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ディスクの論理障害を修復する方法

NANA
更新者:NANA 2024/03/19
   
chalk
執筆者:chalk
   

主な内容:

概要:

破損したハードディスクを修復させるには、どうしたらいいですか?Windows 11/10/8.1/8/7でHDDを修復させる方法は主に7つあります。この記事で、その6つの方法と手順をご紹介します。また、EaseUS Data Recovery Wizardを使えば、破損したHDDにアクセスし、データを復旧させることも可能です。

EaseUS Data Recovery Wizard

フォーマットせずに破損したHDDを修復させる方法(Windows 11/10/8/7)

ハードドライブの破損は、不良セクターやファイルシステムエラー、また物理的損傷によって起こります。この記事では、大切なデータのたくさん入ったハードディスクを破損してしまった時に役立つ7つのTipsを紹介します。この記事で紹介する方法を使って、破損したHDDのデータを修復させましょう。

HDDが破損する主な原因と不具合

ハードドライブが破損すると、認識されなくなったり、アクセスできなくなったりします。内部ハードディスクか、外部ハードディスクかどうかに関わらず、一般的にみられる原因や不具合があります。

HDDが破損する原因

破損したHDDにみられる不具合

  • 電源や接続エラー
  • ウイルス感染
  • ファイルシステムエラー
  • 不良セクター
  • ソフト・ハードウェアー不具合
  • 物理的な衝撃

以上のような状況になった場合は、破損しているHDDを何らかの方法で復旧させる必要があります。有力な6つの方法を試す前に、簡単なチェックから行います。

  • 電力供給がきちんと行われているか。
  • USBポートを変更して試す。
  • 他のPCで認識されるか試す。
  • ドライブレターを変更してみる。

ヒント:HDDに重要なデータが入っている場合は、データの保護を先に行いましょう。データを復旧させるためには、データ復旧ソフトが必要です。ちなみに、EaseUS Data Recovery Wizardがおすすめです。

方法1:電源・接続を確認して解決

原因:電源と接続エラー

使用しているハードディスクが、外付けHDDの場合、まず接続状況を確認してみます。記憶媒体自体が、USBポートから電力を使用している可能性があります。また、使用しているパソコンのUSBポートの接続状況がよくない場合もあるので、他のUSBポートを試すか、他のパソコンに接続して認識されるかどうか確認します。それでもダメな場合は、電力が正しく供給されているか確認します。

ステップ1:パソコンを起動し、「エクスプローラー」>ハードドライブの項目上で右クリック>「プロパティ」を表示する。

ステップ2:ツール」>「エラーチェック」から「チェック」を選択する。

ハードドライブのプロパティ中のエラーチェッカーを利用してハードドライブの診断をする

ステップ3:ディスクのスキャンを開始し、検証する。

ステップ4:スキャン等が全て完了したら、起動しているプログラムをすべて閉じ、パソコンを再起動されてHDDが認識されるか再度確認する。

方法2:ウイルス対策ソフトで解決

原因:HDDがウイルス感染している場合のエラー

ウイルスやマルウェアが原因で起こるハードドライブ破損は、よく知られていると思います。このような原因で、HDDの破損が起こってしまった場合、アンチウイルスソフトのスキャンで、解決できることもあります。主な手順としては、ハードドライブをPCに接続し、ウイルス対策ソフトでスキャンを行います。Bitdefender, Norton, Kaspersky, Avast, AVGなど現在ご使用のもので問題ありません。今回は、Windows Defenderを使用した方法を紹介します。

ステップ1:設定」>「更新とセキュリティ」>「Windowsセキュリティ」を選択。

ステップ2:ウイルスと脅威の防止」をクリック。

ステップ3:現在の脅威」項目から、PC上のウイルスをスキャンし、検証する。

windowsセキュリティで現在の脅威をスキャン

方法3:SFC(システムファイルチェッカー)で解決

原因:ファイルシステムエラー

SFC(システムファイルチェッカー)は、コンピューター上のファイルに関する問題をチェックするための、Windows 10 のユーティリティです。この方法を使えば、HDD破損につながったWindowsシステムファイルを修復することができるかもしれません。

ステップ1:タスクバーの検索ボックスに「コマンド プロンプト」と入力し、右クリックまたは長押し> [管理者として実行]>[はい] の順に選択。

ステップ2:以下のコマンドを入力しエンターを押す。

  • sfc /scannow

sfcでファイルシステムを修復

外付けデバイスの場合、以下のコマンドを入力。(c:をご自身のドライブレターに変更してください。)

  • sfc /scannow /offbootdir=c:\ /offwindir=c:\windows

ステップ3:スキャンが完了するのを待ち、システムを再起動する。その後、ドライブにアクセスできるか確認する。

方法4:コマンドプロンプトで解決

原因:ファイルシステム、不良セクターによるエラー

CHKDSKは、ボリュームのファイルシステムやファイルシステムメタデータで論理エラーと物理エラーを確できます。ですので、ハードウェアに対する対処方ではなく、ソフトウェアに対する操作を行い解決する方法です。

パラメーターを指定せずに使用した場合、 chkdskではボリュームの状態のみが表示され、エラーは修正されませんが、/F、 /r、 /x、または/bパラメーターと共に使用すると、ボリューム上のエラーが修正されます。

例えば、/fでは、CHKDSKによって、ディスク上のエラーを修正することができます。また、/rでは、不良セクターを特定し、読み取り可能な情報を回復できます。さらに、/xでは、必要に応じて、最初にボリュームを強制的にマウント解除します。

ステップ1:検索バーから、cmdと入力する。

ステップ2:コマンドプロンプトが表示されたら、右クリックし、管理者として実行を選択する。

ステップ3:以下のコマンドを入力する。(Eの部分をご自身のドライブレターに変更してください。)

