tmpファイルとは?|Windowsで削除する方法

WuYanG |カテゴリ:ファイル復旧| 2025年08月08日に更新

概要:

tmpファイルは、プログラムが一時的に生成するファイルで、アプリケーションの動作に必要な情報を一時保存するために作成されます。しかしその名の通り、あくまで一時的に使用されるものです。デバイスの空き容量を確保するため、定期的に削除する必要があります。本記事では、tmpファイルの適切な削除方法について詳しく解説します。

tmpファイルとは何か?削除しても問題ないのか?tmpファイルの手動削除方法や自動クリーンアップの設定方法について、本記事で詳しく解説します。

.tmpファイル(一時ファイル)について

.tmpファイルはプログラムが一時的に使用するファイルで、以下の特徴があります:

  • アプリケーションの動作中に自動的に生成されます
  • 作業終了後は通常不要になります
  • ディスクスペースを占有するため、定期的な削除が推奨されます
  • 他のアプリの動作には影響を与えません
  • 異常発生時には、該当アプリの動作が不安定になる場合があります

.tmpファイルを削除する方法

前述の通り、.tmpファイルは作業終了後、通常は不要になります。蓄積すると、デバイスのストレージ容量を徐々に占有していき、PCのスムーズな動作に影響を及ぼす可能性があります。定期に整理して、削除する必要があります。

※使用中のtmpファイルを削除しようとすると、アプリケーションの正常な動作を保護するため、システムから警告が表示され、削除ができません。後ほど再度お試しください。

.tmpファイルを手動的に削除する方法

ステップ1.​​ファイルエクスプローラーを開きます​​

  • Windowsキー + R を同時に押します
  • ボックスに「%temp%」と入力してOKをクリックします

ステップ2.​​tempフォルダ内のファイルを確認します​​

  • 表示された一時ファイルの中から.tmpファイルを選択します
  • 削除可能なファイルかどうか確認します

​​ステップ3.削除を実行します​​

  • 不要な.tmpファイルを選択します
  • Shift + Deleteキーで完全削除します(ごみ箱を経由しない)

.tmpファイルを自動的に削除する方法

Windows ストレージセンサーの使用(一般ユーザーにおすすめ)​​

これは、マイクロソフトが提供する最も簡単で安全な組み込みの方法です。様々な一時ファイル(.tmp ファイルを含む)を自動的にクリーンアップします。

ステップ1.ストレージ​​設定を開く​​

「Win + I 」キーを押して Windows 設定を開きます。「システム」をクリックしてください。左側の「ストレージ」をクリックしてください。


ステップ2.​​​​一時ファイルを削除する

「一時ファイル」をクリックして、削除する項目を選択して、「ファイルの削除」をクリックして「続行」します。

「ダウンロード」を選択するのは薦めません

プロセスはファイルの大きさにより、数分間かかります。

お勧めの設定:「ストレージ センサー」で定期的に自動削除

ステップ1.「Win + I 」キーを押して Windows 設定を開きます。「システム」をクリックしてください。左側の「ストレージ」をクリックしてください。

ステップ2.ストレージセンサー設定に移動する​

  • 右側の「​​ストレージセンサー​​」を見つけ、スイッチを​​オン​​にしてください(オフの場合は)。
  • 「​​ストレージセンサー​​」をクリックしてください。

ステップ3.​​自動クリーンアップのルールを設定する​​

  • 「一時ファイルをクリーンアップ」のチェックを入れます
  • 「ユーザー コンテンツの自動クリーンアップ」をオンにします
  • 「クリーンアップ スケジュールの構成」は必要に応じて設定します

ステップ4.一番下の「今すぐストレージ センサーを実行する」をクリックします。

※設定はこれで完了です。これ以降、システムは設定したスケジュールに従って自動的にクリーンアップを行います。.tmpファイルの蓄積問題に時間を割く必要はもうありません。

ヒント:紛失したファイルを回復する方法

一部の.TMPファイルから作業の進捗を復元できる場合があります。例えば、パソコンが突然フリーズしたり、停電で作業内容が保存されなかった場合、ソフトウェアが自動的に.tmpファイルを保存していることがあり、これを使って作業を再開できます。該当するソフトウェアで.tmpファイルを開くだけで、編集を継続することが可能です。

ただし.tmpファイルが見つからない場合は、データ復元ソフトウェアEaseUS Data Recovery Wizardを使って.tmpファイルまたは元のファイルを復元できます。重要なのは​​できるだけ早く対応すること​​です。元の保存場所に新しいデータが上書きされてしまうと、ファイルを復元する方法は一切なくなってしまいます。

※アプリの一時ファイルの保存位置はそれぞれで、Googleで検索してください。

ステップ1.場所の選択

ソフトを実行してください。最初画面で復元したいファイルの元フォルダーを選択して「紛失データの検索」をクリックしてください。そうすると選んだディスクのスキャンを始めます。

ステップ2.スキャンとファイルの選択

スキャンが終わったら、メニューで「フォルダ」あるいは「種類」をクリックしてください。そして、展開されたリストでファイルのフォルダまたは種類を選択してください。ファイル名が知っている場合は、直接に検索することもできます。フィルターを利用し、もっと便利に目標のファイルを探せます。

(復元したいファイルを素早く指定し、プレビューすることができます。)

ステップ3.復旧場所を選んでリカバリー

復元したいファイルを選択してから「復元」をクリックしてください。選択されたファイルの保存場所を指定して復元を終えます。(ファイルの上書きを避けるため、復元されたファイルを元場所と異なるディスクで保存しなければなりませんので注意してください。)

まとめ

.tmpファイルはアプリケーションが一時的に使用するファイルで、通常は作業終了後に不要になります。しかし、蓄積するとストレージ容量を圧迫し、PCのパフォーマンス低下を招く可能性があります。手動で削除する場合は「%temp%」フォルダから選択的に削除できますが、より便利な方法として「Windows ストレージセンサー」を設定し、自動クリーンアップを行うことをおすすめします。

また、万が一重要な.tmpファイルを誤削除した場合でも、データ復元ソフトで早期に対処すれば復元できる可能性があります。定期的なメンテナンスで、快適なPC環境を維持しましょう。