概要:
Windows 10アップグレードの過程中、一部のデータがクラッシュ、システムエラーなどの原因で紛失される可能性があります。そのシステムアップグレードによる紛失されたデータを復元するには、どうすればいいでしょうか?この記事では、Windows 10アップグレードにより紛失されたデータを復元する方法を、皆さんに紹介します。
「Windows 10のシステムアップグレードした後、一部のデータを紛失してしまいました!アップグレード中も順調に行かず、1回目のアップグレードが失敗に収まって、その後システムエラーを修復してからようやくアップグレードできました。Windows 10アップグレードにより紛失されたデータを復元するには、どうすればいいでしょうか?」
「インストール後、勝手にファイルが削除されていた」という報告が、数多くのユーザーから投稿されました。ドキュメントフォルダ内が完全消滅した件、いくつかのファイルやプログラムが無くなっていた件、書類や写真、音楽、ビデオなど大切な書類が消失した件など、状況は様々のようです。
ちなみに、マイクロソフトの公式フォーラムでは”23年分のファイル、220GBのデータ削除”も報告されています。
一般的には、Windowsアップデートする際には、Windows.oldというフォルダが作成され、以前のバージョンでのデータが格納されるようになっています。必要に応じて、OSを以前のバージョンに戻すことも可能です。
Windows.old フォルダからデータを復元する手順
1. PC>ローカルディスク(C)をクリックして、Windows.oldフォルダを探します。
2. Windowsアップグレートにした後、紛失されたファイルを探します。
3. フォルダから必要なファイルをコピーして、Windows10のフォルダに貼り付けます。
注意:Windows.oldのファイルを見つけられない原因の一つは、Windows.oldフォルダを隠したかもしれません。隠したファイルを表示する方法は、記事 「Windows 10で隠しフォルダ・隠しファイルを表示する方法」を参考してください。
しかしながら、今回のWindows 10へのアップグレードで起こったファイル損失では、このWindows.oldのファイルが完全に紛失されたという事例が多いようです。このような場合、不意に失ってしまったデータを復旧させることは不可能なのだろうかと落ち込んでいるあなた。心配はいりません。以下で簡単に行える対処法から、強力なデータ復旧ソフトウェアまで紹介しますので、手順に従って試してみてください。
Windows 10アップグレードの過程中、一部のデータがクラッシュ、システムエラーなどの原因で紛失される可能性があります。しかし、その紛失データが上書きされない限り、復元することが可能です。
ここで、頼もしいデータ復旧ソフト―EaseUS Data Recovery Wizardを皆さんにお薦めします。システムアップグレードだけでなく、誤削除、誤フォーマット、ディスクRAW化などの原因で紛失されたデータを復元することも可能です。より重要なのは、システムアップグレードを行う前に、大事なデータをバックアップすることです。
ステップ1.更新後のWindows 10パソコンでこのデータ復元ソフトをダウンロードして起動してください。ディスク情報を読込んだ後の初期画面でスキャンを行うディスクを選択してください。次に、スキャンに入ります。
ステップ2.スキャンが終わると、左側にリストされたフォルダから失ったデータをご確認ください。フィルターでデータ種類(画像/ドキュメント/ビデオ/オーディオ/メールなど)や他の条件を設定することで検索範囲を縮小可能です。
ステップ3.検出されたデータをご確認の上、チェックして「リカバリー」ボタンを押すと、指定場所に保存することができます。
Tip:リカバリーした後のデータが開けなくなる場合、「復元候補」からもう一度復元してみてください。破損状態がひどく、ディレクトリ情報が失ったデータがここで見つけます。
Windows 10にアップグレードした後、データ紛失のケースがよく発生しています。そこで、プロなデータ復元ソフトを用意しておくのは、データ復元作業を早めに対応可能です。また、データの被害を最小限に抑えるために、定期的にバックアップを取るのも一つの手です。バックアップの方法では、外付けストレージを使うことでバックアップすることもいいし、自動的にデータをバックアップするソフト利用するのもOKです。
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