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【2023ガイド】コマンド プロンプトの起動方法と使い方

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モンディー | カテゴリ: パーティション管理 | 2023年06月06日に更新

概要:

コンピューターを管理するためのコマンド プロンプトについて何か知っていますか。また、コマンド プロンプトでPC上の問題をトラブルシューティングするにはどうすればいいのかが分かりますか。このページでは、コマンド プロンプトを使いこなし、PC上の通常の問題を解決する方法を初心者向けにご説明します。

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コマンド プロンプトでどんなコマンドを実行すれば、ディスク パーティションを管理したり、ディスク エラーを解決したりできますか。コマンド プロンプトについてほとんど知らない方は、この記事を読み続けてください。コマンド プロンプトを使いこなすための完全ガイドはWindowsパソコン初心者向けに提供されます。

ご注意:Windows初心者の場合、Windowsパソコンでコマンド プロンプトのコマンド実行中にエラーが発生しないように、コマンド ラインを入力する際には細心の注意を払う必要があります。

では、Windowsの専門家のようにコマンド プロンプトをマスターしてみましょう。

コマンド プロンプトの概要

コマンド プロンプトはWindowsオペレーティング システムに対する命令を実行するコマンド ライン インタプリタです。Windowsコマンド プロセッサとも呼ばれますが、コマンド ライン シェルやCMDとしてよく知られています。また、cmd.exe、MS-DOS、または「DOSプロンプト」と呼ばれることもあります。

コマンド プロンプト

コマンド プロンプトはWindows管理者やITプロフェッショナルによって広く使用されていますが、Windows初心者の間ではあまり知られていません。コマンド プロンプトには280以上のコマンドがあり、各コマンド ラインはさまざまな問題を解決するように設計されています。コマンド ラインの入力と実行は非常に複雑であるため、代わりにコマンド プロンプトの代替ツールに頼るWindows初心者が多くいます。

Windows初心者として、コマンド プロンプトを使いこなし、それを使ってWindowsコンピューター、ハード ドライブ、さらには外部ストレージ デバイスの基本的な問題を解決したいのなら、こちらの完全なガイドに従ってください。

Windows 11/10またはそれ以前のWindows OSでコマンド プロンプトを開く方法

Windowsコンピューターでコマンド プロンプトを起動する方法がたくさんあります。ここでは、PC上でコマンド プロンプトを即座に開くための5つの一般的な方法をご紹介します。一緒に見てみましょう。

#1.Windows+Xキーを押す

Windows 11/10/8.1/8でコマンド プロンプトを開くには、「Windows」+「X」キーを同時に押して「コマンド プロンプト(管理者)」を選択します。

「コマンド プロンプト(管理者)」を選択します

#2.スタート メニューからコマンド プロンプトを開く

Windowsスタート メニューを開き、下にスクロールして、「Windowsシステム ツール」フォルダからコマンド プロンプトを見つけてクリックします。この方法は、Windows 10/8.1/8またはそれ以前のバージョンに適用されます。

「Windowsシステム ツール」フォルダからコマンド プロンプトを見つけてクリックします

#3.検索ボックスにコマンド プロンプトを入力する

「Windows」+「S」キーを同時に押して検索ボックスを開きます。そこに「cmd」または「コマンド プロンプト」と入力し、検索結果から「コマンド プロンプト」を右クリックします。

次に、「管理者として実行」を選択します。これにより、Windows 11/10/8.1/8/7コンピューターでコマンド プロンプトが起動します。

「管理者として実行」を選択します

#4.「ファイル名を指定して実行」ダイアログを呼び出す

「Windows」+「R」キーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを呼び出します。ダイアログに「cmd」と入力して、「OK」をクリックします。この方法はすべてのWindowsオペレーティング システムに適用されます。

