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【2025年最新版】M.2 SSDおすすめ5選

さわこ
更新者:さわこ 2025/07/21
   

概要:

最新のM.2 SSDおすすめ5選をランキング形式でご紹介!速度・容量・価格を徹底比較。初めての換装にも役立つクローンソフトや取り付けのポイントも解説しています。

 

M.2 SSDとは?種類と選び方の基礎知識

M.2 SSDは、高速データ転送と省スペース化を実現した次世代型ストレージです。従来の2.5インチSSDよりもコンパクトで、マザーボードへ直接接続できるため、デスクトップPCはもちろんノートPCにも幅広く採用されています。種類や性能の違いを正しく理解し、自身の用途やPC環境に合った最適なモデルを選ぶことが重要です。

M.2 SSDの種類と仕様比較表

項目内容 選び方のポイント
サイズ 主流は「2280(22mm×80mm)」。PCやマザーボードによっては2260や2230などが必要な場合もある。
接続インターフェース NVMe(PCIe)とSATAの2種類。NVMeは高速処理に強く、SATAはコスパ重視で選ばれる。
転送速度 NVMe:最大7,000MB/s以上。SATA:最大550MB/s前後。用途によって必要な速度は異なる。
容量 250GB〜2TB以上。最近では1TB以上が主流。使用目的(ゲーム、動画編集など)に応じて適切な容量を選ぶ。
耐久性・寿命 TBW(書き込み可能総量)やMTBF(平均故障間隔)をチェック。使用頻度が高い場合は高耐久の製品が望ましい。
用途別おすすめ ゲーミング:NVMe/高速モデル|クリエイティブ作業:大容量&高耐久|一般用途:SATA/容量重視

このような表と説明を用いることで、読者がM.2 SSDの各項目を比較しやすく、より的確な選択ができるようになります。必要に応じて、各項目をさらにくわしく解説することも可能です。

M.2 SSDおすすめランキング

製品名 最大読込/書込速度 特徴 容量 参考価格
Samsung 990 PRO 7450 / 6900MB/s 圧倒的な速度と高効率性を兼備 1TB/2TB/4TB 11,500円~
WD Black SN850X 7,300 / 6,600MB/s ゲーマー向けSSDの定番モデル 1TB/2TB 12,000円~
Crucial P5 Plus 6,600 / 5,000 MB/s コスパ重視で信頼性も高いミドルハイモデル 500GB/1TB/2TB 9,260円~
Kingston KC3000 7,000 / 7,000 MB/s 高性能かつ放熱性に優れたプロ向けSSD 512GB/1TB/2TB/4TB 8,980円~
ADATA XPG GAMMIX S70 7,400 / 6,800 MB/s コスパ良好な高速&大容量モデル 512GB/1TB/2TB/4TB/8TB 11,100円~

1. Samsung 990 PRO

Samsung 990 PROは、第5世代V-NANDと最新の自社製コントローラーを採用した、非常に高性能なストレージデバイスです。PCIe 4.0(第4世代)インターフェースに対応し、ゲーミング・動画編集・3Dレンダリングなど、ストレージに高い負荷がかかるクリエイティブ用途やプロフェッショナルな業務でもその性能をいかんなく発揮します。Samsungは、自社製NAND・コントローラー・ファームウェアまで一貫して自社開発しており、990 PROでは第5世代V-NANDを採用しています。これにより、耐久性や信頼性がさらに向上し、MTBF(平均故障間隔)やTBW(総書き込み容量)も優秀な数値を誇ります。

Samsung 990 PRO

容量 シーケンシャル読込速度 シーケンシャル書込速度
1TB/2TB/4TB 最大 7,450 MB/秒 最大 6,900 MB/秒

こんなユーザーにおすすめ:

  • 最新のゲーミングPCを構築・強化したい方
  • 高速なストレージを使いたいクリエイター(動画編集・CG制作など)
  • 長期間使える高耐久・高信頼のNVMe SSDを探している方
  • PS5に公式対応した拡張SSDをお探しの方

2. WD Black SN850X

WD Black SN850Xは、Western Digitalが提供するハイエンドクラスのM.2 NVMe SSDです。PCIe Gen4(第4世代)接続に対応し、圧倒的な読み書き性能と優れた応答性により、特にゲーミングやクリエイティブワークなど、高速かつ信頼性を求める環境に最適なSSDとなっています。

