HDDからSSDに換装する方法ガイド|おすすめクローンソフト

さわこ |カテゴリ:ディスクコピー| 2025年08月21日に更新

概要:

この記事では、HDDからSSDへ換装する具体的な手順をわかりやすく解説します。さらに、作業前に必要な準備やおすすめのクローンソフト、換装後の確認ポイントについても詳しく紹介します。

最近、パソコンの起動やアプリの動作が遅くなったと感じていませんか? それは、HDD(ハードディスクドライブ)が原因の一つかもしれません。HDDは物理的にディスクを回転させてデータを読み書きする仕組みのため、どうしても処理速度に限界があります。

そこで、多くのユーザーが注目しているのが「SSD」への換装です。SSDはディスクの回転がなく、フラッシュメモリでデータを処理するため、読み書き速度が圧倒的に速いのが特徴です。具体的には、パソコンの起動が数分かかっていたのが、数十秒で完了するようになったり、アプリの起動やデータの読み込みがサクサク進むようになります。さらに、最近ではSSDの価格が大幅に下がっており、500GB〜1TBクラスの大容量製品も手頃な価格で購入できるようになっています。

そのため、「なるべくお金をかけずに、今使っているパソコンの性能をアップさせたい」という方にとって、HDDからSSDへの換装は非常に費用対効果の高い選択肢となっています。

HDDからSSD換装前の準備リスト|必要なものまとめ

HDDからSSDへの換装を成功させるためには、作業の前に必要な準備と、自分のパソコンの構造を理解しておくことが重要です。ここでは、実際の換装作業に入る前に知っておきたいこと、そして用意しておくべきものについて詳しくご紹介します。

換装に必要なもの一覧:

  • 新しいSSD
  • クローンソフト(例:EaseUS Disk Copy)
  • 精密ドライバー(ノートPCや一体型PCの分解に必要)
  • SATA-USB変換ケーブル(外付け接続してクローン作業を行う場合に使用)
  • 必要に応じて、ヒートシンクや放熱シール(NVMe SSDの場合)

ノートパソコンの場合:機種によっては分解が難しかったり、ストレージが取り出しにくい構造になっている場合があります。バッテリーを外す手順が必要なこともあるため、サービスマニュアルなどを事前に確認しましょう。また、SSDを装着できるスロットが限られており、サイズやインターフェースの互換性が重要です。

デスクトップパソコンの場合:ケースを開けやすく、ストレージの交換スペースも広いので作業は比較的簡単です。ただし、普段内部に触れることがないため、静電気によるパーツ破損やケーブルの接続ミスには注意が必要です。必要に応じて電源を完全に落とし、アースバンドなどを使うとより安全です。

HDDをSSDに換装する手順|ステップごとに完全紹介

SSDへの換装を考えている方にとって、OSやデータを安全かつ確実に移行できるクローンソフトの選定は非常に重要です。その中でも多くのユーザーに選ばれているのが、EaseUS社が提供する「EaseUS Disk Copy」です。

EaseUS Disk Copyは、初心者でも安心して使えるHDD/SSD用のクローンソフトです。セクタ単位でOS・アプリ・データを丸ごとコピーでき、容量が違うディスク間の移行にも対応。直感的な操作画面で作業が簡単なのも魅力です。他の無料ソフトと比べて成功率が高く、トラブルも少ないため、多くのユーザーに選ばれています。日本語サポートもあり安心です。

EaseUS Disk Copyを使ったHDDからSSDへ換装手順:

ステップ1.EaseUS Disk CopyをPCにダウンロードし、実行します。「ディスクモード」をクリックし、ソースディスクを選択します。「次へ」をクリックして続行します。

