MBRからGPT|Windows 11/10/8/7でMBRをGPTに変換する方法【2024更新】

モンディー |カテゴリ:パーティション管理| 2024年09月24日に更新

概要:

Windows 11/10/8/7でMBRをGPTに変換する信頼性の高い方法をお探しですか。ここでは、MBRからGPTに変更する3つの方法をご紹介します。これにより、「このディスクにWindowsをインストールすることはできません。選択されたディスクには、MBRパーティション テーブルがあります」エラーを修正することもできます。

Windows 11/10でディスクをMBRからGPTに変更するにはどうすればよいですか。このページでは、MBRをGPTにデータ損失なしで簡単に変換する信頼できる方法が3つ提供されています。

MBRからGPTへのコンパクター:

  • EaseUS Partition Master‐最も使いやすい、データ損失もパーティションの損失もない
  • ディスクの管理‐Windowsの組み込みツール、パーティションの削除が必要
  • DiskPart‐複雑なWindows組み込みツール、パーティションの削除が必要

どんな場合にMBRをGPTに変換するか?

Windowsのパーティション スタイルとして、MBR(マスター ブート レコード)とGPT(GUIDパーティション テーブル)はコンピューターのハード ディスクなどのストレージ デバイスで広く使用されています。最近では、ディスクをMBRからGPTに変更するユーザーが増えています。

では、どんな場合にMBRディスクをGPTディスクに変換する必要があるのでしょうか。その答えを一緒に見てみましょう。

  • ディスク上に4個以上のプライマリ パーティションを作成
  • 2TB以上のディスクを最大限に活用
  • WindowsをEFI/UEFIモードでインストール
  • 「このディスクにWindowsをインストールすることはできません。選択されたディスクには、MBRパーティション テーブルがあります。EFIシステムでは、GPTディスクのみにWindowsをインストールできます」というエラー メッセージが表示される

データを失わずにデータ ドライブをMBRからGPTに変更する場合でも、Windowsのインストール中に起動ドライブをMBRからGPTに変換する場合でも、ここで紹介する方法はお役に立ちます。

方法1.EaseUS Partition MasterでMBRをGPTに変換する

適用対象:データを損失することやWindowsを再インストールすることなく、データ ドライブとOSドライブをMBRからGPTに変換します。

信頼できるディスク コンパクターであるEaseUS Partition Masterを使用すると、数回クリックするだけでディスクをMBRからGPTに直接変換できます。次の2つの面から見れば、ディスクの管理とDiskPartより優れています。

すべてのパーティションを保持:EaseUS Partition Masterは、ディスクを変換するときにパーティションを削除したりはしません。
データ損失なし:EaseUS Partition Masterは、すべてのデータをディスクに安全に保持しながら、MBRからGPT(またはその逆)に変換します。

EaseUS Partition Master‐スマートなWindows 11アップデート ディスク マネージャー

MBRからGPTへの変換。Windows 11対応のディスク パーティション方式に変換
ワンクリックでWindows 11を新しいSSDに移行
Windows 11でパーティションを結合や拡張
データを失うことなくディスク クローンを作成

ご注意:マザーボードがブート ディスクをGPTに変換するためのUEFIブート モードに対応していることを確認してください(このディスクはOSを含む)。そうしないと、GPTへ変換後にコンピューターが起動できなくなります。

操作手順:

ステップ1. EaseUS Partition Master を実行します。ディスクコンバーターで「MBRをGPTに変換」を選択し、「次」をクリックします。

ステップ2. 変換したいディスクを選択し、「変換」をクリックします。

ステップ3. 「変換」ボタンをクリックすると、ディスクはMBRからGPTに変換し始まります。

ステップ4. 変換に成功しました!

ビデオ チュートリアル:

オプショナル ステップ:起動ディスクをGPTに変換した後にUEFIモードを有効にする

GPTに変換したのはWindowsのシステム ディスクだったら、コンピューターでUEFIブート モードを有効にしてOSを起動可能にする必要があります。操作手順は次のとおりです。

ステップ1.PCを再起動し、「F2」/「F8」/「F12」/「Del」キーを押すことでBIOS設定メニューに入ります。

ステップ2.UEFIモードを有効にします。

「起動」>「CSM」の順に移動して「CSMの起動」を有効にします。CSMが無効になっている場合は、ステップ4に進みます。
「起動デバイス制御」を「UEFIのみ」に設定します。
「ストレージ デバイスからの起動」を「UEFIドライバーのみ」に設定します

ステップ3.GPTに変換したディスクを起動優先順位のトップに設定します。

ステップ4.変更を保存してBIOSを終了し、GPTディスクからPCを再起動します。

コンピューターがGPTディスクから自動的に再起動するまで待ちます。

ご注意:方法2と方法3はどちらも、データ ディスクのみをGPTに変更するしかできません。起動ディスクの場合、OSが起動できなくなる可能性があります。また、ディスク上のすべてのパーティションを削除するように求められます。ディスク上に重要なファイルがある場合は、事前にバックアップしてください。迅速かつ無料のバックアップ ソフトをお探しのなら、EaseUS Todo Backupが推奨されます。

方法2.ディスクの管理を使ってMBRからGPTに変更する

適用対象:パーティションとデータを削除して、データ ディスクをMBRからGPTに変更します。

ディスクの管理でデータ ディスクをGPTに変換するには、MBRディスク上のすべてのパーティションを削除する必要があります。そうしないと、ディスクの管理で「GPTディスクに変換」オプションがグレー表示されます。すべてのパーティションが削除されたら、「GPTディスクに変換」オプションが利用できるようになります。

操作手順:

