【解決法】Windows Server:新シンプルボリュームがグレーアウト

さわこ |カテゴリ:パーティション管理| 2024年09月24日に更新

概要:

この記事では、新しいシンプルボリュームがグレー表示される原因を説明し、Windows ServerユーザーがServerコンピュータのハードディスクに新しいシンプルボリュームを正常に作成するための効果的な解決策を提供します。

新しいシンプルボリュームがグレーアウトしているのを修正する方法

新しいシンプルボリュームがグレーアウトした問題を修正する方法は、MBRディスクをGPTディスクに変換することです。GPTディスクは最大256TBのパーティション、最大で128つのプライマリパーティションをサポートします。

Windows Serverで新しいシンプルボリュームオプションがグレーアウトしているのを修正する方法は3つあります。それでは、以下の方法でMBRをGPTに変換しましょう。

方法1:ソフトウェア EaseUS Partition MasterでMBRディスクをGPTに変換

EaseUS Partition Master 企業版 はプロフェッショナルなソフトウェアで、データを失うことなく、簡単かつ効果的にMBRディスクをGPTに、またはGPTディスクをMBRに変換します。システムドライブと非システムドライブの両方で機能し、他の多くの優れた機能も備えています。

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EaseUS Partition Master 企業版を使えば、ワンクリックでMBRをGPTに変換することができます。必要なのは、ソフトをダウンロードし、Windows Server 上で実行することだけです。その後、以下の簡単な手順で変換を実行します。

ステップ1. EaseUS Partition Master を実行します。ディスクコンバーターで「MBRをGPTに変換」を選択し、「次」をクリックします。

ステップ2. 変換したいディスクを選択し、「変換」をクリックします。

ステップ3. 「変換」ボタンをクリックすると、ディスクはMBRからGPTに変換し始まります。

ステップ4. 変換に成功しました!

方法2:ディスクの管理を使用して MBR ディスクを GPT に変換する

この方法は、MBRをGPTに変換する前に、ドライブ上のすべてのパーティションまたはボリュームを削除する必要があります。そのため、既存のパーティションに重要なデータがある場合、変換を開始する前にバックアップを作成した方がいいです。また、この方法はデータディスクに対してのみ有効です。したがって、変換したいディスクが非データディスクの場合、方法1をお試しください。

MBRをGPTに変換するには、以下の手順を実行してください。

ステップ1. Windowsキー と Xキーを同時に押して、そして「ディスクの管理」をクリックします。

ステップ2. MBRディスクのパーティションを右クリックし、「ボリュームの削除」を選択し、「はい」をクリックします。MBRディスクにあるすべてのパーティションが削除されるまで、このステップを繰り返します。

ステップ3. 最後に、空になったMBRディスクを右クリックして、「GPTディスクに変換」をクリックします。

変換後、希望する数のパーティションを作成することができ、新しいシンプルボリュームの作成などができるようになります。

方法3:CMDを使用してMBRをGPTに変換する

Diskpart CMDは、ディスクパーティションを管理し、MBRをGPTディスクに変換するWindowsの組み込みユーティリティです。この方法を使用する場合、CMDはまた、変換前にディスク上のボリュームを削除する必要があるため、すべての重要なデータをバックアップする必要があります。また、この方法はデータディスクで利用可能であることに注意してください。非データディスクの場合、方法 1 に戻ってください。

CMDでMBRをGPTに変換する手順は以下の通りです。

ステップ1:キーボードで「Win + R」を押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスにアクセスし、「cmd」と入力して、Enterキーを押します。

ステップ2:コマンドプロンプトの表示で diskpart と入力し、Enterキーを押して、Diskpart を起動します。

ステップ3:以下のコマンドを順番に入力し、各コマンドの後にEnterキーを押します。

  • list disk  (すべてのオンラインディスクを表示する)
  • select disk n  (nはターゲットのMBRディスクの番号を意味する)
  • clean  (ターゲットディスクのすべてのパーティションをクリアする)
  • convert gpt
  • exit  (ウィンドウを閉じる)

新しいシンプルボリュームがグレーアウトしている原因

未割り当ての領域に新しいパーティションを作成するとき、ディスクの管理で新しいシンプルボリューム機能を使用できない場合があります。新しいシンプルボリュームオプションがグレーアウトされているのはなぜでしょうか。

新しいシンプルボリュームがグレーアウトされたことの主な理由は、ソースディスクがMBRディスクであることです。MBRディスクは最大2TBのハードディスクサイズで、最大4つのパーティションまたは3つのプライマリパーティション+1つの拡張パーティションをサポートします。そのため、以下のような場合にディスクの管理でグレーアウトしたエラーが発生可能性があります。

  • 既存のパーティションサイズが2TBに達したため、Windowsはパーティションの追加作成を許可しない
  • すでに4つのプライマリーパーティション、または3つのプライマリーと1つの論理パーティションを作成し、これ以上パーティションを作成することはできません。

おわりに

以上の内容から、Windows内蔵のユーティリティ(ディスクの管理、diskpart CMD)とサードパーティ製ソフトウェア - EaseUS Partition Master 企業版 の大きな違いは、ディスクボリュームの削除と使いやすさにあることが分かりました。EaseUS Partition Master は、ディスクデータを失うことなく、MBRディスクをGPTに変換して「新しいシンプルボリュームがグレー表示されました」エラーを修正する最も簡単な方法です。さらに、このソフトウェアは、すべてのディスク管理タスクを提供するために、他の優れた機能が組み込まれています。この代わりに、効果的なディスク変換のためにEaseUs Partition Master Serverを利用することがお勧めです。

【Windows】ディスクの管理の新しいシンプルボリュームがグレー表示の対処法

MBR と GPTは皆さんがよく利用するパーティション形式です。本記事は、MBR と GPTの違い、それぞれの特徴、又は確認方法を紹介する上、MBR と GPTの相互変換方法を皆さんに紹介したいと思います。