対処法:「このボリュームのフォーマットには大きすぎるため、コピーできません」-MacおよびWindows 11/10向け

モンディー |カテゴリ:パーティション管理| 2024年09月24日に更新

概要:

USBまたは外付けハードドライブで4GBを超えるファイルを転送する場合、「このボリュームのフォーマットには大きすぎるため、コピーできません」というエラーが発生します。ファイルシステムをNTFSまたはexFATにフォーマットすることで、そのエラーが簡単に修復されます。

エラー:ボリュームのフォーマットには大きすぎる

「昨日、ISOファイルをmacOSからUSBディスクにコピーすると、「このボリュームのフォーマットには大きすぎるため、コピーできません」というエラーメッセージが表示されました。ボリュームのフォーマットに対して大きすぎるとはどういう意味ですか?なぜこのエラーが発生するのでしょうか?」

コンピュータ間でファイルを転送するためにUSBフラッシュドライブまたは外付けハードドライブを使用しているユーザーはずいぶんいます。データの転送中に、上記の問題も見慣れない問題ではありません。

この記事では、MacおよびWindowsでボリュームのフォーマットには大きすぎるため、アイテムをコピーできないというエラーを修正する方法を説明します。

なぜ、ボリュームのフォーマットに大きすぎるか?

通常、USBドライブはFAT32でフォーマットされています。FAT32は32GBのパーティションまでしか対応できず、1つのファイルは4GBまでしか対応できません。

FAT32のパーティションサイズ制限により、4GB以上のファイルをコンピューターまたはMacからUSBフラッシュドライブ、SDカード、または他のFAT32のメモリカードにコピーすると、ストレージデバイスに十分なスペースがあっても、そのエラーが発生します。

解決策として、デバイスをexFAT(拡張ファイルアロケーションテーブル)またはNTFS(NTファイルシステム)にフォーマットすることです。

関連記事:FAT32、NTFS、およびexFATの違い

エラー修正:ボリュームのフォーマットに大きすぎる-Mac向け

MacデバイスとUSBドライブ間でファイルをコピーするときにボリュームのフォーマットの問題に悩まされている場合は、ドライブをexFATにフォーマットするといいです。

Microsoftによって2006年に導入されたファイルシステムのexFATは、USBフラッシュドライブやSDカードなどのフラッシュドライブ向けに最適化されています。macOSとの互換性もあります。

フラッシュデバイスの場合、4GB以上のファイルを扱えないFAT32とNTFSと比べて、exFATはより適しています。

FATファイルシステムと比較すると、EXFATの理論上の最大ボリュームサイズは64ZBで、最大128PBをサポートしています。最大ファイルサイズは16EBで、1つのディレクトリで最大2,796,202のファイル格納をサポートしています。

MacでUSBフラッシュドライブをexFATにフォーマットする方法

注意
ハードドライブをフォーマットするとすべてのデータが削除されるため、事前にファイルをバックアップしておく必要があります。バックアップなしで誤ってフラッシュドライブをフォーマットしてファイルを失った場合は、プロのデータ回復ソフトウェアを使用して失われたデータを取得できます。

手順1.USBメモリをMacに接続します。

手順2.アプリケーション → ユーティリティ → ディスクユーティリティの順にクリックします。

手順3.左側のディスクリストからUSBメモリを選択し、[消去]をクリックします。

手順4.USBメモリの名前を設定し、フォーマットを[exFAT]として選択し、方式は[GUIDパーティションマップ]にします。[消去]をクリックします。

エラー修正:ボリュームのフォーマットに大きすぎる-Windows 11/10

Windows 11/10で4GBを超えるファイルをUSBドライブに転送する場合は、FAT32をNTFSファイルシステムとしてフォーマットすることで、ストレージ容量制限の問題も完全に解決されます。最大16EBをサポートします。

FAT32をNTFSに変換するには、2つの方法があります。1つはデータを失うことなくFAT32をNTFSに変換すこと、もう1つはハードドライブをNTFSにフォーマットすることです。後者により、すべてのファイルが消去されます。