WD Black SN850Xは、最大で7,300MB/sの読み取り速度(2TBモデル)が可能で、最新のPCIe 4.0対応システムの性能をフルに引き出します。その高速なデータ読み書きにより、ゲームのロード時間を大幅に短縮し、動画編集や3Dデータの扱いといった重い作業もスムーズに行えます。

WD Black SN850X

容量 シーケンシャル読み取り速度 シーケンシャル書き込み速度
1TB/2TB 最大 7,300MB/s 最大 6,600MB/s

WD Black SN850Xは単なる高速SSDではなく、ゲーム体験をより快適にするための機能が搭載されています。Game Mode 2.0:WD独自の「ゲームモード」に第2世代が登場。Windows用専用ソフトウェア(WD_BLACK Dashboard)から有効にすることで、ゲームプレイ中のパフォーマンスの安定性や応答性をさらに向上させます。ロード時間の短縮、レイテンシ(遅延)の軽減により、eスポーツやMMOなどの競技性が高いゲームにも最適です。WD Black SN850Xには、ヒートシンク付きとヒートシンクなしの2タイプがあります。ヒートシンクモデルは放熱性が高く、PlayStation 5のM.2 SSD拡張にも公式対応しており、家庭用コンソールゲーマーにもおすすめです。

おすすめユーザー:

  • ハイスペックなゲーミングPCを組みたい、自作PCユーザー
  • PS5のM.2 SSD拡張を検討している家庭用ゲーム機ユーザー
  • 動画・写真編集など、クリエイティブ作業に高速ストレージを求める方
  • OSブートドライブに高速性と信頼性を求めるプロフェッショナル

3. Crucial P5 Plus

Crucial P5 Plusは、Micron傘下の信頼性の高いブランドCrucialが手がける、PCIe Gen4(第4世代)対応のM.2 NVMe SSDです。ハイエンドモデルに迫る高速性能を備えながら、価格は比較的抑えられており、高速性とコストパフォーマンスを両立した人気のSSDです。特に、ゲーミングPC用やクリエイティブ用途のシステム強化はもちろん、PlayStation 5のストレージ拡張にも対応しており、幅広いユーザー層におすすめできる一台です。

Crucial P5 Plus

容量 シーケンシャル読込速度 シーケンシャル書込速度
500GB/1TB/2TB 最大6,600MB/s 最大5,000MB/s

この高速性により、ゲームのロード時間短縮、動画編集などの大容量ファイル処理もスムーズに行えます。Gen4対応マザーボードとの組み合わせで特に高い効果を発揮します。Crucial P5 Plusは、PS5のM.2 SSD拡張スロットに対応しており、条件付きながら使用可能です。使用する場合は、別売りのヒートシンクを取り付けることが推奨されます。PS5に装着する際は、ヒートシンク付きのモデルを選ぶか、市販のヒートシンクを付けることで、安定した使用が可能になります。

こんな方におすすめ:

  • PCIe Gen4対応の高性能SSDを価格を抑えて導入したい人
  • ゲームの起動やシステム全体の高速化を目指すユーザー
  • PS5に使用可能な高性能SSDを探している方(ヒートシンク要対応)
  • 動画・写真編集など、クリエイティブ用途に使う中級者~上級者
  • 長く安心して使える信頼性を重視する方

4. Kingston KC3000

Kingston KC3000は、同社のハイエンド向けNVMe SSD製品で、PCIe 4.0(第4世代)に対応した超高速ストレージです。最大連続読み取り/書き込み速度は7,000MB/sを超え、ゲーミングからクリエイティブ用途、業務用まで幅広いニーズに応える高性能モデルとなっています。

Kingstonは長年にわたりメモリやストレージ製品をグローバルに供給しており、その信頼性とコストパフォーマンスの高さから、個人/法人問わず支持されています。KC3000は、そんなKingstonの技術と実績を活かした上位モデルであり、「高速性」「信頼性」「容量の選択肢」がそろった万能型NVMe SSDです。

Kingston KC3000

容量 シーケンシャル読込速度 シーケンシャル書込速度
512GB/1TB/2TB/4TB 最大7,000MB/s 最大7,000MB/s

KC3000は、炭素系グラフェンアルミニウム製ヒートスプレッダーを採用しており、熱を効果的に分散させることで高負荷時でも安定したパフォーマンスを発揮します。ヒートシンクではなく、薄型の熱拡散シートのような設計なので、ほとんどのPCやマザーボードとの互換性も。このため、自作デスクトップPCだけでなく、空きスペースの限られるノートPCにも搭載しやすい仕様となっています。

おすすめユーザー:

