> How to Use > バックアップと復元 > 不良セクタのあるドライブをクローンする方法

不良セクタのあるドライブをクローンする方法

さわこ
更新者:さわこ 2025/11/13
   
chalk
執筆者:chalk
   

概要:

ドライブに不良セクタが出て調子が悪くなったので、中のデータを新品のHDDにクローンしたいんですが、どうすればいいんでしょうか。このページではその方法を紹介します。

 

不良セクタとは?

不良セクタ(bad sector)とは、ハードディスクまたはフラッシュメモリなどの記憶媒体において、何らかの障害によって利用できなくなったセクタのことです。Windowsではそれら不良セクタをブロックする機能(CHKDSK)がありますが、不良セクタをブロックしたら、セクタが利用できなくなってデータもなくなります。そのため、ディスクに大事な資料を保存している場合、その不良セクタのブロック操作をそんなに容易に実行できません。

不良セクターのあるドライブをクローンしたいケース

「2TBのドライブを持っていますが、34%のセクタが不良状態です。新品の2TBハードドライブも買い、何度も元のドライブのデータを新品の状態にクローンしてみましたが、やはり駄目みたいです。ドライブクローンソフトもいっぱい試しましたが、誰か不良セクタのあるドライブをクローンできるソフトを紹介してくれませんか?」

ディスククローンは、より大きいハードディスクに換える時や、新しいディスクに買い換える時に、元のディスクでのデータやアプリを再インストールせずに丸ごと新しいディスクに移行することができます。しかし、ディスクに不良セクタがあると、普通のクローンソフトではうまくクローンできません。

というわけで、今日は強力なディスククローンツールが搭載される EaseUS Disk Copy を皆さんにおススメします。フリーソフトでありながら、不良セクタのあるドライブでも気軽にクローンできます。では、実際にクローンしてみましょう。

不良セクタのあるドライブをクローンする手順

ステップ1.まずは、EaseUS Disk Copy をパソコンにダウンロードしてインストールし、起動します。起動後、「ディスクモード」を選び、ソースディスクと、ターゲットディスクを指定します。

ソースとターゲットディスクの選択

ステップ2.ディスクのパーティションを調整したい場合は、「高度なモードを有効にします」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。

高度なモード

この画面では、クローン先ディスクのレイアウト(パーティション構成)を次の3つから選べます:

  • ディスクを自動調整:ソフトが自動的に最適なレイアウトに変更してくれます(推奨)。
  • ソースと同様にコピー:元のディスクとまったく同じパーティション構成でコピーします(サイズ変更なし)。
  • ディスクのレイアウトを編集:自分でパーティションサイズの変更や移動を手動で設定できます。柔軟に調整したい場合に便利です。

ディスクのレイアウト変更

ステップ3.設定内容を確認したら、「実行」をクリックしてクローン処理を開始します。

※:クローン先のディスク(ターゲットディスク)にある既存のデータはすべて消去されます。必要なデータがある場合は、事前にバックアップを取っておいてください。

クローン開始

不良セクタのクローンについてよくある質問

Q1. 不良セクタがあるドライブをクローンすることはできますか?

A1. 不良セクタがあるドライブをクローンすることはできますが、注意が必要です。不良セクタのあるドライブをクローンすると、コピーされたデータにも不良セクタが含まれる可能性があります。

Q2. 不良セクタがあるドライブをクローンすると、どのような問題が発生する可能性がありますか?

A2. 不良セクタがあるドライブをクローンすると、次のような問題が発生する可能性があります。

  • コピーされたデータに不良セクタが含まれるため、コピー先のドライブでエラーが発生する可能性がある。
  • コピー元のドライブが完全に故障する前に、コピー先のドライブが同じ問題を発生させる可能性がある。

Q3. 不良セクタがあるドライブをクローンする際に、どのような対策が必要ですか?

A3. 不良セクタがあるドライブをクローンする際には、次のような対策が必要です。

  • ディスクイメージを作成し、そのイメージをクローン先のドライブに書き込むことを検討する。これにより、イメージ中の不良セクタをスキップすることができます。
  • ディスククローンソフトウェアを使用する場合は、クローン時に不良セクタをスキップする機能を有効にすることができます。
  • データの重要性に応じて、データをバックアップすることをお勧めします。

EaseUS Disk Copyの詳細はこちら>>