不良セクタのあるドライブをクローンする方法

chalk |カテゴリ:バックアップと復元| 2024年09月24日に更新

概要:

ドライブは複数のセクタで組まれています。時には、その中の1つのセクタが不具合になって、ドライブ全体の機能に損害を与えることもあります。その不具合があるセクタを不良セクタと呼びます。ドライブに不良セクタが出て調子が悪くなったので、中のデータを新品のHDDにクローンしたいんですが、どうすればいいのでしょうか。このページではその方法を紹介します。

不良セクタとは?

不良セクタ(bad sector)とは、ハードディスクまたはフラッシュメモリなどの記憶媒体において、何らかの障害によって利用できなくなったセクタのことです。Windowsではそれら不良セクタをブロックする機能(CHKDSK)がありますが、不良セクタをブロックしたら、セクタが利用できなくなってデータもなくなります。そのため、ディスクに大事な資料を保存している場合、その不良セクタのブロック操作をそんなに容易に実行できません。

不良セクターのあるドライブをクローンしたいケース

「2TBのドライブを持っていますが、34%のセクタが不良状態です。新品の2TBハードドライブも買い、何度も元のドライブのデータを新品の状態にクローンしてみましたが、やはり駄目みたいです。ドライブクローンソフトもいっぱい試しましたが、誰か不良セクタのあるドライブをクローンできるソフトを紹介してくれませんか?」

ディスククローンは、より大きいハードディスクに換える時や、新しいディスクに買い換える時に、元のディスクでのデータやアプリを再インストールせずに丸ごと新しいディスクに移行することができます。しかし、ディスクに不良セクタがあると、普通のクローンソフトではうまくクローンできません。

というわけで、今日は強力なディスククローンツールが搭載される EaseUS Disk Copy を皆さんにおススメします。フリーソフトでありながら、不良セクタのあるドライブでも気軽にクローンできます。では、実際にクローンしてみましょう。

不良セクタのあるドライブをクローンする手順

ステップ1.ソフトの初期画面で「ディスクモード」を選択します。それから、ソースディスクを指定して「次へ」をクリックします。

ステップ2.ターゲットディスクを選択した上、「次へ」をクリックします。

ご注意:

①ターゲットディスクはソースディスクと同じまたはそれ以上の容量であることを確認してください。

②クローンすると、ターゲットディスク上のすべてのデータが消去されますので、ご注意ください。

ステップ3.ターゲットディスクがSSDの場合、SSDの最適化をチェックしてください。そしてディスクのレイアウトを編集して「実行」をクリックします。

  • ディスクを自動調整します:ターゲットディスクが最適な状態で動作できるように、デフォルトでディスクのレイアウトをいくつか変更。
  • ソースとしてコピーします:ターゲットディスク上で何も変更せず、レイアウトはソースディスクと同じ。
  • ディスクのレイアウトを編集します:ターゲットディスク上で手動でパーティションのレイアウトをリサイズ/移動することができます。

ステップ4.ディスククローンのプロセスが始まります。

不良セクタのクローンについてよくある質問

Q1. 不良セクタがあるドライブをクローンすることはできますか?

A1. 不良セクタがあるドライブをクローンすることはできますが、注意が必要です。不良セクタのあるドライブをクローンすると、コピーされたデータにも不良セクタが含まれる可能性があります。

Q2. 不良セクタがあるドライブをクローンすると、どのような問題が発生する可能性がありますか?

A2. 不良セクタがあるドライブをクローンすると、次のような問題が発生する可能性があります。

  • コピーされたデータに不良セクタが含まれるため、コピー先のドライブでエラーが発生する可能性がある。
  • コピー元のドライブが完全に故障する前に、コピー先のドライブが同じ問題を発生させる可能性がある。

Q3. 不良セクタがあるドライブをクローンする際に、どのような対策が必要ですか?

A3. 不良セクタがあるドライブをクローンする際には、次のような対策が必要です。

  • ディスクイメージを作成し、そのイメージをクローン先のドライブに書き込むことを検討する。これにより、イメージ中の不良セクタをスキップすることができます。
  • ディスククローンソフトウェアを使用する場合は、クローン時に不良セクタをスキップする機能を有効にすることができます。
  • データの重要性に応じて、データをバックアップすることをお勧めします。