  • 最新ゲーミングPCを構築したいユーザー(ロード時間短縮・高パフォーマンス)
  • 大容量の動画・画像データを扱うクリエイター(高速書き込み)
  • OS用に高速・耐久性のあるブートドライブを求める方
  • PCIe 4.0対応のM.2 SSDをコスパ良く導入したい方
  • 自作PCにこだわる中~上級者ユーザーにも最適

5. ADATA XPG GAMMIX S70

ADATA XPG GAMMIX S70は、ゲーミングブランド「XPG(eXtreme Performance Gear)」を展開するADATA(エーデータ)が提供する、ハイエンドクラスのM.2 NVMe SSDです。最新のPCIe Gen4 x4インターフェースに対応し、最大7,400MB/sという非常に高速な読み取り性能を誇ります。

ゲーマーはもちろんのこと、動画編集や3Dレンダリングなど高負荷な作業を行うクリエイターにも最適なSSDであり、同価格帯製品の中でもトップレベルのパフォーマンスと機能性を兼ね備えています。

ADATA XPG GAMMIX S70

容量 シーケンシャル読込速度 シーケンシャル書込速度
512GB/1TB/2TB/4TB/8TB 最大7,400MB/s 最大6,800MB/s

GAMMIX S70は「ゲーミンググレードSSD」として開発された製品であり、ロードの短縮やゲームプレイ中の安定性向上に直結します。また、動画編集や画像処理など、読み書き速度にシビアな負荷がかかる作業にも適しており、ハイエンドユーザーでも満足できる性能を持ちます。GAMMIX S70の性能はPS5のM.2 SSD拡張要件を満たしており、ヒートシンク付きモデルであれば非公式ながらPS5での利用も可能とされています。ただし、物理的なサイズとヒートシンクの厚みが大きいため、装着には注意が必要です。収納部のクリアランスが狭いPS5では、干渉する場合もあるため確認が必要です。

おすすめユーザー:

  • 高速なロード・書き込み性能を求めるゲーマー
  • 4K/8K動画編集、大容量画像処理などを行うクリエイター
  • M.2 PCIe 4.0対応の自作PCにアップグレードを検討している方
  • ヒートシンク付きの高性能SSDを一体型で使いたい方
  • 性能と冷却性の両立を求める中上級者ユーザー

M.2 SSDを取り付ける方法

デスクトップPCの場合

準備するもの:

  • M.2 SSD本体
  • 精密ドライバー
  • 静電気防止手袋(推奨)
  • 必要に応じてヒートシンク

手順:

  • PCの電源を切り、電源ケーブルを抜きます。
  • サイドパネルを外して、マザーボード上のM.2スロットを探します。多くの場合、PCIeスロット近くやCPUの周辺にあります。
  • スロットの使われるネジ穴にスペーサー(スタンドオフ)が設置されているかを確認します。ない場合はネジと一緒に付属のスペーサーを設置します。
  • M.2 SSDをスロットに斜め(約30度)の角度で差し込み、カチッと奥まで挿し込みます。
  • SSDの先端部分を軽く押し下げ、マザーボードと平行になるようにしてネジで固定します。
  • 必要に応じてヒートシンクを取り付け。
  • ケースを閉じて、電源を戻し、BIOSで認識を確認。

ノートPCの場合

ノートパソコンによっては分解が難しい場合もあるため、ご自身のモデルの分解マニュアルや分解動画などを参考に慎重に作業してください。

手順:

  • PCの電源を切り、完全にシャットダウンします。
  • バッテリーが着脱可能な場合は、取り外します。
  • 裏面のネジを外してカバーを開ける。事前にメーカーの分解マニュアルを確認します。
  • M.2スロットを探し、既存のSSDがある場合は取り外します。
  • M.2 SSDを斜めに挿入し、ネジでしっかりと固定します。
  • 組み戻して、BIOSで認識を確認します。

M.2 SSDをクローンする作業

M.2 SSDなどの新しいストレージを導入する際、多くの方が気になるのが「既存のデータやOS(Windowsなど)をどうやって移行するか」という点です。特に、OSを再インストールせずに現在の環境のままSSDに移動させたいと考える方は多いでしょう。このような場合、「クローン作業」という方法を使えば、既存のHDDや古いSSDの内容をそのまま新しいSSDにコピーすることができます。クローンを行えば、Windowsの設定やインストール済みのアプリケーション、保存されているデータなどがすべてそのまま移行され、再設定の手間もありません。

