対処法:外付けHDD容量がおかしい/異常に減少した

Tioka |カテゴリ:データ復旧| 2025年09月25日に更新

概要:

外付けHDDの記憶容量がいつの間にか大幅に減少して、データも大量に紛失してしまいました。このような場合は、どうしたらいいですか。この記事では、容量が異常な外付けHDDからデータを復元して、HDDの容量が異常な問題を完璧に解決する方法を皆さんにご紹介します。

外付けHDDの容量がおかしいないって思ったら?

本文の一番先にマイクロソフトのコミュニティーで投稿したユーザーが実際に遭った問題を見てみましょう。

「dynabookT554 ,Windows 8.1に外付けHDD HDR-U2.0EK(i-o DATA製)を使用してデータをバックアップ等していたのですが、いつの間にか記憶全容量が2.0TBから31.9GBに減少してしまい、容量不足でバックアップ用として使用できなくなりました。しかも名前もローカル ディスク(F)から回復(F)に変更されています。この回復(F)をデータのバックアップを取った後にフォーマットしてみましたが、当初の2,000GB(2.0TB)に復元できず、31.9GBのままです。この外付けHDD 回復(F)の容量を当初の2.0TBに復元する方法を教えて頂ければ幸いです。」― マイクロソフトコミュニティより

いつも使っている外付けHDDの容量が規格の容量よりはるかに少ない問題、または容量が大幅に減少した問題がたまに起きています。それでは、このような問題を解決すればいいですか?本文では、完璧な対処法を皆さんに紹介してきたいと思います。

外付けHDDの容量がおかしい問題の解決方法

上記のように、外付けHDDの容量が異常に減少しておかしくなった場合、また、ハードディスク内でデータが満杯になっていて、容量の急減少によってデータを大量に紛失してしまった場合は、この問題を解決して外付けHDDを正常な状態に戻すには、不可欠なステップは2つあります。データのセキュリティを確保するため、まずデータを復元する必要があります。データを復元して正常に開くことを確認した後、またこの外付けHDDの容量異常問題を解決したほうがいいでしょう。

1.容量異常な外付けHDDからデータを復元

問題の解決に移る前に、その中のデータのバックアップを事前に取るのは無論なことです。それに、もし可能であれば、既に紛失してしまったデータを復元してくれれば助かります。

ここで、高機能なデータ復旧ソフトを使って容量減少によって消えてしまったデータを復元する方法を皆さんに紹介します。詳細なガイドは下記のようになっています。

ステップ1.場所の選択

ソフトウェアを起動し、USBメモリ/外付けハードディスクをパソコンに接続します。ソフトウェアが自動的に検出します。そのデバイスを選択し、「紛失データの検索」をクリックします。

※手動的に「↻」をクリックして情報を更新することもできます。

ステップ2.スキャンとファイルの選択

スキャンが終わったら、メニューで「フォルダ」あるいは「種類」をクリックしてください。そして、展開されたリストでファイルのフォルダまたは種類を選択してください。ファイル名が知っている場合は、直接に検索することもできます。フィルターを利用し、もっと便利に目標のファイルを探せます。

復元したいファイルを素早く指定し、プレビューすることができます。

ステップ3.復旧場所を選んで復元

復元したいファイルを選択してから「復元」をクリックしてください。選択されたファイルの保存場所を指定して復元を終えます。

※ファイルの上書きを避けるため、復元されたファイルを元場所と異なるディスクで保存したほうがいいです。

🎞️EaseUS Data Recovery WizardでHDDのデータを復元するチュートリアル動画:

2.Windowsの内蔵ディスク管理ツールで問題を解決

いつの間にか、大容量ハードディスクの容量が大幅に減少した場合は、どうしたらいいですか。この部分では、外付けHDDの容量が異常である場合の問題に対する対処法を書いていきますので、参照してみてください。

一般的には、外付けHDDを回復ドライブとして使っていれば、そのハードドライブの容量が大幅に減少することがあります。それでは、どうすればディスクを元の正常状態に戻せますか。

外付けHDDの容量が急に大幅に減少する場合、使用可能な容量以外、全て未割当容量になっているはずです。その場合、元々のボリュームを削除してから、新しいボリュームを作成するとよいです。