ステップ1.「PC」や「マイ コンピューター」を右クリックし、「管理」>「ディスクの管理」を選択します。

ステップ2.ターゲットMBRディスク上の各パーティションに対して「ボリュームの削除」操作を行います。

ステップ3.ディスク上のすべてのパーティションが削除されるまで、ステップ2を繰り返します。

ステップ4.ディスク全体が未割り当てとして表示されたら、MBRディスクを右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択します。

ディスク変換が完了したら、ディスクの管理を閉じます。必要に応じて新しいディスク上でパーティションを作成したり、ディスクに新しいOSをインストールしたりできます。

方法3.DiskPartを使用してMBRからGPTへ変換する

適用対象:パーティションを削除して、DiskPartコマンドでデータ ディスクをMBRからGPTに変換します。

DiskPartを使用してMBRからGPTに変換するにはディスク全体をクリーンアップする必要があるため、事前にディスク内のデータをバックアップしてください。それから、以下の手順に従って、MBRディスクをGPTディスクに変換します。

ステップ1.検索ボックスに「cmd」と入力します。

ステップ2.「コマンド プロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

ステップ3.「diskpart」と入力して「Enter」キーを押します。

許可を求めるダイアログ ボックスが表示されたら、「はい」をクリックします。

ステップ4.次のコマンド ラインを1つずつ入力するたびに「Enter」キーを押します。

  • list disk
  • select disk 1(1をMBRディスクのディスク番号に置き換えます)
  • clean
  • convert gpt

DiskPartはディスク上のすべてのパーティションを削除してからディスクをGPTに変換します。

ステップ5.変換が完了したら、「exit」と入力します。

その後、新しいGPTディスク上でパーティションの作成などを行うことができます。

ヒント:ファイルのバックアップを忘れたため、cleanコマンドを元に戻したい場合は、EaseUS製パーティション復元ソフトを使用してパーティションとファイルを復元することができます。

ボーナスのヒント:OSなしでMBRをGPTに変換する方法

オペレーティング システムを使用せずに、またはWindowsのインストール中にMBRディスクをGPTに変換する方法にご興味があるかもしれません。上記の方法と比べたら、OSを使わずにMBRをGPTに変換するほうがより複雑です。

OSなしでMBRをGPTに変換するには、2つの方法があります。

Windowsインストール メディアからコンピューターを起動し、CMDを適用してディスクを変換します。この方法は複雑で、あまり推奨されません。
EaseUS Partition Masterで作成したブート可能なUSBディスクからPCを起動し、ディスクを変換します。初心者の方にもやさしい方法です。

より簡単な方法を見つけたいのなら、ブート可能なUSBディスクを備えたEaseUS Partition Masterを試してみてください。

まず、このソフトウェアを別の正常なコンピューターにインストールします。次に、起動可能なUSBドライブを作成し、このディスクからPCを起動します。その後、オペレーティング システムを使用せずに、またはWindowsのインストール中に自分でMBRをGPTに変換します。

関連記事:OSなしでGPTをMBRに変換する方法

まとめ

このページでは、MBRをGPTに変換する方法を3つご紹介しました。

データ損失やOS起動問題なく、データ ディスクとOSディスクをMBRからGPTに変換するには、EaseUS Partition Masterが最適なオプションとなります。その「GPTに変換」機能により、パーティションを削除する必要がなくなるため、データの損失は一切発生しません。

データ ディスクをMBRからGPTに変換するための無料ツールとして、ディスクの管理やDiskPartは試してみる価値があります。パーティションを削除してMBRをGPTに変換する前に、必ずデータのバックアップを取ってください。

MBRをGPTに変換するためのWindows組み込みユーティリティMBR2GPT.EXEが推奨される場合もありますが、それはWindows Creator's Update以降でのみ利用可能で、上記で紹介した方法よりもはるかに複雑です。詳細については、こちらのページを参照してください。

MBRからGPTへの変換に関するよくある質問

1.GPTとMBRのどちらが優れていますか?

MBRとGPT、どっちが優れているか、ディスクにどのパーティション スタイルを使うかを明確にするには、以下の比較表を参照してください。

この比較表によると、GPTディスクが多くの点でMBRディスクよりも優れていることは明らかです。例えば:

より高速な起動速度:UEFI(GPT)は、従来のBIOSブート モード(MBR)よりも高速にオペレーティング システムをロードします。
オペレーティング システムの互換性の向上:GPTは、Windows ServerやmacOSを含むほとんどのオペレーティング システムをサポートするため、MBRよりも優れたOS互換性を備えています。
高度なデータ保護:GPTにはプライマリGPTヘッダーとパーティション エントリのバックアップが含まれており、ディスク上のデータをより適切に保護できます。

つまり、最新のオペレーティング システムをディスクにインストールして起動速度を向上させたい場合は、GPTのほうが優れています。GPTは、MBRディスク上の従来のBIOSモードよりも高速にオペレーティング システムをロードできるUEFIブート モードをサポートしています。

2.SSDに最適なのはMBRですか?それともGPTですか?

このページに記載されているMBRとGPTの比較表によれば、GPTがSSDディスクにより適していることが分かります。

GPTはSSD上で4個以上のプライマリ パーティションをサポートします。MBRと比べると、2TBという最大容量制限はありません。そして、新しいUEFIベースのシステムとの互換性も高くなります。

3.MBRをGPTに変換するとどうなりますか?

MBRをGPTに変換するとどうなるかは具体的な変換方法によって決まります。

EaseUS Partition Masterを使用すると、パーティション スタイルだけが変更されます。データとパーティションはすべて以前と同じ状態で保持され、失われたりはしません。

それに対して、Windowsディスクの管理やDiskPartを使用してMBRディスクをGPTディスクに無料変換すると、次の3つのことが発生します。

データの損失
パーティションの損失
パーティション スタイルの変更:MBRからGPTへ