  • chkdsk E: /f /r /x

chkdskでハードドライブの診断を行い、エラーを修復する

方法5:ディスクドライバーをアップデートして解決

原因:ディスクドライバーの問題

もし、他のPCにHDDを接続して、認識された場合は、普段使っているPCのディスクドライバーをアップデートしていないことが原因かもしれません。以下の方法で、ディスクドライバーによるエラーを修復できます。

ステップ1:エクスプローラー」>「PC」>「マイコンピューター」上で右クリックをし、「プロパティ」を選択。

ステップ2:デバイスマネージャー」>「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を開く。

(ここで、使用しているディスクドライバーが古すぎる場合、黄色い「!」が表示されます。)

ステップ3:更新したいディスクドライバー上で右クリックし、ドライバーのアップデートを行う。

ステップ4:その後、「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」を選択する。

ディスクのドライバーを自動的に更新

方法6.ディスクのサーフェステストを行う

ディスクのサーフェステストを行うことで、ディスク表面部分の不良セクタを検査することができます。サーフェステストを行って、ディスク表面部分が不要セクターが多すぎる場合、新しいディスクを買い替えないといけません。

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ステップ1. 「EaseUS Partition Master」を実行して、スキャンしたいディスクを選択して、右クリックします。下記画面が表示されたら、「サーフェステスト」機能を選択します。

サーフェステストのステップ1

ステップ2. EaseUS Partition Masterはセクターバイセクターでディスク表面を検査します。不良セクターが発見されたら、ソフトは赤色で表記します。

サーフェステストのステップ2

方法7:データ復旧ソフトで、破損した内蔵/外付けハードドライブからデータを復旧させて解決

もし、破損してしまったハードドライブに重要なデータが残っている場合、フォーマットやその他の操作をする前に、まずはデータを取り出した方が安全です。この場合、データ復旧ソフトを使用すると、簡単に確かなデータ復旧を行うことができます。そこで

オススメなデータ復旧ソフトが、EaseUS Data Recovery Wizardです。EaseUS Data Recovery Wizardを使えば、RAW形式になってしまったドライブのデータも読み取ることが可能です。

EaseUS Data Recovery Wizardのデータ復旧率は、非常に高いので、かなり信用できるデータ復元ソフトです。

まずは、無料版で信頼できるデータ復旧を体験してみましょう。

ステップ1.ソフトのインタフェースで外付けHDDのドライブを選択して、[スキャン]をクリックします。

 ハードディスク 復旧1

ステップ2.スキャンはすぐ開始されます。まず、削除されたファイルを検索し、選択したドライブを全体的にスキャンします。

 ハードディスク 復旧2

ステップ3.スキャン結果の中で復元したいデータを選択して、「リカバリー」をクリックします。

ハードディスク 復旧3

ヒント:HDDデータを安全に保管するためには・・・「データを頻繁にバックアップする」

データ復旧や復元は可能ではありますが、データが全て戻ってこない場合や、一部が破損したままということも考えられます。そうなる前に、データをバックアップして、保管しておくことが重要です。

頻繁にデータのバックアップをするのは、面倒だし手間がかかるという方にオススメなのが、ファイルバックアップソフトのEaseUS Todo Backupです。

EaseUS Todo Backupを使えば、簡単に確実にデータをバックアップし、データ損失を未然に防ぐことができます。このソフトを使ったバックアップは、スケジュールやパスワード込みで行われ、システム自体、様々な形式のファイル、全ディスクやパーティションのバックアップまで可能です。

Windows 10用のバックアップ・リカバリフリーソフト-EaseUS Todo Backup Free

無料ダウンロードWindows向け
クローンのアイコンフル/増分/差分バックアップ 自動バックアップのアイコン バックアップと復元

まとめ

上記で紹介した6つの破損HDD修復方法を参考に、大切なデータの復旧を行ってみてください。

より簡単に、破損したHDDを修復したい場合、EaseUSのデータ復旧ソフトがオススメです。このソフトは、一般的なデータ復旧に加え、破損したMP4・MOVファイルの修復や、フォーマットしてしまったHDDの復元などにも使用できる優れものです。

HDDの修復に関するよくある質問(FAQ)

1.なぜハードドライブが破損してしまったのですか?

ハードドライブデータの破損は、システムがファイルへのデータ書き込みを正しく完了できなかったり、ファイルのセグメントにアクセスできなくなったりする時に起こります。物理的破損の場合、外部からの衝撃や劣悪な使用環境が原因と考えられます。HDD破損の原因についての詳しい情報は、この記事でも紹介しているので参考にしてみてください。

2.破損したHDDはどうやって修復できますか?

  • 電源・接続を確認
  • ウイルス対策ソフト
  • SFC(システムファイルチェッカー)
  • コマンドプロンプト
  • ディスクドライバーをアップデート
  • データ復旧ソフト 等で破損データを修復することができます。

3.ハードドライブは、ウイルス感染によって破損しますか?

ウイルスは、ハードドライブ内に保存されたデータに影響を及ぼします。

4.フォーマットは、破損したHDDを修復することができますか?

はい、できます。しかし、フォーマットによるHDD修復は、データの損失が伴います。そのため、破損HDD内に保存されたデータが全て消えても問題ない方は、フォーマットを行って、HDDを修復するのも一つの手です。破損したHDD内のデータが消えたら困る方は、EaseUS Data Recovery Wizardなどのデータ復旧ソフトを使用して、データを安全に復元するか、EaseUS Todo Backupなどのデータバックアップソフトで、未然にデータ損失を防ぎましょう。

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