「外付けHDD容量異常」問題を解決する操作ガイド

  • Windows + X キーを同時に押すことで「ディスクの管理」画面に移動してください。それから、外付けHDDを右クリックして「ボリュームの削除」をクリックします。ここでボリュームの削除が完了です。
  • 「未割り当て」を右クリック > [新しいシンプル ボリューム] でパーティションを作り直す。

※:すべての未割当領域を1つのパーティションにする場合は、「最大ディスク領域」欄と同様のサイズを入力して下さい。

補充:内蔵HDDやSSDの空き容量がおかしい状態になる原因と対策

外付けHDDだけではなく、内蔵HDDやSSDの容量が異常である場合にも上記の方法が参考になれます。その上で、内蔵HDDやSSDの容量がおかしくなるとき、ここでは2つの方法を補充したいです。

HDDの空き容量が十分にあるのに、なぜ「空き容量がたりません」というメッセージが表示されています。HDDやSSDの容量がおかしい状態になってしまう原因は主に2点があります。1点目は、Windowsのアップデートの原因です。2点目は、ファイルシステムが破損していることです。ファイルシステムを修復することによってHDD容量が正しく表示される可能性があります。

ファイルシステムの修復手順

  • 検索ボックスに「cmd」と入力して、「コマンドプロンプト」を「管理者として実行」で開きます。
  • 「chkdsk c: /f /v /x」と入力してEnterキーを押します。
  • 次に「Y」と入力し、Enterキーを押してからパソコンを再起動すると「chkdsk」が実行されます。

注意:「chkdsk」での修復作業はデータが上書きされる可能性もあるので、必ず事前にバックアップを取ってください。

また、Windowsアップデートした後に、アップデートファイルと以前のバージョンのデータがディスクに残っているので、アップデートファイルを削除すると、正しい空き容量が表示されるかもしれません。

Windowsアップデートした後の修復手順

  • 検索ボックスに「ディスクのクリーンアップ」に入力して、プログラムを起動します。
  •  次は、Cドライブを選択して、「システムファイルのクリーンアップ」をクリックします
  •  再度ドライブの指定ウィンドウが表示されるので、Cドライブをもう一回選択します。
  •  すると、削除するファイルで「Windows Updateのクリーンアップ」と「Windowsアップグレードログファイル」のチェックボックスをオンにしてから「OK」をクリックします。

まとめ

本記事では外付けHDD容量がおかしくなる状態になる対処法を紹介しました。いかがでしょうか?この問題を修復する途中で、データが失われるリスクが潜るので、データ復元ソフトを準備しておくと、いざという時に、役に立ちます。ぜひ無料体験してみてください。

よくある質問

1. 外付けHDDの容量が急に大幅に減ったのはなぜですか?

いくつかの原因が考えられます。代表的なものは以下の通りです:

  • 隠しファイルやシステムファイルが大量に存在している
  • ごみ箱にデータが残ったままになっている
  • パーティションが分割されていて、使用可能領域が制限されている
  • ファイルシステムのエラーや破損
  • ウイルスやマルウェアの影響

「エクスプローラー」で右クリックし「プロパティ」から表示されるサイズと、ディスク管理での容量が一致しているか確認してください。

2. 実際にはデータを保存していないのに、容量が使用済みと表示されます。どうすればいいですか?

隠しファイルや不完全な削除ファイルが残っている可能性があります。以下の方法を試してみてください:

  • エクスプローラーの「表示」タブで「隠しファイルを表示」にチェックを入れる
  • ディスクのクリーンアップを実行する
  • 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、chkdskコマンドを実行してエラーをチェックする

3. 「ディスクの管理」で見ると、未割り当て領域があります。これも容量が足りない原因ですか?

はい。未割り当て領域が存在する場合、その部分は使用できない状態です。その場合は:

  • 「ディスクの管理」を開く(Windows + X → ディスクの管理)
  • 未割り当て領域を右クリックし、「新しいシンプル ボリューム」を作成する

もしくは、既存のパーティションを拡張することで対応可能です。