ダイアログに「cmd」と入力して、「OK」をクリックします

#5.タスク マネージャーからコマンド プロンプトを開く

「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーを同時に押してタスク マネージャーを開き、「ファイル」>「新しいタスクの実行」を選択します。そして、「新しいタスクの作成」ダイアログに「cmd」と入力して「OK」をクリックします。

「新しいタスクの作成」ダイアログに「cmd」と入力して「OK」をクリックします。

上記の5つの一般的なオプションを除いて、Windows PCでコマンド プロンプトをすばやく開く方法が他にもたくさんあります。詳細については、こちらのページを参照してください。

コマンド プロンプトの最も基本的なコマンド

上記で紹介したように、Microsoftは、Windows管理者や開発者がコマンド プロンプト経由でWindowsコンピューター上でさまざまなタスクを実行するために、280以上のコマンドを設計しました。

しかし、Windows初心者にとって、これらすべてのコマンドを覚えているのは無理でしょう。そのため、コマンド プロンプトの最も基本的なコマンドがいくつか選び出されました。

すべてのコマンド

これら8つの基本的なコマンドを除いて、コマンド プロンプトで実行可能なコマンドは他にもたくさんあります。詳細については、こちらのページを参照してください。

Windows 11/10でCMDを使いこなしてディスク パーティションを管理する方法

コマンド プロンプトでさまざまなコマンドを実行すると、Windows 11/10またはそれ以前のWindows OSでハード ドライブやストレージ デバイス上のエラーを修正することができます。次に、主なコマンドについてご紹介します。

#1.CHKDSK‐ファイル システム エラーをチェックして修復する

「CHKDSK」コマンドは、Windows PC上でハード ディスクのエラーをチェックして修復し、「外付けハード ドライブにアクセスできない」などの問題に対処することを目的としたものです。

手順1.上記の5つの方法でコマンド プロンプトを開き、管理者として実行します。

手順2.「chkdsk E: /f /r /x」と入力すると、内部または外部のハード ドライブ上のファイル システム エラーが検出されたら、自動的に修復されます。

「E:」をターゲット パーティションのドライブ文字に置き換えてください。

ターゲット パーティションのドライブ文字に置き換えてください

#2.Format‐デバイスをフォーマットし、ファイル システムを変更する

「format」コマンドは、デバイスのファイル システムをFAT32/NTFS/exFATに変更するために使われます。それに、RAWになったHDDのエラーやその他の不明なディスク エラーを修正するのにも役立ちます。例えば、CMDを使ってUSBをフォーマットします。

手順1.管理者としてコマンド プロンプトを起動します。

手順2.次のコマンド ラインを順番に入力して、ターゲット デバイスをフォーマットします。

  • diskpart
  • list disk
  • select disk 2(「2」をUSBドライブの番号に置き換えます)
  • list volume
  • select volume 10(「10」をフォーマットしたいボリュームの番号に置き換えます)
  • format fs=ntfs quick(「ntfs」を「FAT32」や「exFAT」に置き換えることも可能です)
  • exit

コマンド ラインを入力

#3.Convert‐ディスク タイプをMBR/GPTに切り替える

コマンド プロンプト経由によるディスク タイプの変換操作はすべてのパーティションを削除するため、データ損失が発生しまいます。ですから、CMDを使用してディスクをMBR/GPTに変換する場合は、ターゲット デバイス内のすべてのファイルを事前にバックアップしておくことを忘れないでください。

関連記事:MBRとGPTの違い、それぞれの特徴、確認方法、相互変換方法などに関する完全解説

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コマンド プロンプト経由でディスク タイプを切り替える方法は次のとおりです。

手順1.CMDを管理者として開きます。

手順2.以下のコマンド ラインを順番に入力して実行します。

  • diskpart
  • list disk
  • select disk *
  • clean
  • convert mbr(またはconvert gpt)

