SSDに最適なのはMBRか?それともGPTか?

モンディー |カテゴリ:パーティション管理| 2024年11月01日に更新

概要:

初心者にとって、適切なハードディスクを選択するのは難しいかもしれません。特にパーティションスタイルを選択する場合は、さらに混乱するでしょう。SSDに最適なパーティションスタイルはどちらでしょうか?そしてどちらがより優れていますか?この記事でその答えを説明します。

ハードドライブにWindows OSを(再)インストールする場合、パーティションスタイル(MBRまたはGPT)を選択する必要があります。これら2つのパーティションスタイルの違いは何かを知らないユーザーはかなりいるかもしれません。現在、ほとんどのコンピューターにSSDが搭載されています。だが、このSSDにはどのパーティションスタイルが適していますか?まず、パーティションスタイルとは何か、MBRとGPTの違いを説明しましょう。

MBRとGPTについて

MBRとGPTはどちらも、Windowsコンピューターに適用されるパーティションスタイルです。MBRはマスターブートレコードの略で、1983年にIBM PC DOS 2.0に初発表された古いディスクタイプです。マスターブートコード、ディスクパーティションテーブル、およびブートサインの3つの部分で構成されています。マスターブートコードには、インストールされているOS情報が記録されています。

MBRディスクがBIOSブートモードをサポートし、最大サイズが2TBです。合計4つのプライマリーパーティション、または3つのプライマリパーティションと1つの拡張パーティションが作成可能です。拡張パーティション内で、論理パーティションを作成することで、その制限が回避できます。

GPTは、GUIDパーティションテーブルの略で、MBRよりもっと新しく高度なパーティションスタイルです。GPTの使用にUEFIベースのPCが必要です。また、MBRよりも互換性が高いだけでなく、容量の制限もありません

通常、GPTディスクのプライマリパーティションの数は無制限です(パーティションを128個作成できますが、そういう必要がありません)。

一般に、MBRとGPTには3つの違いがあります。

  • MBRディスクがBIOSをサポートし、GPTディスクがUEFIをサポートしています。
  • MBRには4つのプライマリパーティションしか作成できませんが、GPTには最大128のプライマリパーティションが作成可能です。
  • MBRは最大2TBしかサポートできませんが、GPTは無制限のパーティションを処理できます。

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ディスクパーティションとは何?なぜディスクをパーティション分割するのか?

ディスクパーティションは、物理ストレージを仮想的に分割することを指します。たとえば、2TBのディスクをOSとアプリケーションをインストールするためのブートパーティションと、データを保存するためのデータパーティションに分割します。そうしたら、他のパーティション上のデータに影響を与えることなく、システムパーティションをフォーマットしてOSを再インストールできます。 

ディスクのパーティション分割を行うと、異なるオペレーティングシステムをインストールするのにも役立ちます。たとえば、コンピューターにWindowsとLinuxを一緒に使う場合です。

MBRとGPT、どちらがSSDに適しているか?

先述べたように、MBRとGPTのどちらを選択するかは、ハードディスクの種類とは関係ありません。UEFIベースのPCなら、GPTパーティションスタイルを選択します。BIOSベースのPCなら、MBRパーティションスタイルを選択します。SSDが2TBより大きい場合は、GPTパーティションスタイルをお勧めします。

MBRをGPTに変換する方法

時々、ディスクをMBRからGPTに変換する必要があります。通常、ディスクの管理とコマンドプロンプトも利用できますが、より簡単なEaseUS Partition Masterをお勧めします。下記の手順に従うだけで、ディスクをMBRからGPTに、またはその逆に簡単に変換できます。

さらに、MBRとGPT間の変換だけでなく、Cドライブの領域を増やしたり、書き込み禁止のUSBメモリをフォーマットしたり、パーティションのサイズを変更したりできます。

では、下のボタンからこのツールをダウンロードし、MBRをGPTに変換しましょう。

ステップ1. EaseUS Partition Master を実行します。ディスクコンバーターで「MBRをGPTに変換」を選択し、「次」をクリックします。

ステップ2. 変換したいディスクを選択し、「変換」をクリックします。

ステップ3. 「変換」ボタンをクリックすると、ディスクはMBRからGPTに変換し始まります。

ステップ4. 変換に成功しました!

結論

MBRとGPTのどちらかを選択する必要がある場合は、上記のことを知っておくべきです。ご不明な点がございましたら、こちらのサポートチーム(support@easeus.com)までお気軽にお問い合わせください。

MBRとGPTの違いに関するよくある質問

1.MBRとGPTの主な違いは何ですか?

主な違いは以下の通りです:

  • パーティションの数: MBRは最大4つのプライマリパーティションに限定されますが、GPTは128個以上のパーティションをサポートできます。
  • ディスクサイズのサポート: MBRは最大2TBのディスクサイズまでしかサポートしませんが、GPTはそれを大幅に超えるディスクサイズをサポートします。
  • 互換性: MBRは古いシステムとの互換性がありますが、GPTはUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)をサポートする新しいシステムで主に使用されます。
  • データの信頼性: GPTはデータの信頼性を高めるためにヘッダとパーティションテーブルのコピーを保持し、CRCチェックサムを使用してデータを検証します。

2. 古いシステムでGPTを使用できますか?

古いシステム(主にBIOSを使用するシステム)では、GPTがうまく機能しないかもしれません。これらのシステムはMBRを使用するように設計されています。ただし、一部のシステムでは互換モード(例えば、BIOS互換モードのUEFI)を使ってGPTディスクを利用できる場合があります。

3.WindowsでMBRディスクをGPTに変換する方法は?

 Windowsの「ディスクの管理」ツールを使用して、データを失わずにMBRディスクをGPTに変換することができます。ただし、データの安全のために、操作を行う前に重要なデータのバックアップを取ることをお勧めします。