【2024最新】DiskPart仮想ディスク サービス エラーを修正する方法

モンディー |カテゴリ:パーティション管理| 2024年10月17日に更新

概要:

DiskPart仮想ディスク サービス エラーは、DiskPartコマンド ラインを使用してディスク/パーティションをクリーンアップ/削除したり、ディスクをMBRからGPTまたはその逆に変換したり、ディスクのファイル システムをFAT32にフォーマットしたりするときによく発生する問題です。DiskPart仮想ディスク サービス エラーを自分で簡単に修正する方法をお探しの場合、こちらの記事をご参照ください。

DiskPart仮想ディスク サービス エラーとは

Microsoftによると、仮想ディスク サービス(Virtual Disk Service)は、エンド ユーザー、スクリプト、およびアプリケーションの要求に応じてクエリ操作および構成操作を実行するMicrosoft Windowsサービスです。これにより、ユーザーはDiskPartコマンドを実行して、ディスク、ボリュームなどを管理できます。
ディスクをFAT32にフォーマットする、ディスクをクリーニングする、パーティションを削除する、MBRディスクをGPTディスクに、またはその逆に変換するなど、DiskPartコマンドを実行してディスクを管理しているときに、DiskPart仮想ディスク サービス エラーが発生することがあります。
具体的なエラーによっては、対応するソリューションも異なります。このページでは、最も一般的な仮想ディスク サービス エラーとそれぞれの対処法を示します。

主なDiskPart仮想ディスク サービス エラーとその対処法

エラーを特定し、適切な対処法を適用して、コンピュータからそのエラーを修正してください。
8つの主なDiskPart仮想ディスク サービス エラーとその対処法:

  • エラー1:現在のブート ボリューム、システム ボリューム、ページ ファイル ボリューム、クラッシュ ダンプ ボリューム、休止状態ボリューム上では、クリーンな状態にできません
  • エラー2:指定されたディスクは変換できません。変換できない種類のディスクには、CD-ROMやDVDなどがあります
  • エラー3:現在のブート、システム、ページ ファイル、クラッシュ ダンプ、または休止状態のボリュームでは、削除は許可されていません
  • エラー4:デバイスにメディアがありません
  • エラー5:ボリューム サイズが大きすぎます
  • エラー6:この操作に使用できる十分なスペースがありません
  • エラー7:サービスを初期化できませんでした
  • エラー8:このメディアは書き込み保護されています

必須ツール

DiskPart仮想ディスク サービス エラーに対処するには、強力なサード パーティのディスク管理ツールを利用したほうがいいです。多くのユーザーに愛用されているEaseUS製パーティション管理ツールは素晴らしいオプションとなります。数回クリックするだけで、コンピュータ上の様々なエラーが完全に修復されます。

エラー1:現在のブート ボリューム、システム ボリューム、ページ ファイル ボリューム、クラッシュ ダンプ ボリューム、休止状態ボリューム上では、クリーンな状態にできません

適用対象:
仮想ディスク サービス エラー:

現在のブート ボリューム、システム ボリューム、ページ ファイル ボリューム、クラッシュ ダンプ ボリューム、休止状態ボリューム上では、クリーンな状態にできません。

このエラーは通常、システム ディスクでDiskPartのcleanコマンドを実行したときに発生します。古いシステム ディスクまたは使用中のシステム ディスクをクリーンアップしてWindows OSを再インストールするには、EaseUS Partition Masterを使用してブータブル ディスクを作成する必要があります。
cleanコマンドと同じ、EaseUS Partition Masterのすべて削除機能により、すべてのパーティションが削除されます。

フィックス:「クリーンは許可されていません」を修正する2つのオプション

#1.OSディスクのクリーンアップ‐OSですべてのパーティションを削除:

ステップ1. USBドライブ、フラッシュドライブ、またはCD/DVDディスクを正しくパソコンに接続します。次に、EaseUS Partition Masterを起動し、「ブータブルメディア」から「ブータブルメディアの作成」をクリックし、「次へ」をクリックします。

ステップ2.ドライブに空きがある場合は、USBまたはCD/DVDを選択することができます。選択したら、「進む 」をクリックします。

手元に記憶装置がない場合は、ISOファイルをローカルドライブに保存し、後で記憶媒体に書き込むことも可能です。

ステップ3.WinPEブータブルディスクをコンピュータに接続します。コンピュータを再起動し、F2/Delを同時に押してBIOSに入る。ハードディスクの先にある 「Removable Devices」(起動可能なUSBディスク)または 「CD-ROM Drive」(起動可能なCD/DVD)からPCを起動するように設定します。「F10」キーを押して保存し、終了します。

ステップ4.EaseUS Partition Masterをインストールし、起動します。あなたがワイプしたいHDDまたはSSDを選択します。そして、右クリックで「ディスクのワイプ」を選択します。