パーティションコンバーターを使用して、データ損失なくFAT32をNTFSに直接変換

究極のWindowsディスク管理ツールとして、EaseUS Partition Masterは、オールインワンのディスクパーティション機能を備えています。例えば、パーティションのサイズ変更/移動、ディスククローンによるハードドライブまたはパソコンのインプレースアップグレード、パーティションのマージ/作成/削除/フォーマット/ワイプなど。

さらに、EaseUS Partition Masterは、さまざまなパーティションコンバーターにも優れています。

  • FAT32をNTFSに、またはNTFSからFAT32に変換します。
  • データを失うことなくMBRからGPTに、またはその逆に変換します。
  • プライマリパーティションと論理パーティションの間でパーティションを変換します。
  • ダイナミックディスクをベーシックディスクに、またはその逆に変換します。

Windows 11/10でボリュームのフォーマットに対して大きすぎるため、アイテムをコピーできないという問題を解決するために、FAT32をNTFSに変換してみましょう。

ステップ1:EaseUS Partition MasterをPCにインスールして、開きます。

ステップ2:ターゲットドライブまたはSDカード、USBなどのスートレジデバイスを右クリックして、「FATからNTFSへ」を選択します。

ステップ3:「実行」をクリックします。

ステップ4:「適用」をクリックすると、FATをNTFSに変換するプロセスが始まります。そのプロセスを完了するまでお待ちます。

方法2選:Windows 11/10でUSBドライブをNTFSにフォーマット

ディスクの管理とエクスプローラーを使用して、USBドライブをNTFSにフォーマットすることもできます。その前に、ファイルをバックアップしておくことを忘れないでください。

ディスクの管理でNTFSにフォーマット

手順 1.USBドライブをコンピューターに接続します。

手順 2.Windowsボタンを右クリックして、[ディスクの管理]を選択します。

手順 3.USBドライブを見つけます。それを右クリックして[フォーマット]を選択します。

手順4.画面の指示に従ってボリュームラベルを設定し、ファイルシステムをNTFSとして選択します。次に、[OK]をクリックしてフォーマットを実行します。 

エクスプローラーでFAT32をNTFSにフォーマット

手順1.[Windows]と[E]キーを同時に押してWindowsエクスプローラーを開きます。 

手順2.外付けハードドライブを右クリックし、[フォーマット]を選択します。

手順3.ファイルシステムを選択し、USBドライブに新しいラベルを設定します。フォーマットが完了するのを待ちます。 

おわりに

WindowsコンピュータまたはMacからUSBドライブ、SDカード、ペンドライブ、外付けハードドライブなどにファイルをコピーする時、「このボリュームのフォーマットには大きすぎるため、コピーできません」というエラーが発生することがあります。それはFAT32の制限のためです。

ハードドライブをexFATまたはNTFSファイルシステムにフォーマットすることで、問題が簡単に解決されます。

Windows 11/10でボリュームのフォーマット問題に立ち向かうには、EaseUSパーティション管理ツールの利用を強くお薦めします。数回クリックするだけで、データの損失もなくFAT32をNTFSに直接変換できます。

「このボリュームのフォーマットには大きすぎるため、コピーできません」に関するFAQ

1.Macでボリュームのフォーマットエラーによりアイテムが大きすぎてコピーできない場合、どのように解決しますか?

  • このエラーが発生したリムーバブルデバイスをMacコンピュータに接続します。
  • ディスクユーティリティを開き、「ボリュームのフォーマットに対してサイズが大きすぎる」エラーのデバイスを選択し、「消去」をクリックします。
  • ターゲットデバイスのファイルシステム形式を「ExFAT」に設定し、「消去」をクリックします。

2.USBのボリュームフォーマットを変更するには?

  • USBをWindows PCに接続します。
  • ファイルエクスプローラーを開いてUSBを開き、貴重なファイルをあらかじめ別の場所にバックアップしておきます。
  • USBを右クリックし、「フォーマット」を選択します。
  • USBに新しいファイルシステム形式を設定し、「OK」をクリックします。

3.ファイルが大きすぎてコピーできない場合は?

  • まず、コピー先デバイスのファイルシステム形式をNTFSまたはexFATに変更してください。
  • EaseUS Todo PCTransのようなファイル転送ソフトを使って、すべてのファイルを一度に転送します。
  • 必要に応じて、超大容量ファイルをあらかじめ圧縮しておきます。