コマンド ラインを入力

#4.Clean/Clean All‐ハード ドライブをクリーンアップするか、消去する

ハード ドライブをクリーンアップまたは消去するための迅速かつ効率的な方法をお探しの場合は、「Clean」や「Clean All」コマンドがそのニーズに応えられます。「Clean」コマンドはデバイス上のすべてのパーティションをフォーマットして削除しますが、「Clean All」コマンドはディスク上のすべてのデータを完全に消去します。

HDD、SSD、さらには外部のストレージ デバイスの処理にどのコマンドを実行するかが明確になったら、次の手順に従ってください。

手順1.PCでコマンド プロンプトを管理者として実行します。

手順2.次のコマンド ラインを入力するたびに「Enter」キーを押します。

  • diskpart
  • list disk
  • select disk *
  • clean(またはclean all)
  • exit

コマンド ラインを入力する1

#5.Create‐プライマリ パーティションや論理ドライブを作成する

新しいハード ディスクをパーティション分割したい場合、コマンド プロンプトで「Create」コマンドを実行して、ディスク上にプライマリ パーティションや論理ドライブを作成することをお勧めします。手順は次のとおりです。

手順1.Windowsパソコンで管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

手順2.次のコマンド ラインを入力するたびに、「Enter」キーを押します。

  • diskpart
  • list disk
  • select disk *(*をターゲット ディスクの番号に置き換えます)
  • list partition
  • create partition primary size=*(作成したいプライマリ パーティションのサイズをMB単位で入力します。このコマンドを「create partition extended size =*」や「create partition logical =*」に置き換えることも可能です)
  • assign letter=*
  • exit

コマンド ラインを入力する2

追加:CMD代替ツールのEaseUS Partition MasterでWindowsディスクの管理とパーティション分割を行う

前述したように、コマンド プロンプトで問題を解決するには、さまざまなコマンド ラインを入力する必要があります。少し複雑に思えるかもしれません。そのため、信頼できるCMD代替ツールであるEaseUS Partition Masterを使うことを推奨します。このプロのパーティション管理ソフトを利用すると、専門家のようにパーティションを自分でたやすく作成したり、管理したり、ディスク パーティションのパフォーマンスを最適化したりできます。

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EaseUS Partition Masterでパーティションを作成する手順は次のとおりです。

1.ソフトを運行して、ディスク上に未割当容量があるかどうかををチェックします。そして、「領域の割り当て」を選択します。

SSDでの余ったスペースをチェック

2.目標ボリュームのサイズを調整してパーティションを作成します。確認した後、「OK」をクリックします。

「パーティション作成」を選択

3.最後は、「1個のタスクを実行」をクリックして、新しいパーティションの作成が完成します。

タスクの実行

コマンド プロンプトを使ってWindowsのファイルを管理する方法

パーティションの管理に加えて、コマンド プロンプトは、Windowsのファイルを管理したりファイルの問題を修正したりするためにも使われます。次に、Windowsパソコンでコマンド プロンプトを利用してコマンド経由でファイルを管理する方法についてご説明します。

#1.Del‐ファイルを削除する

「Del」コマンドはごみ箱をバイパスしてデバイス上のファイルやコンテンツを完全に削除するように設計されています。したがって、重要なファイルを紛失しないように、コマンドを実行するときに細心の注意を払う必要があります。

手順1.管理者としてコマンド プロンプトを起動します。

手順2.次のコマンド ラインのいずれかを実行して、デバイス上の不要なファイルやフォルダを削除します。

  • del /s C:\Users\Tim\Documents\Adobe\*.*(「C:\Users\Tim\Documents\Adobe\*.*」をドライブから削除したいファイルやフォルダのディレクトリに置き換えます)
  • del C:\User\Tim\Downloads\*.exe(「C:\User\Tim\Downloads\」を他のパスに、「*.exe」を他のファイル拡張子に置き換えると、別のドライブから他の形式のファイルを削除可能です)

