されていません」「オフライン」などと表示されている場合は、ドライブ自体は認識されているものの、正常に読み込まれていない状態です。このような場合は、比較的簡単に修復できる可能性があります(詳しい対処法は方法2をご参照ください)。

初期化されていません

方法2:新しい外付けドライブを初期化・ボリューム作成する

前述のとおり、日立製のハードディスクが「未割り当て」「初期化されていない」「オフライン」などと表示される場合、その状態が原因で正常にアクセスできないことがあります。

このような場合は、ディスクを初期化し、新しいボリュームを作成することで問題を解消できる可能性があります。以下の手順に従って操作してください。

ステップ1:「ディスクの管理」を開き、対象のHitachiハードディスクを右クリックし、「ディスクの初期化」を選択します。

ディスクの初期化

ステップ2:初期化するディスクを確認し、パーティションスタイルとして「MBR」または「GPT」のいずれかを選択して、「OK」をクリックします。

※一般的な用途ではMBRで問題ありませんが、2TB以上のディスクを使用する場合はGPTを選ぶのがおすすめです。

ステップ3:初期化が完了したら、「未割り当て」と表示されている領域を右クリックし、「新しいシンプルボリューム...」を選択します。表示されるウィザードに従ってボリュームのサイズやドライブ文字を設定し、フォーマットすれば作業完了です。

新しいシンプルボリューム

方法3.日立HDDのドライバーを再インストールする

外付けの日立製ハードディスクがパソコンで認識されない場合、「デバイスマネージャー」や「ディスクの管理」でドライブが表示されないことがあります。そのようなときは、ドライバーに問題がある可能性が高いため、ドライバーを一度アンインストールし、再インストール(または更新)することによってトラブルが解消されることがあります。

以下の手順で、ドライバーの更新または再インストールを行ってみましょう。

ステップ1:まず、反応しない日立製の外付けハードディスクをパソコンに接続します。

ステップ2:Windowsの検索バーに「デバイスマネージャー」と入力し、表示された候補から「デバイスマネージャー」をクリックします。

デバイスマネージャー

ステップ3:「ディスクドライブ」の項目を展開し、一覧の中から該当するHitachiのHDDを探します(不明なデバイスとして表示される場合もあります)。見つけたら、そのデバイスを右クリックして「プロパティ」を選択します。

ステップ4:「プロパティ」画面の「ドライバー」タブを開き、最初に「ドライバーの更新」をクリックします。自動で最新版のドライバーを検索し、インストールされます。完了後は「OK」を押して閉じてください。

ステップ5:もし「ドライバーの更新」で改善されなかった場合は、「デバイスをアンインストール」を選び、一度ドライバーを削除します。その後、PCを再起動することでドライバーが自動的に再インストールされるので、再度認識されるか確認してみてください。

方法4:RAW状態の日立製HDDをNTFS形式にフォーマットする

ハードディスクのファイルシステムがWindows(Windows 11/10/8/7)と互換性のない形式になっている場合、PCに正しく認識されないことがあります。特に、ドライブが「RAW」と表示されたり、フォーマットを要求されたりする場合は、ファイルシステムが破損しているか、対応していない形式である可能性が高いです。

このようなときは、NTFS形式などWindowsと互換性のあるファイルシステムにフォーマットすることで、問題が解消されることがあります。なお、FAT32・exFAT・NTFSはそれぞれ特性が異なるため、基本的な違いを理解しておくことも大切です。一般的に、Windowsでの利用にはNTFSがおすすめです。

ステップ1:Hitachiの外付けHDDをPCに接続し、「ディスクの管理」を開きます。

ステップ2:認識されているが動作していないドライブを右クリックし、「フォーマット」を選択します。

ディスクのフォーマット

ステップ3:表示されたウィンドウで以下の設定を行います:

  • 「ボリュームラベル」:任意の名前を入力(例:MyHDD など)
  • 「ファイルシステム」:NTFS を選択
  • 「クイックフォーマット」にチェックを入れる

最後に「OK」をクリックすると、フォーマットが開始されます。

方法5:エラーを修正するために日立ドライブのドライブ文字を変更する

日立製ハードディスクにドライブ文字が割り当てられていない場合、エクスプローラー(このPC)上に表示されず、アクセスできないことがあります。このようなときは、Windowsの「ディスクの管理」から手動でドライブ文字を設定することで、問題を解決できる場合があります。

ステップ1:HitachiハードディスクをPCに接続し、「ディスクの管理」を開きます。

ステップ2:対象のHitachiハードディスクを右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更...」を選択します。

ドライブ文字とパスの変更...

ステップ3:「追加」または「変更」ボタンをクリックし、未使用のドライブ文字(例:E、Fなど)を選択して「OK」をクリックします。

結論

本記事では、日立製HDDがパソコンで認識されない場合の対処法についてご紹介しました。ディスクの管理やドライバーの再インストール、フォーマットなど、状況に応じたさまざまな解決策を試すことで、多くのエラーは解消できる可能性があります。

ただし、USBポートの破損やディスク自体の物理的な損傷など、ハードウェアに原因がある場合は、これらの方法では問題を解決できないことがあります。その場合は、専門の修理業者やデータ復旧サービスへの相談を検討することをおすすめします。

関連製品についてもっと詳しくはこちら>>

  • Vectorプロレジ大賞
  • 第28回、30回、33回、
  • なんと3回も受賞した優秀なソフトウェア!
  • 誤って消去してしまったファイルをはじめ、様々な問題や状況でもデータを簡単に復元することができます。強力な復元エンジンで高い復元率を実現、他のソフトでは復元できないファイルも復元可能です。

    もっと見る
  • Easeus Data Recovery Wizard Freeの機能は強い。無料版が2GBの復元容量制限があるが、ほとんどのユーザーはほんの一部特定なデータ(間違って削除したフォルダとか)のみを復元したいので十分!

    もっと見る
  • ...このように、フリーソフトながら、高機能かつ確実なファイル・フォルダ復活ツールとして、EASEUS Data Recovery Wizardの利用価値が高い。

    もっと見る

無料で
紛失データを
完全復活!

強力なスキャン機能で、様々な紛失データを素早く復元しましょう。

データ復旧対策

 

タイムライン

お問い合わせ