注:ソースディスクをセクタ単位でクローンする場合、ターゲットディスクは少なくともソースディスクと同じサイズかそれ以上のサイズである必要があります。

ステップ2. ターゲットディスクを選択します。ターゲットディスクがSSDの場合、チェックを入れます。さらに、ディスクの自動調整なども選択できます。

ステップ3. クローンすると、ターゲットディスクのデータが消去されますので、ご注意ください。そして「続ける」をクリックして、クローン作業を開始します。

EaseUS Disk Copyはこんな方におすすめです:

  • クリーンインストールをせずに、今の環境をそのまま簡単に移行したい方
  • パソコン操作にあまり自信がなく、失敗が不安な初心者の方
  • 保存しているデータが多く、すべてを丸ごと確実にコピーしたい方

SSD換装後の動作確認とよくあるトラブルへの対処法

SSDへのクローン作業を終えたら、それで作業完了……ではありません。正しく初期設定や動作確認を行うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。以下のポイントをしっかり確認しておきましょう。

BIOS(UEFI)設定で起動ディスクをSSDに変更

BIOSを開くには、パソコンの電源を入れた直後に「F2」や「Delete」キーなど(機種によって異なります)を押して設定画面へ入ります。「Boot」や「起動」メニューから、接続されているディスクの順番を変更できます。

Windowsが正常に起動するかチェックする

起動ディスクをSSDに設定したあとは、Windowsがこれまで通り問題なく起動するかどうかを確認しましょう。もし起動に失敗した場合は、クローン作業に失敗している可能性があります。その場合は、再度クローンをやり直したり、クローン時の設定(パーティションの自動調整やOSクローンのチェックなど)に問題がなかったか確認することが大切です。

元のHDDはどうする? バックアップ用や外付けとして再利用も

データが残っている状態なら、しばらくの間はバックアップとして保管することをおすすめします。また、2台目の内部ドライブとして増設したり、外付けHDDケースに入れてポータブルドライブとして再利用することも可能です。

ただし、完全に処分する場合は、個人情報や機密データの漏えいを防ぐために、データの完全消去を忘れずに行いましょう。

Windows向けの無料データ消去ソフトおすすめ3選

本文では、おすすめの最高の無料データ消去ソフトを5つ取り上げ、それぞれのメリットとデメリットについてご紹介します。

SSD換装時によくある質問【FAQ】

1.SSDの容量が足りないと移行できない?

基本的に、新しく用意したSSDの容量が、元のHDDに保存されている「使用済みデータ容量」よりも大きければ、クローンや移行が可能です。例えば、HDD自体が1TBでも、実際の使用量が200GB程度であれば、500GBや256GBのSSDでも対応できます。ただし、クローンソフトに「容量自動調整機能」があるかどうかを事前に確認することが重要です。EaseUS Disk Copyはこの自動調整に対応しており、小容量SSDへの移行にも強いです。

2.OSをそのまま移行するとライセンスは引き継がれる?

はい、多くの場合、OS(特にWindows 10/11)をそのままクローンなどで移行すると、ライセンスも引き継がれます。ただし、いくつかの条件によって自動認証されない場合もあるため、以下を確認しておくことが大切です。

3.どのSSDを選べばいい?

用途やPCの対応規格によって最適なSSDは異なります。一般的にノートパソコンや多くのデスクトップPCでは「2.5インチ SATAタイプ」が主流で、初めての換装にもおすすめです。より高速なデータ転送を求める場合には「M.2 NVMeタイプ」も選択肢になりますが、対応スロットがあるか事前に確認しておく必要があります。また、信頼性の高いメーカー(例:Crucial、Samsung、Western Digital、SanDiskなど)を選ぶことで安心して長く使用できます。

まとめ

HDDからSSDへの換装は、パソコンの起動や動作速度を大幅に改善し、快適さが格段に向上します。初心者でもクローンソフトを使えば、OSやデータをそのまま短時間で移行可能です。中でもEaseUS Disk Copyは操作が簡単で成功率が高く、多くのユーザーに支持されています。安心してSSD換装を始めたい方に最適なソフトです。