Windows 11/10でSSDのTRIMを無効/有効にする方法

Tioka |カテゴリ:データ復旧| 2024年04月29日に更新

概要:

ユーザー自身のニーズによって、SSDのTRIMを有効/無効にする必要があるかもしれません。Windows 11/10で現在使用中のSSDのTRIMが有効/無効を確認するには、コマンドライン、又は無料ソフトを使う必要があります。

SSDでのTRIMとは

SSD上のTRIMは、ATA(高度技術命令)コマンドとして、OSがデータブロックをもう2度と使用しないと判断する場合、データブロックの完全消去を行う命令です。このTRIM命令によって、SSDのコントローラーは、もっと効率的にSSDの利用可能なスペースを管理することが可能です。だから、TRIM命令はSSDの性能を上げ、使用寿命を延長することができます。

どのような時にSSDのTRIMを有効、又は無効にする?

デフォルト設定として、SSDのTRIMは有効にされています。しかし、サードパーティーのプログラムを使ってTRIMを無効にする可能性もあります。だから、SSDの機能を保持するため、TRIMが有効にされているかどうかを確認することが必要です。もし、無効になった場合、再び有効にする必要もあると思います。

SSDのTRIM機能がSSDの性能と強く関わっているにも関わらず、データ復元の可能性をなくすことも可能です。SSDのTRIM機能が有効にする場合、データを削除する時、データが存在するデータブロックも完全に消去されますので、多くのユーザーはTRIM機能を無効にして削除データを復原可能な状態にしています。

本文では、SSDのTRIM機能の有効状態を確認する方法、SSDのTRIM機能を有効/無効にする方法を取得することができます。次は、これらの方法を1つずつ皆さんに紹介しますので、お読み続けください。

Windows 11/10でSSDのTRIMを有効/無効にする方法

Windows 11/10環境でTRIM機能の有効状態を確認、又はTRIM機能を有効/無効にするには、コマンドプロンプト、又はサードパーティーのソフトを使ってください。コマンドプロンプトを使う場合、特定のコマンド指令を入力することで、SSDのTRIM機能を確認/無効/有効にすることができます。その一方で、サードパーティーのソフトを使うことで、TRIM機能をもっと直感的に確認することが可能ですし、有効/無効の状態をたった1クリックだけでスイッチすることができます。

コマンドプロンプトでSSDのTRIM機能を管理

もし、SSDのTRIM状態が有効にされているかどうかってことに心当たりがない場合、まずはその状態を確認することが必要です。

SSDのTRIM状態を確認する方法:

1.「スタート」ボタンをクリックして「CMD」を入力します。
2.最も一致する検索結果の「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
3.下記のコマンド指令を入力します:

  • fsutil behavior query DisableDeleteNotify

返された結果はDisableDeleteNotify = 0の場合、SSDのTRIM機能が有効にされています。もし、結果はDisableDeleteNotify = 1の場合は、SSDのTRIM機能が無効にされています。

SSDのTRIM機能を有効にする方法:

1.「スタート」ボタンをクリックして「CMD」を入力します。
2.最も一致する検索結果の「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
3.下記のコマンド指令を入力します:

  • fsutil behavior set DisableDeleteNotify 0

ご案内:SSDのTRIM機能を無効にする場合も上記のコマンド指令を使ってください。しかし、数値の「0」を「1」に置き換える必要があります。

追加ヒント:データが案外紛失した場合復元します

上記のような作業をしているうちに、思いがけず大切なファイルが見つからないということがあるかもしれません。 ご安心ください、EaseUS Data Recovery Wizardがこれらの重要なファイルを復元するお手伝いをいたします。 次の手順を参考にしてください。

ステップ1.場所の選択

ソフトを実行してください。最初画面で復元したいファイルの元場所(例えE:)を選択して「紛失データの検索」をクリックしてください。そうすると選んだディスクのスキャンを始めます。

ステップ2.スキャンとファイルの選択

スキャンが終わったら、画面の上部メニューで「フォルダ」あるいは「種類」をクリックしてください。そして、展開されたリストでファイルのフォルダまたは種類を選択してください。(復元したいファイルを素早く指定し、プレビューすることができます。)

ステップ3.復旧場所を選んでリカバリー

復元したいファイルを選択してから「復元」をクリックしてください。選択されたファイルの保存場所を指定して復元を終わえます。(ファイルの上書きを避けるため、復元されたファイルを元場所と異なるディスクで保存しなければなりませんので注意してください。)

まとめ

SSDのTRIMを有効にすると、SSDの機能を上げることができますが、一旦データがなくなった場合、永遠になくなり、取り戻すことができません。しかし、TRIMを無効にしたら、SSDのパフォーマンスが下がりますが、データを復元する可能性はまだ残ります。どっちでもメリット、デメリットがあると思いますが、SSDのTRIMを有効にするか、または無効にするか、あくまで自己責任で選択してください。