回復ドライブの作成方法【画像付きで解説】
準備するもの:- 空のUSBメモリ(16GB以上が必要)
- 作成に10〜20分程度の時間(パソコンの性能で決定)
詳細な手順:
1. Windowsの検索バーに「回復ドライブ」と入力し、検索結果から「回復ドライブの作成」を選択します。
警告:USBメモリ内のデータはすべて消去されます。重要なデータは事前にバックアップしてください。
4. 回復ドライブの作成が開始されます。完了したらUSBメモリを安全に保管してください。
これで、万一のトラブルに備えた回復ドライブが完成しました。回復ドライブだけでは不十分?そのリスクとより確実な対策
回復ドライブはシステムを修復するには有効ですが、いくつかの大きな限界があります。
- 個人ファイルは保護されない:回復ドライブを使った初期化では、Cドライブのデータ(ドキュメントや写真など)は消去されてしまいます。
- インストールしたアプリや設定は失われる:アプリケーションやカスタマイズした設定もすべて元に戻るため、再度インストールと設定が必要です。
- 物理的な障害には無力:HDD/SSDそのものが故障した場合、回復ドライブでは何もできません。
これらのリスクを完全にカバーするには、システム全体の完全なバックアップを取ることが最善の「予防策」です。
【予防策】「EaseUS Todo Backup」でシステムバックアップ
回復ドライブの作成よりも、さらに確実な方法が「EaseUS Todo Backup」を使ったシステムバックアップです。EaseUS Todo Backupは、OS、アプリ、設定、個人ファイルまで、パソコンの状態をまるごとバックアップすることができます。もしもの時は、このバックアップデータから復元するだけで、バックアップ時点の完全な状態にすぐに戻すことが可能です。
- システムバックアップ:Windowsとシステムに関連するすべてのパーティションを自動でバックアップする。
- 異なるハードウェアへの復元:新しいPCやSSDに交換した時でも、システムを移行できる。
- 自動バックアップ計画:毎日/毎週など、設定したスケジュールで自動的にバックアップを残す。
回復ドライブ作成とEaseUS Todo Backupの比較
| 機能 | 回復ドライブ (Windows標準) | EaseUS Todo Backup |
| 目的 | システムの修復・初期化 | システム/データの完全なバックアップと復元 |
| 保護対象 | Windowsシステムファイル | OS, アプリ, 設定, 個人ファイルすべて |
| 復旧後の状態 | 初期状態 or 修復された状態 | バックアップ時点の完全な状態 |
| HDD/SSD故障時 | 対応不可 | 新しいドライブに復元可能 |
| 自動化 | 不可 | 可能(スケジュールバックアップ) |
【事後対策】もしバックアップなしでデータを失ってしまったら?「EaseUS Data Recovery Wizard」
万全の予防をしていても、うっかりファイルを削除してしまった、バックアップを取る前にHDDが故障した…といった緊急事態は起こり得ます。そんな「もしも」の時に頼りになるのが、業界トップクラスの復旧率を誇るデータ復旧ソフト「EaseUS Data Recovery Wizard」 です。バックアップが「予防接種」だとすれば、データ復旧ソフトは「特効薬」のような存在のようです。バックアップがなかった場合の最後の砦として、非常に強力な味方になります。
EaseUS Data Recovery Wizardが活躍する場面:
- 誤削除:ごみ箱を空にしてしまった後でも、ファイルを復元できる可能性があります。
- フォーマット:誤ってディスクをフォーマットしてしまった場合のデータ救出をしたい場合。
- システムクラッシュ:Windowsが起動しなくなり、重要なデータにアクセスできない場合。
- ウイルス感染:ランサムウェアなどによってファイルが暗号化、隠蔽された場合。
このソフトの最大の利点は、まず無料版でスキャンとプレビューが可能な点です。復旧したいファイルが実際に見つかるか、内容が無事かどうかを確認した上で、購入を判断できるので安心です。
ステップ1.場所の選択
ソフトを実行してください。最初画面で復元したいファイルの元場所(例えE:)あるいは特定の場所を選択して「紛失データの検索」をクリックしてください。そうすると選んだディスクのスキャンを始めます。
ステップ2.スキャンとファイルの選択
スキャンが終わったら、メニューで「フォルダ」あるいは「種類」をクリックしてください。そして、展開されたリストでファイルのフォルダまたは種類を選択してください。ファイル名が知っている場合は、直接に検索することもできます。
※フィルターを利用し、もっと便利に目標のファイルを探せます。
(復元したいファイルを素早く確認し、プレビューすることができます。)
ステップ3.復旧場所を選んでリカバリー
復元したいファイルを選択してから「復元」をクリックしてください。選択されたファイルの保存場所を指定して復元を終えます。
※ファイルの上書きを避けるため、復元されたファイルを元場所と異なるディスクで保存しなければなりませんので注意してください。
まとめ
データ保護は一つの手段だけに頼るのではなく、多層的な防御が効果的です。
1. 第一の防御:回復ドライブ
o Windowsの基本的なトラブルに対応するための必需品。システムの回復に不可欠です。
2. 第二の防御(最強の予防策):EaseUS Todo Backup
o システム全体をバックアップし、トラブル後の復旧時間を最短にします。理想はこちらを日常的に運用できます。
3. 第三の防御(最後の砦):EaseUS Data Recovery Wizard
o 予防策が間に合わなかった時のための強力なデータ復旧ツール。
「回復ドライブの作成」は今日からできる簡単で重要な第一歩です。そして、真の安心のためには、EaseUS Todo Backupでの日常的なバックアップを習慣づけましょう。もしもの時のために、EaseUS Data Recovery Wizardの無料版をインストールしておくことも、いざという時に焦らないための賢い備えです。