概要:
この記事では、ブータブルUSBを作成し、MSIパソコンをUSBフラッシュドライブから起動する方法について詳しく解説されています
MSI (Micro-Star International)のゲーミングPCは、その強力なハイスペックや優れた冷却性能で高い評価を受けています。時折、MSIノートパソコンが突然真っ黒になってしまい、動作しない場合は、USBドライブからMSIを起動(ブート)して、システムをリカバリすることができます。
この他、新しいパソコンに乗り換えるとき、OSの再インストールを行う際にも、ブータブルなUSBを通じてインストール作業を行います。さらに、パソコンがウイルスに感染している場合や、ハードドライブに問題がある場合には、USBに入れてカバリツールや修復用ソフトウェアを使ってトラブルシューティングを実施する必要があります。
なので、今回はWindows10/11のMSIパソコンをUSBから起動する方法をご紹介していきたいと思います。また、ブータブルUSBからMSIのPCをブートできない問題を解決するための追加トラブルシューティングも提供します。
USBデバイスからMSIパソコンを起動するにはまず、起動可能なUSBドライブ(ブートUSB)を作成しておかなければなりません。以下の手順に従って、事前準備を整えましょう。
USBメモリ用意し(容量は最低でも4GB推奨)、FAT32にフォーマットしてください。
ステップ1. USBメモリをPCに接続し、Windowsアイコンを右クリックして「ディスクの管理」を開きます。
ステップ2. USBドライブを見つけたら、右クリックして「フォーマット」を選択し、FAT32フォーマットに設定します。
🔻注意:USBメモリをフォーマットすると、すべてのコンテンツが削除されます。操作する前に、大切な内容をすべてバックアップしておいてください。
Windows10/11でブータUSBを作成するには、RufusやEaseUS Partition Masterなどのツールを使う必要があります。
まず紹介するのは、WindowsOSをUSBにクローンすることで、ブートUSBを作成する方法です。詳しい手順は、以下のようになります。
まず、Microsoftの公式サイトにアクセスし、ISO(ディスクイメージ)ファイルをダウンロードします。
続けて、EaseUS Partition Master Professionalを無料ダウンロードし、起動可能なインストールメディアを作成します。
このプロなパーティション管理ツールは初心者でもすぐに理解する直感的なUIデザインに工夫しています。
ステップ1.まず、USB或いはCD/DVDをパソコンに接続します。ダウンロードした「EaseUS Partition Master」を開く。ウインドーの左側にある「ブータブル メディア」をクリックします。そして、「ブータブル メディアを作成」をクリックします。
ステップ2.デバイスの種類を選択します(ここではUSBメモリを例にしています)。そして、「作成」すれば、ブータブルディスクを作成します。
ステップ3.もしブートディスクの作成に失敗したら、ISOをエクスポートして第三者書き込みソフトで作成してください。
起動可能なドライブを作成するには、EaseUS Partition Masterで使用されているWindows OSをUSBにクローンすることもできます。
ステップ1. EaseUS Partition Masterを起動し、「ディスククローン」タブで「OSディスクのクローン」を選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ2. OSをクローンしたい新しいディスクを選択し、「次へ」をクリックします。
「はい」をクリックして、OSディスククローニングプロセスを続行することを確認します。
ステップ3. ディスクレイアウトを表示し、「開始」をクリックしてOSクローン作成プロセスを開始します。
EaseUS Partition Managerの他、Rufus、EaseUS OS2Goなどのツールを使ってブートUSBを作成することもできます。さらに詳しくはこちら>> ブータブルUSBの作成方法
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上記の準備ができたら、ブータブルUSBを使ってMSIラップトップを起動しましょう。
このセクションでは、MSIをUSBドライブからブートする詳細な手順を解説します。
ステップ1. 電源を入れてからMSIのロゴが表示されると、F2、F11もしくはDeleteキーを連打してBIOS画面に入ります。
ステップ2. ブートメニューを開き、ブータブルUSBフラッシュドライブを選択します。
ステップ3. Enterキーを押して 、MSIノートパソコンをUSBから起動します。
EaseUS Partition Masterを使ってWindows ISOをUSBに書き込み、MSIノートパソコンでUSBから起動できるようにブートシーケンスを設定するのは、難しいことではありません。しかし、時々BIOSがMSIのブータブルUSBを検出できないことがあります。その原因と簡単なトラブルシューティングの方法を紹介します。
Fast BootとSecure Bootを無効にする: Secure Bootは認証されていないデバイスでの起動を防ぐため、無効にすることで問題が解消することができます。
システムファイルを確認する: USBのターゲットシステム(Legacy/CSM/UEFI)とパーティションスタイル(MBR/GPT)が使用しているPCのシステムファイルと一致しているかどうかを確かめましょう。
BIOSをアップデートする: 古いBIOSが原因でUSBが起動できないことがあります。BIOSを最新のバージョンにアップデートしてください。
CMOSバッテリーをリセットする: CMOSバッテリーをリセットすると、BIOS設定がデフォルトに戻り、USBから起動できるようになることがあります。
ブータUSBの作成が失敗した: ブータブルUSBの作成に失敗した場合は、専門的なツールを使用して再度作成してください。
今回は、MSIパソコンをUSBから起動する事前準備から具体的な操作手順をめとめた上で、起動可能なインストールメディアとUSBを作成するための専用ツールEaseUS Partition Masterと、それを使ってMSIを起動する方法を2つ紹介しました。さらに、このチュートリアルでは、作成したブータブルUSBがBIOSに表示されない場合のクイックフィックスを触れています。
1.MSI BIOSの起動方法は?
電源を入れてMSIのログが表示されると、F2、F11もしくはDeleteキーを連打してBIOS画面に入ります。
BIOS設定を変更したら、Escを押して変更を保存して終了します。
2.MSIでUSBからWindows 10を起動するには?
USBから起動する前に、USBをブータブルメディアとして設定し、MSIパソコンに接続してください。
ステップ1.コンピュータを再起動し、Deleteを繰り返し押してBIOSセットアップに入ります。
ステップ2.BIOSセットアップのBootタブに移動し、UEFIを選択します。
ステップ3.設定を保存したら再起動し、「F11」を繰り返し押してブートメニューに入る。
3.MSIでUSBからWindowsをインストールするには?
ステップ1.コンピュータを再起動し、MSIのロゴが表示されたらブートメニューに入り、USBから起動を選択します。
ステップ2.言語、日付などを設定し、「次へ」をクリックします。
ステップ3.「今すぐインストール]を選択し、画面の指示に従ってインストールを続行します。