ステップ5.データ消去の回数を設定します。最大で10回まで設定できます。その後、「OK 」をクリックします。

ステップ 6.「1タスクの実行」をクリックし、「適用 」をクリックして、データの消去を開始します。

 

#2.データ ディスクのクリーンアップ‐すべてのパーティションを削除:
EaseUS Partition Masterを起動 > 対象ディスクを右クリックし、「すべて削除」を選択 > 「OK」と「適用」をクリックします。

ステップ1. EaseUS Partition Master を起動し、削除したいパーティションを右クリックして「削除」を選択します。

ステップ2. 誤操作を防ぐための警告メッセージが表示されます。削除を続けるには、「はい」ボタンを押します。

ステップ3. 画面の右下にある「1個のタスクを実行」をクリックすることで、パーティションの削除プロセスが開始されます。

エラー2:指定されたディスクは変換できません。変換できない種類のディスクには、CD-ROMやDVDなどがあります

適用対象:
仮想ディスク サービス エラー:

指定されたディスクは変換できません。変換できない種類のディスクには、CD-ROMやDVDなどがあります。

list disk > select disk * > convert GPTまたはconvert MBRと入力すると、現在のディスクで仮想ディスク サービス エラーが発生しているというエラー メッセージが表示されたのは、ドライブにパーティションが存在するためです。
では、このエラーを修正するにはどうすればよいでしょうか。2つの方法があります。

フィックス:「指定されたディスクは変換できません」を修正する2つのオプション

#1.EaseUS Partition MasterでディスクをMBR/GPTに直接変換:
EaseUS Partition Masterは、パーティションを削除せずにディスクをMBR/GPTに変換できる優れたDiskPart代替ツールです。操作中にデータが失われたりはしません。
ディスクをMBR/GPTに変換することで仮想ディスク サービス エラーを修正するには、次の手順に従います。
‐MBRをGPTに変換:

ステップ1. EaseUS Partition Master を実行します。ディスクコンバーターで「MBRをGPTに変換」を選択し、「次」をクリックします。

ステップ2. 変換したいディスクを選択し、「変換」をクリックします。

ステップ3. 「変換」ボタンをクリックすると、ディスクはMBRからGPTに変換し始まります。

ステップ4. 変換に成功しました!

‐GPTをMBRに変換:
EaseUS Partition Masterで対象のGPTディスクを右クリック > 「MBRに変換」を選択 > 「OK」と「適用」をクリックします。

#2.DiskPartコマンドでディスクをクリーンアップしてMBR/GPTに変換:
DiskPartコマンドを使用してドライブをGPT/MBRに変換する前に、パーティションを削除しなければなりません。そのため、ターゲット ディスクに大切なデータが保存されている場合は、データを事前に外付けHDDにバックアップしてください。
操作手順は次のとおりです。
手順1.検索ボックスに「cmd」と入力して「コマンド プロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
次に、「diskpart」と入力して「Enter」キーを押します。
手順2.次のコマンドを入力しするたびに、「Enter」キーを押します。

  • list disk
  • select disk * (*はターゲット ディスクの番号)
  • clean
  • convert gpt or convert mbr
  • exit

エラー3:現在のブート、システム、ページ ファイル、クラッシュ ダンプ、または休止状態のボリュームでは、削除は許可されていません

適用対象:
仮想ディスク サービス エラー:

現在のブート、システム、ページ ファイル、クラッシュ ダンプ、または休止状態のボリュームでは、削除は許可されていません。

このエラーは、DiskPartコマンドでブート パーティションまたはシステム パーティションを自動的に削除する場合によく発生します。間違ったボリューム番号を入力した場合は、正しいボリューム番号でパーティションの削除を再試行してください。
システム パーティションまたはブート パーティションを削除するには、以下のチュートリアルを参照してください。

フィックス:EaseUS Partition Masterのブータブル ディスクでブート/システム ボリュームを削除

EaseUS Partition Masterは、起動可能なディスクからOSパーティションまたはブート パーティションを削除するのに役立つ安全な方法を提供しています。
ダウンロードボタン
1)まず、EaseUS Partition Master WinPEブータブル ディスクを作成します。
2)次に、ブータブル ディスク上のEaseUS Partition MasterソフトウェアからPCを起動します。
3)EaseUS Partition Masterのメイン ウィンドウに入り、システムまたはブート パーティションを右クリックして「削除」を選択し、「OK」をクリックします。
4)最後に、「適用」をクリックして、ブート、システム、ページ ファイル、クラッシュ ダンプ、または休止状態のボリュームの削除を開始します。

エラー4:デバイスにメディアがありません

適用対象:
仮想ディスク サービス エラー:

