EFIシステムパーティジョンが必要？削除すればどうなる？

EFIシステムパーティションとは

EFIシステムパーティション (EFI system partition; ESP) はPCでの隠しストレージスペースであり、通常、BIOSがUEFIであるコンピューターの中にあります。PCが起動すると、UEFIはEFIパーティションに保存されているファイルをロードして、オペレーティングシステムやその他の必要なユーティリティを起動します。

EFIパーティションは、UEFIシステムにWindowsをインストールするときに作成されます。ブートおよびシステムボリュームインフォメーションというフォルダが含まれています。後者には、bootmgrファイルとBootsect.back、そしてシステムユーティリティ、デバイスドライバ、ブートローダー、およびデータファイルも含まれています。

これらのファイルには、ブートマネージャーコードとブートマネージャーデータベースを利用してWindowsをロードするための正確な情報が含まれています。これとは別に、OEMもドライバーやユーティリティなどの他の重要なコンポーネントのためEFIシステムパーティションを利用します。フレッシュインストールを実行したり、PCをリセットしたりする場合、そこで利用可能なスクリプトを用いてPCを更新します。

Windows10にはEFIパーティジョンが必要？

必要です。なぜならば、OSを起動するためにEFIパーティションが必要なだけでなく、PCにトラブルが起きたときに必要ないくつかのツールも含まれています。

なんらかの方法でブートパスを適切に設定すると、セーフモードで起動する機能、自動回復、そして高度な起動オプションで起動する機能などのツールにアクセスできなくなります。さらに暗号化している場合、Bitlockerにもこれが必要です。

したがって、EFIパーティションを削除するより、それを保持する方がいいとはっきり分かるでしょう。

EFIパーティジョンが削除可能？

削除可能です。そして、削除する方法がたくさんあります。ただ、それを削除すると、機能が失われ、起動できないマシンがしか残りません。

EFIはMBRに似ていますが、より多くのパーティションとより多くのタイプのパーティションをサポートできます。したがって、EFIパーティションを削除すると、ブートローダーはOSを起動する場所を見つけることができなくなります。さらに、ほとんどのEFIパーティションストレージは普通容量が約100MBから500MB程度であるため、多すぎるスペースを占めることはありません。だからこそ、Windowsのディスクマネージャを利用するとき、それを削除するオプションがグレーアウトされた場合が常にあります。

しかしながら、EFIを削除することは可能です。新しいBIOSのフラッシュやMacからのハードドライブの取り外しなどの特定のシナリオでは、EFIパーティションが依然として必要になります。EaseUS Partition Masterを利用して削除すれば、PCが使用できなくなることはありません。

ステップ1. EaseUS Partition Master を起動し、削除したいパーティションを右クリックして「削除」を選択します。

ステップ2. 誤操作を防ぐための警告メッセージが表示されます。削除を続けるには、「はい」ボタンを押します。

ステップ3. 画面の右下にある「1個のタスクを実行」をクリックすることで、パーティションの削除プロセスが開始されます。

結論

EFIパーティションがWindows10には必要ですが、削除できないことはありません。コンピュータに複数のOSがインストールされていて、EFIが多くのスペースを占めている場合、EaseUSPartitionMasterソフトウェアを使用して、前述した三つのステップに従って、それを削除できます。ただ、何かトラブルが起こった場合にWindowsへのブースパスを回復できるように、常に適切なバックアップが用意されていることを確認してください。