M.2 SSDから別のM.2 SSDにデータを転送する方法

M.2 SSDとは、内蔵型ストレージ拡張カードに使われるSSDの一種で、従来の2.5インチSSDとは異なり、ガムのような細長い形をしています。M.2 SSDには、SATAタイプとNVMeタイプの2種類があります。

ノートパソコンやデスクトップに容量の小さいM.2 SSDが搭載されている場合、ゲームやアプリをたくさんインストールしたりデータを保存したりすると、より大容量のSSDへの交換が必要になることがあります。

この記事では、Windowsを再インストールせずに、M.2 SSDから別のM.2 SSDへデータを失わずに移行する方法を詳しくご紹介します。

M.2 SSDから別のM.2 SSDへクローンするための準備

M.2 SSDから別のM.2 SSDへファイルを移行したい場合、おすすめなのが「クローン作成」です。クローンなら、データを失うことなくWindowsの再インストールも不要で、新しいSSDへ中身をそのまま移行することができます。ただし、M.2 SSD間でスムーズにクローン作業を行うには、いくつかの準備をしておく必要があります。

✅正しいM.2 SSDを購入する：新しく用意するM.2 SSDは、現在使用中のSSDと同じ長さのものを選びましょう。また、容量は今のSSDよりも大きいもの（500GB〜1TB程度がおすすめ）を選ぶと安心です。

✅PCのSSDスロットを確認する：ノートパソコンやデスクトップのケースをドライバーで開けて、M.2スロットの数を確認しましょう。スロットが2つある場合は、古いSSDと新しいSSDを同時に取り付けられるので、クローン作業が比較的簡単です。一方、スロットが1つしかない場合は、手順がやや異なります。

✅新しいM.2 SSDを接続する：スロットが1つしかない場合は、「M.2 SSD用のUSBアダプター」や「USB⇔PCIe M.2変換ケーブル」を使って、新しいSSDを外付けでPCに接続します。スロットが2つある場合は、新しいSSDを内部に直接取り付ければ準備完了です。

✅新しいM.2 SSDの表面テストを実施する：新しいSSDには、まれに不良セクタ（読み取り不能な部分）があることがあります。これが原因でクローンに失敗することもあるため、「表面テスト（Surface Test）」を事前に実施し、正常に動作するか確認しておくことをおすすめします。

最高のM.2 SSDクローンソフトウェアを無料でダウンロード

M.2 SSDから別のM.2 SSDへクローンを作成するには、Windowsには標準でクローン機能が備わっていないため、サードパーティ製のクローンソフトを使用する必要があります。適切なクローンソフトを使えば、データの移行やOSの引っ越しをすばやく簡単に行うことができます。

EaseUS Disk Copyは、シンプルなユーザーインターフェース設計により、わずか5クリックほどでHDDやSSDを簡単にクローンできる便利なソフトです。メーカーの異なるHDDやSSD間でもクローン可能で、サイズが異なるSSDへの移行や、不良セクタを含むディスクのクローンにも対応しています。このソフトを使えば、データを失うことなくハードディスクをアップグレードしたり、別のパソコンへデータを移行したりすることも可能です。Windowsの再インストールなしでディスクを交換できるのも大きなメリットです。

手軽・高速・確実にM.2 SSDをコピーしたい方は、ぜひこの便利なクローンソフトをダウンロードしてお試しください。

M.2 SSDから別のM.2 SSDへデータをクローンする方法

EaseUS Disk Copyをダウンロードしたら、2つのSSD間でデータを移行することができます。以下は、M.2 SSDを別のSSDにクローンする手順です：

ステップ1.ソフトの初期画面で「ディスクモード」を選択します。それから、ソースディスクを指定して「次へ」をクリックします。

ステップ2.ターゲットディスクを選択した上、「次へ」をクリックします。

ご注意：

①ターゲットディスクはソースディスクと同じまたはそれ以上の容量であることを確認してください。

②クローンすると、ターゲットディスク上のすべてのデータが消去されますので、ご注意ください。

ステップ3.ターゲットディスクがSSDの場合、SSDの最適化をチェックしてください。そしてディスクのレイアウトを編集して「実行」をクリックします。

• ディスクを自動調整します：ターゲットディスクが最適な状態で動作できるように、デフォルトでディスクのレイアウトをいくつか変更。
• ソースとしてコピーします：ターゲットディスク上で何も変更せず、レイアウトはソースディスクと同じ。
• ディスクのレイアウトを編集します：ターゲットディスク上で手動でパーティションのレイアウトをリサイズ/移動することができます。

ステップ4.ディスククローンのプロセスが始まります。

クローン作業が完了したら、古いSSDを新しいSSDに交換し、新しいクローン済みSSDからパソコンを起動できます。ノートパソコンの場合は、そのまま新しいSSDから起動できますが、デスクトップの場合はBIOS設定に入り、新しいSSDを「優先起動ドライブ（ブートディスク）」として設定する必要があります。その後は、古いSSDをフォーマットして、データ保存用ドライブとして再利用することも可能です。

PCが起動したら、クローンが正しく行われたかを確認しましょう。たとえば、システムファイルやデータの整合性、アプリの動作確認、PC全体のパフォーマンスをチェックすることで、データ移行が成功したかどうかを確認できます。

⭐関連記事：クローンされたSSDが起動しない場合の対処方法

まとめ

この記事では、優れたSSDクローンソフト「EaseUS Disk Copy」を使って、1つのM.2 SSDから別のM.2 SSDへデータを移行する方法をご紹介します。このクローンソフトを使えば、データを失うことなく、M.2 SSDやNVMe SSD間でのデータ移行や、Windowsのシステムごとの移行も簡単に行えます。OSを再インストールする必要もありません。

EaseUS Disk Copyには、ディスク全体のクローンだけでなく、特定のパーティションだけをコピーするなど、さまざまなクローン機能が用意されています。操作も簡単なので、まずはダウンロードして、体験してみましょう。

よくある質問

1. M.2 SSDから新しいノートパソコンへデータを移行する最適な方法は何ですか？

M.2 SSDから新しいノートパソコンへデータを移すには、「クローン」が最もおすすめの方法です。まず、元のM.2 SSDを新しいノートパソコンに接続し、EaseUS Disk Copy や Clonezilla などのディスククローンソフトをダウンロードします。その後、ソフトを使ってSSDをまるごとクローンすれば、データ移行が簡単に行えます。

2. Windows OSをM.2 NVMe SSDから別のSSDに移行するにはどうすればいいですか？

クローン作業を行うのが最も手軽な方法です。ディスクをクローンすれば、Windows本体はもちろん、インストール済みのプログラムやデータもすべてそのまま新しいSSDへ移行できます。再インストールの手間がかからず、すぐに元の環境で作業を再開できます。

もちろん、クリーンインストール（OSを新たに入れ直す方法）も可能ですが、その場合はWindowsや必要なソフトを一から再インストールする必要があり、手間と時間がかかります。

3. M.2 SSDから別のM.2 SSDへデータを移すことはできますか？

はい、M.2 SSDから別のM.2 SSDへデータを移行することは可能です。基本的なデータだけであれば、コピー＆ペーストで手動移行することもできます。

しかし、Windowsやファイル、プログラム、設定などを丸ごと移行したい場合は、ディスククローン（クローン作成）を行うのが最適です。

もしPCにM.2スロットが1つしかない場合でも、「M.2 SSD用の外付けUSBケース（エンクロージャ）」を使えば、外付け接続で新しいSSDを接続し、クローン作業を行うことができます。

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