デバイスにメディアがありません。

DiskPartコマンド実行中に「デバイスにメディアがありません」という仮想ディスク サービス エラーが発生したのは、指定されたメディアが見つからなかったためです。つまり、デバイスにアクセスできませんでした。

フィックス:「デバイスにメディアがありません」を修正する2つのオプション

#1.USBポートを変更して外部ストレージ デバイスを再接続するか、HDD/SSDを再インストール
#2.メディアが表示されないデバイスのドライバーを更新:
ステップ1.「PC」を右クリックして、「管理」 > 「デバイス マネージャー」の順に移動します。
ステップ2.「ディスク ドライブ」を展開し、メディアが表示されないデバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
ステップ3.新しいウィンドウで、「ドライバー ソフトウェアの最新版を自動検索」を選択します。

エラー5:ボリューム サイズが大きすぎます

適用対象:
仮想ディスク サービス エラー:

ボリューム サイズが大きすぎます。

このエラーは、DiskPartユーティリティを使用して大きなパーティション/USB/外付けHDDをFAT32ファイル システムにフォーマットする場合によく発生します。FAT32ファイル システムの制限により、Windowsでは32 GB以上のデバイスをFAT32にフォーマットすることはサポートされません。

フィックス:「ボリューム サイズが大きすぎます」を修正する2つのオプション

#1.サード パーティ製のフォーマット ツールで大容量デバイスをFAT32にフォーマット:
大容量デバイスをFAT32リムーバブル ドライブとして使用するには、プロフェッショナルなフォーマット ツールであるEaseUS Partition Masterが最適なものとなります。FAT32の制限を打ち破り、大容量ストレージ デバイス(32 GB以上)をFAT32に設定するためのフォーマット機能を備えています。

  • フォーマットする外付けドライブ/USBを右クリックし、「フォーマット」を選択します。
  • パーティション ラベル、ファイル システム(NTFS/FAT32/EXT2/EXT3/EXT4/exFAT)、およびクラスタ サイズを設定し、「OK」をクリックします。
  • 「はい」をクリックして続行します。
  • 「保留中の操作」ボタンをクリックし、「適用」をクリックしてフォーマット操作を開始します。

#2.デバイスを他のファイル システムにフォーマット:
外付けHDDまたはUSBを他のWindowsがサポートするファイル システム(NTFS:内蔵HDD/SSD、exFAT:外付けHDD)にフォーマットすることもできます。
ステップ1.「PC」を右クリックし、「管理」を選択します。次に、「ディスクの管理」に移動します。
ステップ2.ターゲットのハードドライブを右クリックし、「フォーマット」を選択します。

ステップ3.ボリューム ラベル、ファイル システムを設定し、「OK」をクリックしてドライブのフォーマットを開始します。

エラー6:この操作に使用できる十分なスペースがありません

適用対象:
仮想ディスク サービス エラー:

この操作に使用できる十分なスペースがありません。

このエラーは、パーティションを拡張したり、DiskPartユーティリティを使用してプライマリ パーティションを作成したりするために、ハード ディスクに未使用の空き領域がないか、十分な未割り当て領域がない場合によく発生します。

フィックス:「この操作に使用できる十分なスペースがありません」を修正する2つのオプション

#1.パーティションを縮小して未割り当て領域を残す
#2.未割り当て領域あり・なしでパーティションを拡張

エラー7:サービスを初期化できませんでした

適用対象:
仮想ディスク サービス エラー:

サービスを初期化できませんでした。

通常、仮想ディスク サービスはWindows PCで自動的に起動されますが、起動しない場合や初期化に失敗する場合もあります。

フィックス:「サービスを初期化できませんでした」を修正する2つのオプション

#1.DiskPartユーティリティを開き、「net start vds」と入力して「Enter」キーを押す
#2.手動で仮想ディスク サービスを再起動:

検索ボックスに「サービス」と入力 > 「Enter」キーを押す > 「Virtual Disk」サービスを右クリック/ダブル クリック > 「開始」を選択します。
これにより、仮想ディスク サービスのスタートアップ種類が手動から自動に変更され、Windowsが再起動されます。

エラー8:このメディアは書き込み保護されています。

適用対象:
仮想ディスク サービス エラー:

このメディアは書き込み保護されています。

このエラーは、手動操作やデバイス エラーなどのためにストレージ デバイスが暗号化またはロックされている場合によく発生します。

フィックス:書き込み禁止を解除する複数の方法

Windows 11/10/8/7でディスクの書き込み禁止を解除する方法については、こちらの記事をご参照ください。

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まとめ

DiskPartでディスク パーティションを管理するときによく発生する仮想ディスク サービス エラーを修正するための複数のソリューションは以上です。
上記で述べたように、各エラーの対処法はそれぞれです。適切な方法を選び出すには、DiskPartで発生した問題を特定しなければなりません。そのため、この記事では考えられるすべてのソリューションを収集しました。
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