バックアップとクローンの違い

chalk |カテゴリ:バックアップと復元| 2024年09月24日に更新

概要:

ディスク/パーティションのバックアップ及びクローン機能は両方ともHDD全体とシステムドライブのコピーを取る時に使用できますので、ユーザはしばしば両者を混同しています。この記事では、システムバックアップやシステム移行などの具体的な場合で、どちらを使えばいいかと戸惑っているユーザに、HDDのバックアップとクローンの違いを詳しく説明します。

概要

ディスク/パーティションのバックアップ及びクローン機能は両方ともHDD全体とシステムドライブのコピーを取る時に使用できますので、ユーザはしばしば両者を混同しています。この記事では、システムバックアップやシステム移行などの具体的な場合で、どちらを使えばいいかと戸惑っているユーザに、HDDのバックアップとクローンの違いを詳しく説明します。

バックアップ/コピーとクローンの比較

コピー

コピーは、特定のファイルの内容を複写して、複写本のファイルを作成する操作です。コピーはファイルしか保存できませんので、話はHDD/パーティションになりますと、ここでの「コピー」は「クローン」を指す場合は多いのです。

バックアップ

バックアップは、コピーにとても関連のある概念です。コピーは特定のファイルの内容を複写する操作というなら、バックアップは様々なコピー操作を含む操作といってもよいのです。つまり、自分にとって必要なファイルの安全性を確保するため、これらのファイルの内容を1つずつ複写して、複写ファイルを元のファイルとは別の場所に保存する操作は、「バックアップ」と呼ばれています。

バックアップを取った後、すべての複製ファイルがまとめられるイメージファイル(.PBDファイル)が1つ作成されます。何らの原因によって、重要のデータがなくなった場合、このイメージファイルから、データを復元することができます。

バックアップによる作成された.PBDファイル:

クローン

クローンとはソースハードディスクやパーティションと全く同じなものを作成することを指します。ターゲットHDDの中身は全部ソースHDDのデータに置き換えられます。だから、クローンの対象は、ディスクに保存するファイルだけではなく、システム情報、ハードディスクのフォルダー構造なども含まれています。だから、HDDのクローンを実行したら、クローンディスクは元のディスクとなんの違いもないので、何の操作をしなくてもすぐに使用することが可能と理解してもよいのです。

下記の画像を見てさい。ディスク0をディスク1にクローンすると、まったく同じなディスクが作成されます。

バックアップを利用する場面

長期的なシステム/データ保護計画を立てる場合、バックアップを選択すべきです。下記はそのメリットです。

  • バックアップはスケジュール可能です。(ユーザの操作が必要なく、定期的な自動バックアップを実行することが可能)
  • 増分バックアップや差分バックアップは変更された部分のみを追加することができます。(完全バックアップ以降のバックアップは、より少ない時間とディスク容量が必要)
  • バックアップは複数のバックアップファイルを保存することができ、特定の時刻の状態に復元することが可能です。(同じハードディスクで何週間または何月間のバックアップファイルを保存して、必要な日時に復元可能)
  • バックアップファイルはマウントや検索される可能です。(個別なファイルを迅速に見つけて、確認や復元したい場合に利用できる)

システムイメージファイルを元のまたは新しいハードディスクに復元した後、システムを簡単に実行することができます。システムを別のPCに移行したい場合、異なるハードウェアまでのシステム移行が必要です。

クローンを利用する場面

ディスククローンは同じパソコンでディスクを換装する時に利用する機能で、ハードディスクを丸ごと別のディスクにコピーすることができます。バックアップと比べて、クローンはシステムHDDやSSDを交換する場合に適用します。