Windowsでセキュアブートを有効化|MBRをGPTに

WuYanG |カテゴリ:パーティション管理| 2025年09月09日に更新

概要:

Windowsでセキュアブートを有効化する方法をこの文章で完全に紹介します。もちろん、セキュアブートはGPTモードのディスクが必要で、本文もデータ損失なしの変換する方法を提供します。

Windows 11は、セキュアブート、UEFIブートモード、GPTディスクスタイル、TPM 2.0などの要件を満たしている必要があります。

Windows 11へのアップグレードを検討しているユーザーにとって、セキュアブートの有効化は必須のステップとなっています。

あるいは、チートツールに対抗するため、一部のゲームではセキュアブート機能の有効化が要求されます。

Tip
セキュアブートを有効化しても、コンピュータのパフォーマンスに影響はありません。セキュアブートは主にセキュリティ機能を強化するためのものであり、システムの動作速度を低下させるものではありません。むしろ、マルウェアやウイルスの攻撃からシステムを保護する役割を果たします。

この記事では、セキュアブートの有効化方法を詳しく解説します。

セキュアブート(Secure Boot)とは

セキュアブート(Secure Boot)とは、コンピュータの起動プロセスにおいて、不正なソフトウェアやマルウェアの実行を防ぐためのセキュリティ機能です。

セキュアブートは、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)起動に基づくコンピュータのセキュリティ機能であり、起動時に許可されたソフトウェアのみが実行されることを確認します。これにより、マルウェアやルートキットなどの悪意あるソフトウェアが起動プロセスに介入するのを防ぎ、システムの安全性を高めることができます。

セキュアブートは、特に Windows 8 以降のオペレーティングシステムに搭載されており、現代のコンピュータセキュリティにおいて重要な役割を果たしています。Windows 11では、セキュアブートの有効化が必須とされています。

Windowsでセキュアブート設定しているかどうか確認する方法

1. システムでキーボードの[Windows]キーと[R]キーを同時に押し、「msinfo32」と入力します。

2. 「システムの要約」で「セキュアブートの状態」を確認します。

  • 「有効」と表示されている場合は、そのままでいいです
  • 「無効」と表示されている場合は、セキュアブートを以下の方法で設定します

設定ができない?ディスクをGPT形式が必要!

Windowsでセキュアブートを有効化の要件の一つとして、コンピュータの起動モードがUEFIである必要があることはご存じかもしれません。この要件に伴い、ディスクのスタイルをGPTとする必要があります。それは、UEFIブートモードがGPTディスクスタイルを必要とするためです。

つまり:

ディスクがGPT形式UEFI起動が必要セキュアブートをオンにする

という順番です。

ディスク形式を確認する方法:

ステップ1.Win+Xを押して、「ディスクの管理」をクリックします。

ステップ2.「ディスクの管理」では全てのディスクを表示します。該当するディスクを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

ステップ3.「ボリューム」で「パーティションのスタイル」項目を確認してください。

もしお使いのディスクがMBR形式の場合、EaseUS Partition Masterを利用することで、データを失うことなくディスクスタイルを変換することができます。

EaseUS Partition Masterは、コンピュータのパーティションをより簡単かつ便利に管理できるように設計されたツールです。十分なコンピュータの知識をお持ちでない場合でも、このツールを使用すれば、データを維持したままMBRからGPTへ安全に変換することができます。ディスクのデータ管理を行いながら変換を希望される場合、このツールの選択が最適です。

このツールをダウンロードし、以下の手順に従って、MBRをGPTへ変換することができます。

ステップ1. EaseUS Partition Master を起動し、サイドメニューから「ディスクコンバーター」を選択します。「MBR=>GPT」を選び、「次へ」をクリックします。

ステップ2. GPTに変換したいディスクを選択し、「変換」ボタンをクリックします。

ステップ3. 「変換」ボタンをクリックすると、GPTディスクからMBRへの変換が始まります。

ステップ4. 変換が正常に完了すると、「変換に成功しました」と表示されます。

Windowsでセキュアブート(Secure Boot)を有効にする方法

初心者でも分かるステップバイステップのガイドに従って、自分一人で試してみましょう。しかし、一つ覚えておいてほしいのは、セキュアブート機能をオンにする前に、ブートモードをUEFIに変更したことを確認する必要があるということです。もし方法が分からない、またはコンピュータのブートモードを確認する方法が分からない場合は、このページを参照してください。

関連文章:UEFIとBIOS:確認の方法と違い完全解説

ステップ1.WIN+Iを押して、「設定」に移動します。「更新とセキュリティ」で「回復」メニューに移動します。

ステップ2.「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリックします。

ステップ3.オプションの選択から「トラブルシューティング」をクリックします。


ステップ4.そして「詳細オプション」「UEFIファームウェアの設定」をクリックします。


ステップ5.「再起動」をクリックします。

ステップ6.パソコンが再起動し、BIOSまたはUEFIに入ります。

※もし成功していないなら、パソコンを再起動し、「F2」または「Del」を連打して入ります。

ステップ7.例としてBIOSとASUSのパソコンの設定画面を説明します。

BIOS:

「Security」を選択し、下にある画面に入り、図のとおりに「Enabled」を選びます。そして「F10」を押して設定を保存して終了します。その後、普通にパソコンを使ってください。


ASUSマザーボード:

1. EZ Modeが表示された場合は、F7を押してAdvanced Modeに切り替えます。

2. Bootタブに移動します。 Secure Bootを展開します。

4.OS Typeはデフォルトで[Other OS]に設定されています。

  • Other OS: セキュアブート状態は無効
  • Windows UEFI mode: セキュアブート状態は有効

5.そして「F10」を押して設定を保存して終了します。その後、普通にパソコンを使ってください。

まとめ

セキュアブートは、Windows 11の必須要件であり、システム起動時のセキュリティを強化する重要な機能です。有効化にはUEFIブートモードとGPTディスク形式が前提となります。BIOS設定から簡単に有効化でき、パフォーマンスに影響を与えずにマルウェアや不正なソフトウェアの実行を防止します。現代のコンピューティング環境において、セキュリティを高めるための基本的かつ効果的な対策と言えるでしょう。