Windowsを開始できませんでした|OSなしでファイルにアクセスする方法

Tioka |カテゴリ:データ復旧| 2024年09月30日に更新

概要:

Windows 10/8/7を起動して「Windowsを開始できませんでした」が表示され、起動に失敗した場合、どうすればいいのでしょうか。この記事では、この問題に対する最善の解決策を紹介します。最後の部分では、ブータブルディスク付きのデータ復旧ソフトを使ってOSなしでファイルにアクセス/復旧する方法を皆さんにご紹介します。

「Windowsを開始できませんでした」問題について

Windowsを開始できませんでした

スタートアップ修復はシステムの問題を確認しています...

「Windowsを開始できませんでした」エラーが発生してパソコンが起動できない場合、下記のことによって引き起こされている可能性があります:

  • 1.コンピューターがウイルスに感染した。
  • 2.Windowsのアップグレードが正確にインストールされない。
  • 3.スタートアップが無限にループする可能性。
  • 4.Windowsファイルが壊れているか、正しく構成されていない。

それでは、「Windowsを開始できませんでした」エラーが発生して、パソコンが起動しない時に、どんなに大切なファイルにアクセスできないようになります。本文では、このような時にファイルにアクセス可能な対処法を紹介します。ついては、大切なファイルを復元してくれる方法を一緒に紹介していきたいと思います。

「Windowsを開始できませんでした」となってしまったらセーフモードを試してみる

一般的には、「Windowsを開始できませんでした」エラーが発生したら、スタートアップ修復ツールが問題を確認するのを待ちましょう。スタートアップ修復プロセスが順調に実行された場合、プロセスが終わったらすぐにパソコンを正常に起動できるはずです。

しかし再起動に失敗し、スタートアップ修復が無限ループになってしまった場合、ドライバーが間違っているかもしれないので、セーフモードでの起動を試してみてください。

下記のステップに従ってネット接続を維持したままでセーフモードへ再起動してください。

コンピューターを再起動してください。
1.電源を入れたら、すぐ起動画面でF8を何度か押してください。

2.「詳細ブートオプション」が表示されたら、「セーフモード」を選択してキーボートのエンタキーを押してください。

3.ドライバーがロードされますので、しばらく待ちます。

4.管理者権限があるユーザーアカウントを選択してログオンしてください。

セーフモードでも起動できない場合

Windowsは、数多くのソフトウェアの集合体によって成り立っています。セーフモードは、これら読み込まれるソフトウェアの数を最小限に抑えようとするものです。

それでも起動できなくなってしまうのは、Windowsが起動するうえで必ず読み込まなければならないファイルや、そのつながり方に問題が発生しているからです。

対処法1: 
Windowsファイルが壊れているか、正しく構成されていない原因で「コンピュータを開始できませんでした」エラーを引き起こすの場合で、 sfc /scannow コマンドを利用してエラーを修復することが可能です。
Windows 10,Windows 8.1あるいはWindows 8ユーザーは、展開イメージのサービスと管理 (DISM.exe) を実行すると、システムファイルチェッカーを運行します。(Windows 7またはWindows Vistaのユーザーは、ステップ3に飛ばしてください。)

下記のコマンドを人力して、Enterキーを押します。

DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
DISM.exe /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:C:\RepairSource\Windows /LimitAccess

3:コマンドプロンプトで「sfc /scannow 」Enterキーを押します。

対処法2:

Windowsがセーフモードでも起動しなくなった場合は、レジストリを正常起動していた過去の状態に戻すことで、復旧できる可能性が高いです。

レジストリを元に戻すには、一般的には「システムの復元」を使います。でも、「システムの復元」は、Windowsが起動している状態じゃないと使えません。そもそも、Windowsを起動できないから困ってるのですが・・・

そこで、ハードディスクにインストールされているWindowsによらず、レジストリを元に戻す必要性が生じます。

しかし「Windows Vista」からは、「システム回復オプション」なるものが追加されました。これは、常用しているWindowsとは別のシステムによって、Windowsの修復を図るものです。「Windows 7」以降は「システム回復オプション」用のパーティションが別にあったりしますし、内蔵ハードディスクから起動できなかったとしても、「システム修復ディスク」を使って起動できます。Microsoft側で復旧用ツールを用意してくれたわけです。この「システム回復オプション」から、「システムの復元」を使用することが可能です。つまり、レジストリを元に戻せます。

Windowsを開始できない時に、ブータブルディスク付きのデータ復旧ソフトを試してみる

しかし、上記の対処法でも解決できない場合、新しいディスクをコンピューターに入れ替える必要があるかもしれません。こんな時、どうすれば古いハードディスクからデータを復元をすればいいんでしょうか。ここでブータブル付きデータ復旧ソフトが必要となります。

チュートリアル:OSなくファイルにアクセス/復元する方法

Windowsを開始できない場合、PCに保存されているファイルにアクセスするため、ブータブルディスクを作成する必要があります。

CD/DVDレコーダー及びデータが書き込めるCD/DVDまたはUSBメモリを一つ用意して下記の手順に従って、ファイルにアクセスするためのブータブルディスクを作成してください。

ステップ1:EaseUS Data Recovery Wizard WinPEを実行します。

ステップ2:EaseUS Data Recovery Wizard WinPEは自動的にCD/DVDデバイス/USBドライブを認識し、IOSファイルを作成しエクスポートできます。

ステップ3:CD/DVD/USBドライブを選んで、「Proceed」を押してブータブルディスクを作成します。

WinPE ディスクからEaseUS Data Recovery Wizardを実行する

上記の手順によってブータブルディスクを作成した後、パソコンに保存されているファイルにアクセスするには、BIOSでブートディスクを作成済みのブータブルディスクに変更する必要があります。

それから、パソコンをWinPEブータブルディスクから起動すると、EaseUS Data Recovery Wizardというデータ復旧ソフトの画面が自動的に表示されます。この段階では、下記の操作に従ってデータにアクセスして復元することができるようになります。

ステップ1.ブータブルディスクから起動できないパソコンを開けてから、EaseUS Data Recovery Wizardが出てきます。初期画面でスキャンを行うディスクを選んでください。それから、スキャン開始します。


ステップ2.スキャンが完了すると、左側に表示された「削除されたファイル」などからデータを確認してください。より速くデータを見つけるには、下記の方法をお試しください。

a.フィルター:データ種類や他の条件を設定することで検索範囲を縮小可能です。
b.検索ボックス:直接にデータ名を検索することが可能です。


ステップ3.確認できたデータをチェックして「リカバリー」をクリックすると、指定場所に保存できます。ここまでは復元操作が完了です。