関連記事:不要なファイルを復元不可能な状態へ|ファイルを完全に削除する方法

#2.Copy‐ローカル ドライブ間でファイルをコピーして移動する

コマンド プロンプトでは、ファイルやフォルダを削除するだけでなく、Windows PC上のローカル ドライブから別のローカル ドライブにファイルをコピーして移動することもできます。詳しい操作手順は次のとおりです。

手順1.管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

手順2.次のコマンド ラインのいずれかを入力して「Enter」キーを押します。

copy c:\**.txt e:

これにより、すべての.txtファイルがCドライブからEドライブにコピーされます。「**」をターゲット ファイルの名前に置き換えたり、「.txt」を他のファイル拡張子(.xlsなど)に置き換えて他の種類のファイルをコピーしたりすることが可能です。また、「c:」/「e:」を他のドライブ レターに置き換えることもできます。

Xcopy C:\test D:\test /E /H /C /I

これにより、すべてのファイルがCドライブからDドライブにコピーされます。「C:」や「D:」は他のドライブ レターに置き換えられます。

各コマンド構文の意味:

  • /E‐空のサブディレクトリも含め、すべてのサブディレクトリをコピーします。
  • /H‐隠しファイル属性とシステム ファイル属性を持つファイルをコピーします。
  • /C‐エラーを無視します。
  • /I‐コピー先のディレクトリが存在しない場合は新しいディレクトリを作成します。

関連記事:大容量ファイルを他のドライブに移動する方法

#3.Attrib‐隠しファイルや失われたファイルを表示する

ファイルがストレージ デバイス上で見つからない、または隠されている場合は、このコマンドがお役に立ちます。

手順1.Windows PCで管理者としてCMDを開きます。

手順2.次のコマンド ラインを入力するたびに「Enter」キーを押すことで、隠しファイルを確認します。

  • chkdsk E:/f 
  • Y
  • E
  • attrib -h -r -s E:\*.* /s /d

「E:」は対象デバイスのドライブ文字に置き換えてください。これにより、ディスク エラーは修復され、ストレージ デバイスから隠しファイルや紛失したファイルはすべて表示されます。

関連記事:Windows 10で隠しフォルダ・隠しファイルを表示する方法

結論

このページでは、コマンド プロンプトとは何なのか、Windows PCでコマンド プロンプトを起動する方法、そしてコマンド プロンプトの最も基本的なコマンドで何ができるのかについて説明しました。それに加えて、これらのコマンドを実行してさまざまな問題を解決するための詳しい操作ガイドも提供しました。

コマンド プロンプトは強力かつ効率的なツールですが、コマンド ラインを間違えて入力すると危険です。そのため、コマンドを実行するときは十分注意してください。

コマンド プロンプトの最良の代替手段を使ってディスク管理を行いたい場合は、EaseUS Partition Masterを使ってみてましょう。

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また、PCでコマンド プロンプトが動作しない場合は、その代替ツールを使って最初にタスクを実行することをお勧めします。それから、問題を修正するために、CMDを動作可能にするか、システムの復元を実行してコマンド プロンプトを初期状態に戻してみます。ステップバイステップのガイドについては、こちらのページ(https://jp.easeus.com/partition-manager/command-prompt-not-working-in-windows-10.html)を参照してください。

コマンド プロンプトに関するよくある質問

1.コマンド プロンプトはどんな場合に使われますか?

ファイルやフォルダに対して作成、コピー、削除、移動などの操作を行いたい場合、または新規作成、サイズ調整、フォーマットなど、ディスクやパーティションを管理したい場合にコマンド プロンプトが使われます。

2.コマンド プロンプトとPowerShellの違いは何ですか?

コマンド プロンプトとPowerShellはどちらもコマンドを用いてWindowsの操作を行うためのツールで、役割的にはほぼ同じです。PowerShellはコマンドレットと呼ばれる独自のコマンドを用いますが、コマンド プロンプトの後継ツールとなり、さらに細かな命令を実行できます。

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