概要:
Windows 10/8/7でのEFIパーティションをリサイズ拡張、或いは縮小したいですが、Windowsのプリインストールディスク管理ツールでEFIパーティションを操作できない方は多いでしょう。このページでは、Windows 10/8/7でEFIパーティション(ESP)をリサイズ/移動する方法を皆さんに紹介します。
EFIパーティション(ESP)とは、WindowsシステムがGPTディスクに正しくインストールされる場合だけに作成されるパーティション領域です。
通常のパーティションと違って、EFIパーティションは常に、OSのブートローダーとカーネルイメージなどを内包するので、ユーザーはEFIパーティションへの操作はなかなか実現できないと同時に、Windowsに内蔵されている「ディスクの管理」ツールを使ってEFIパーティションを調整したり、移動したり、削除したりすることができません。
ただし、時として、EFIパーティションのサイズを変更する必要がある時もあります。例えば下記のようなニーズがあります。
データ損失なしで、EFIパーティションの容量を大きくしますか?EFIパーティションの容量は99MBだけですが、PCで仮想マシンを使ってmacOSをインストールするには、少なくとも200MBが必要です。Windows 10の内蔵ディスク管理ツールを使って、EFIパーティションを拡張しようとした場合、「ボリュームの拡張」ボタンがグレーになって、操作ができません!だから、EFIパーティションのサイズを変更できる方法が欲しいです。教えてください!
では、EFIパーティションをリサイズ、または移動するのが不可能でしょうか?いいえ、可能です。ここは、EFIパーティションにも対応する無料パーティション管理ソフトEaseUS Partition Masterを皆さんにお薦めします。簡単な操作で、GPTディスクでEFIパーティションをリサイズすることができます。では、実際にやってみましょう。
1.EaseUS Partition Masterを実行します。リサイズしたいパーティションを右クリックして、「パーティションのサイズ調整/移動」を選択します。
2.後ろの矢印を右へドラッグして、あとの未割り当て容量を占めて、パーティションを拡張します。
3.最後は「変更を適用」をクリックして、操作を実行させます。
EaseUS Partition Masterを使って、EFIパーティションが小さすぎてOSをインストールできないなどの問題を解決できます。しかしながら、Windows 10でEFIパーティションを識別する方法を知っていますか?
BIOSとUEFI(EFI)の基本概念を理解していれば、それを使用しているかどうかを確認/識別、またはどちらに使用するかをカンタンに決定することができます。
1.EFIパーティションはGPTディスクに存在しており、OSの起動に使用されます。UEFI仕様とGPTパーティションスキームは互いに独立していますが、Windowsではこれらを一緒に使用する必要があります。UEFI仕様のMBRディスク、または、BIOS仕様のGPTディスクから起動することはできません。これはシステムの構成方式のことです。
2.BIOSとUEFIのどちらを使用しているかを確認:「ファイルを指定して実行」を開き、「MSInfo32」を入力してエンターキーを押します。ここで「システム情報」ウィンドウが表示されます。ここで「BIOSモード」が「レガシ」の場合、BIOS仕様を採用しています。もし「UEFI」の場合はUEFI仕様を試用しています。