データ損失なくUSBメモリ/外付けHDD「メディアなし」状態を解除する方法

Tioka |カテゴリ:記憶媒体復旧| 2024年10月10日に更新

概要:

USBメモリや外付けHDD、SDカードがデバイスマネージャーで認識されているにも関わらず、「メディアなし」と表示されて使用できないという状況に直面していますか?同じ問題に遭遇した場合でも安心してください。この記事で紹介する対処法を用いれば、データを失うことなく、「メディアなし」の状態から脱出することができます。

「USBメモリを開くことができず、デバイスマネージャーでは「メディアなし」と表示されています。どうすれば良いのでしょうか?」

以下の画像のように、USBメモリなどが「メディアなし」と表示されることはよくある問題です。しかし、そのUSBメモリや外付けHDDに重要なデータが保存されている場合でも、心配は無用です。以下に示す方法を用いて、大切なデータを全て回復することができます。

対策1: USBポートを変更して再度差し込む

外付けストレージを抜き差しするのはよくあることです。外付けストレージやUSBポートのどちらかに問題がある場合、または単なる接触不良である場合、「メディアなし」というエラーが発生する可能性があります。そのため、エラーが発生したらまず試してみてほしいのが、USBポートを変更してその外付けストレージデバイスを再度差し込むことです。

  • 1.デバイスを正確にPCから取り外します。
  • 2.USBポートを変更してもう一度デバイスを挿入します。
  • 3.デバイスマネージャーでデバイスが認識されているかどうかを確認します。

もし依然としてデバイスが「メディアなし」と表示されている場合、読み続けてください。

対策2. エラー「メディアなし」を修正する

1.「メディアなし」になったUSBからデータを救出

EaseUS Data Recovery Wizardというデータ復旧ソフトを使って、「メディアなし」になったUSBメモリなどのデバイスを深くまでスキャンし、検出したデータを復元することが可能です。

ステップ1.場所の選択

ソフトを実行してください。最初画面で復元したいファイルのUSBドライブ(例えE:)を選択して「紛失データの検索」をクリックしてください。そうすると選んだディスクのスキャンを始めます。

ステップ2.スキャンとファイルの選択

スキャンが終わったら、画面の上部メニューで「フォルダ」あるいは「種類」をクリックしてください。そして、展開されたリストでファイルのフォルダまたは種類を選択してください。(復元したいファイルを素早く指定し、プレビューすることができます。)

ステップ3.復旧場所を選んでリカバリー

復元したいファイルを選択してから「復元」をクリックしてください。選択されたファイルの保存場所を指定して復元を終わえます。(ファイルの上書きを避けるため、復元されたファイルを元場所と異なるディスクで保存しなければなりませんので注意してください。)

2.接続していなったUSBをデバイスマネージャーで表示させる

Windows 11/10/8 の場合:

  • 検索ボックスで「デバイスマネージャー」を検索してデバイスマネージャーを開きます。
  • デバイスマネージャーの上部メニューで「表示」→「非表示のデバイスの表示」をクリックします。
  • 項目を一つずつ展開し、グレーアウト項目を右クリックしてアンインストールします。
  • PCを再起動します。

Windows 7 の場合:

  • コマンドプロンプトを管理者として実行します。
  • 「set devmgr_show_nonpresent_devices=1」をタイプしてエンターキーを押します。
  • それから、下記のコマンドラインを一つずつ入力してエンターキーを押します。

cd\ 

cd windows\system32

start devmgmt.msc

  • ここでデバイスマネージャーに移動することができます。
  • デバイスマネージャーで「表示」→「非表示のデバイスの表示」の順にクリックします。
  • すべての項目を展開し、グレーアウトしている項目を右クリックして全部アンインストールします。
  • PCを再起動します。

3.PCにUSBを再挿入して再接続します

接続されていなかったデバイスをデバイスマネージャーからすべて削除した後、PCを再起動し、USBメモリなどのデバイスを再接続してみてください。そうすることで、「メディアなし」の状態が解除されているかどうかを確認できます。それでも解除できない場合は、4に進んでください。

4. USBのドライブレイダーを変更してchkdskでUSBメモリのエラーを修復する

ステップ1.USBメモリなどのデバイスのドライブ文字を変更します。

  • ディスクの管理ツールを開きます。
  • 「メディアなし」と表示されるUSBメモリなどのデバイスを右クリックして「ドライブ文字とパスの変更」をクリックします。
  • 「変更」ボタンをクリックして次のドライブ文字を割り当てるの後で、新しいドライブ文字を選択します。
  • 「OK」ボタンをクリックして変更を保存します。

ステップ2.CHKDSKでUSBメモリなどのデバイスのエラーを修復します。

  • コマンドプロンプトを「管理者として実行」します。
  • コマンドプロンプトのウィンドウで「chkdsk E: /R」を入力してエンターキーを押します。(ここのEは、USBメモリのドライブ文字です。)

以上の手順で、USBメモリなどのデバイスのエラーをスキャンし、修復することができます。

まとめ

この記事では、「メディアなし」というエラーの対処法を解説しました。USBポートを変えて再び差し込んだり、USBのドライバを更新してエラーを修正したりすることができます。また、必要に応じてデータ復元ソフトを活用し、USBメモリのデータを回復することも可能です。