数あるクローンソフトの中でも、特に使いやすく安定しているツールとしておすすめしたいのが「EaseUS Disk Copy」です。EaseUS Disk Copyは、初心者から上級者まで幅広いユーザーに支持されているディスククローン専用ソフトで、以下のような特徴があります:

  • 直感的な操作画面で手順がわかりやすい
  • HDDからSSD(SATAやM.2)へのクローンも簡単
  • 完全なブートディスクの作成が可能
  • セクター単位のクローンで、容量の異なるサイズへの移行にも対応
  • Windowsが起動できない場合でもブータブルメディアを使ってクローン可能

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ステップ1.EaseUS Disk CopyをPCにダウンロードし、実行します。「ディスクモード」をクリックし、ソースディスクを選択します。「次へ]をクリックして続行します。

ソースディスクを選択

注:ソースディスクをセクタ単位でクローンする場合、ターゲットディスクは少なくともソースディスクと同じサイズかそれ以上のサイズである必要があります。

ステップ2. ターゲットディスクを選択します。ターゲットディスクがSSDの場合、チェックを入れます。さらに、ディスクの自動調整なども選択できます。

ターゲットディスクを選択

ステップ3. クローンすると、ターゲットディスクのデータが消去されますので、ご注意ください。そして「続ける」をクリックして、クローン作業を開始します。

クローン開始

まとめ

M.2 SSDは、高速かつ省スペースなストレージで、作業効率やゲーム体験を大きく向上させます。利用目的(ゲーム、作業、容量など)に応じた製品選びが重要です。交換やデータ移行も、専用ソフトを使えば初心者でも意外と簡単。失敗しないためには、導入手順をしっかり確認することが成功のカギです。適切なSSD選びで、ストレスのない快適なPCライフを実現しましょう。

よくある質問

1. ノートPCにM.2 SSDを増設できますか?

機種によっては可能です。多くのノートパソコンにはM.2スロットが1基搭載されており、既存のSSDを交換する形でアップグレードできます。ごく一部のゲーミングノートやワークステーションでは、複数のM.2スロットを搭載しており、増設が可能な場合もあります。

ポイント:

  • ノートPCのM.2スロットの有無(製品マニュアルやメーカーサイトで確認)
  • スロットの対応フォーマット(PCIe/NVMe または SATA)
  • SSDのサイズ(一般的にM.2 2280が主流)
  • 分解のしやすさ(保証が無効になる場合もあるので慎重に)

2. クローンと新規インストール、どちらが良いですか?

状況によって最適な方法が異なります。M.2 SSDにOS(Windowsなど)やデータを移すには、「クローン」と「新規インストール」の2通りの方法があります。

クローンのメリット:

  • 現在の環境をそっくりそのまま移行できる(アプリ・設定含む)
  • 再インストールの手間がない
  • 作業完了後すぐ使える

新規インストールのメリット:

  • 不要なファイルや設定を一掃して「クリーンな環境」が作れる
  • OSの不具合・不要アプリが残らない
  • パフォーマンスが向上する場合もある

3. SSDの寿命はどれくらいですか?

通常の使い方であれば、5年〜10年は十分持ちます。SSDの寿命は主に「書き換え回数(TBW)」や「使用時間(MTBF=平均故障時間)」で表されます。TBWは、SSDに書き込み可能なトータルのデータ量を示す指標です。

一般的なM.2 NVMe SSDの例:

  • 1TBモデル:400〜600TBW程度
  • 2TBモデル:800〜1,200TBW程度

これらの数値を越えるまでには、毎日数十〜数百GBのデータを書き込み続ける必要があるため、一般的な使い方では耐久性に不安を感じる必要はありません。また、SSDは可動部がないためHDDよりも物理的なトラブルが少なく、衝撃にも強いのが特徴です。

4. M.2 SSDとSATA SSDの併用は可能ですか?

はい、併用可能です。一般的なデスクトップパソコンでは、M.2スロットとSATAポートの両方が搭載されているため、NVMe M.2 SSDとSATA SSDやHDDを同時に使用することが可能です。M.2 SSDをOS起動ドライブ、SATA SSDをデータ保存用に使うなど、用途に応じて使い分けることもできます。ノートパソコンでも、M.2スロット+2.5インチSATAベイの構成があるモデルなら、組み合わせて使うことが可能です。

注意点:一部のマザーボードでは、M.2スロットを使用するとSATAポートの一部が無効になる場合があります(共有レーンによる仕様)ので、取扱説明書で確認してください。OSをインストールする場合は、M.2 NVMe SSDの方が起動時間、全体の処理速度ともに優れています。

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