内蔵ハードディスク間データ移行する方法

さわこ |カテゴリ:ディスクコピー| 2025年05月26日に更新

概要:

内蔵ハードディスク間でデータを移行する最適な方法は何でしょうか?このガイドでは、内蔵ハードディスク間でデータを効率よく移す3つの方法をご紹介します。この手順に従えば、データをすばやく簡単に移行することができます。

コピーとは、何かを複製(複写)することを意味し、転送とは、ある場所から別の場所へ移動させることを意味します。ここで紹介する方法は、すべてのWindows OSで、1台の内蔵ハードディスクから別のドライブへデータを転送する際に使用できます。

この記事では、古いハードディスクから新しいハードディスクへデータを簡単にコピー・転送するための、実績のある方法をご紹介します。

方法1. クローンソフトを使って内蔵ハードディスク間のデータを移行

対応OS:Windows 11/10 / 8 / 7

この方法は、パーティション単位でのデータ移行や、内蔵ディスク全体を別のディスクへクローン(複製)するのに対応しています。

最も効率的かつ安全に内蔵ハードディスクのデータを別のディスクへ移す方法は、「高速ディスククローンソフト」を使うことです。EaseUS Disk Copyを使えば、以下のような操作が可能になります:

  • ブータブルCD/DVDやUSBメモリを作成し、PCを起動しながら全ディスクのクローンを実行。新しいディスクや大容量ディスクへのアップグレードに便利
  • セクタ単位での完全なクローン作成に対応しており、コピー先のディスクやパーティションを元と100%同一に複製可能
  • ハードディスクを新しいパソコンへコピーすることができる
  • Windowsを1つのSSDから別のSSDへ簡単かつ素早く移行できる

以下に紹介するツールと手順に従えば、内蔵ハードディスクを別のドライブへ簡単に移行できます。

※ヒント:ディスクのクローン作業をスムーズに進めるために、EaseUS Disk Copyをアクティベート(製品版に登録)してください。

ステップ1.ソフトの初期画面で「ディスクモード」を選択します。それから、ソースディスクを指定して「次へ」をクリックします。

ステップ2.ターゲットディスクを選択した上、「次へ」をクリックします。

ご注意:

①ターゲットディスクはソースディスクと同じまたはそれ以上の容量であることを確認してください。

②クローンすると、ターゲットディスク上のすべてのデータが消去されますので、ご注意ください。

ステップ3.ターゲットディスクがSSDの場合、SSDの最適化をチェックしてください。そしてディスクのレイアウトを編集して「実行」をクリックします。

  • ディスクを自動調整します:ターゲットディスクが最適な状態で動作できるように、デフォルトでディスクのレイアウトをいくつか変更。
  • ソースとしてコピーします:ターゲットディスク上で何も変更せず、レイアウトはソースディスクと同じ。
  • ディスクのレイアウトを編集します:ターゲットディスク上で手動でパーティションのレイアウトをリサイズ/移動することができます。

ステップ4.ディスククローンのプロセスが始まります。

クローン作成後、古い内部ハードディスク上のデータを削除してストレージスペースを解放し、ディスクのパフォーマンスを最適化できます。

方法2.手動でコピー&ペーストしてデータを別のドライブに移行

小さなファイルを1つずつコピーする場合/途中で中断されるとデータ損失の可能性あり

大きなファイルを移行する場合、コピー&ペーストでは多くの時間と労力がかかります。さらに、単純なコピー&ペーストでは一部のデータが抜け落ちる可能性もあります。ただし、移行したいデータが30GB未満である場合、コピー&ペーストでも問題なく行えるため、手軽で無料な方法として選択可能です。

ステップ1:新しいドライブに空のパーティションを用意するか、新しくパーティションを作成して、データの保存先を準備します。

ステップ2:古い内蔵ハードディスクを開き、「Ctrl + A」で全てのデータを選択するか、移動したいファイルを右クリックして「コピー」を選択します。

ステップ3:新しいドライブに移動し、「貼り付け」を実行してデータを保存します。

コピー&ペーストが完了するまで待ちましょう。

なお、「ハードディスクのすべてのデータが正しく移せたかどうか」を確認するには、ファイルを1つずつ手作業で照らし合わせるしかなく、非常に手間がかかります。

方法3.Windows Easy Transferを使って内蔵ハードディスク間のデータを移行

対応OS:Windows 8 / 7 ※Windows 10では非対応

Windows 8または7で、内蔵ハードディスク内のデータを外付けハードディスクに移して容量を空けたい場合は、「Windows Easy Transfer」(ウィンドウズ・イージー・トランスファー)を使ってみましょう。

ステップ1:スタートメニューを開き、「Windows Easy Transfer」と検索してツールを起動します。

ステップ2:外付けハードディスクを転送先として選択します。

ステップ3:「これは自分のコンピューターですか?」という問いに「いいえ」を選択して、外付けドライブ側へのインストールを行います。

これで、Windowsがデータと設定をすばやく外付けハードディスクに転送してくれます。

⭐関連記事:外付けハードディスクを別の外付けハードディスクにローンする方法

まとめ

このチュートリアル記事では、Windowsで1台の内蔵ハードディスクから別の内蔵ドライブへデータを効率よく移行するための、実用的な3つの方法をご紹介しています。

  • EaseUS Disk Copy:ディスク全体や特定のパーティションをまるごと別のドライブへクローンできるソフトです。ノートパソコンのハードディスクを別のものへ移行する場合などにも対応しており、データ損失の心配がありません。
  • 手動のコピー&ペースト:無料で利用できる簡単な方法です。ただし、大容量のファイルを移動する際は、中断や操作ミスによってファイルの欠落が起きる可能性があります。
  • Windows Easy Transfer:Windows 7/8に搭載されていたファイル移行ツールです。PC間での移行や、内蔵ドライブから外付けハードディスクへの転送に対応していますが、Windows 10では利用できません。

オールインワンで安全にデータを移行したいのであれば、EaseUS Disk Copy が最もおすすめです。

よくある質問

1.Windows 10をHDDからSSDにデータを失わずに移行するには?

Windows 10をHDDからSSDにデータを失うことなく移行する最も簡単でおすすめの方法は、EaseUS Disk Copyのようなプロ仕様のクローンソフトを使うことです。このツールを使えば、現在のWindows環境をそのままSSDへ移行でき、移行後もSSDからそのまま起動することが可能です。

2.古いハードディスクから新しいSSDにデータを移行するには?

OSやアプリ、設定を含めてディスク全体をクローンするのが最も効率的な方法です。この方法なら再インストールの必要がなく、そのままSSDからPCを起動できるようになります。

3.CドライブからDドライブにデータを移すには?

まずCドライブ内の全てのファイルやフォルダーを右クリックして、「コピー」または「切り取り」を選びます。次にDドライブを開き、右クリックメニューから「貼り付け」を選びます。

ただし、すべてのデータを完全に移したい場合や、OSごと移動させたい場合は、クローン作成の方がより確実な方法です。クローンであれば、データを失う心配がなく、Windowsの再インストールも不要です。